2024年度前期エディトリアルデザイン・演習

曜日・時限 月曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HB330217,HW330217
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 渡部 隆志
渡部 隆志
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%b8%a1%e9%83%a8%e3%80%80%e9%9a%86%e5%bf%97

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目的

【編集によるコンテンツバリューの向上と印刷メディアの現在】
エディトリアルデザインは、編集と出版に向けた図書設計のことを指します。現代では、編集と出版のプロセスおよびワークフローにおいて、コンピュータによるデジタル環境での統合的な情報処理がおこなわれています。
情報の抽出・関係化・解釈といった「編集」を中心に据えて、エディトリアルデザインにおけるアプリケーションソフトウェアの複合利用による課題制作を通して、情報のビジュアライズとパッケージングについて考える契機とします。
具体的には、印刷・出版における業界標準となっているAdobeIllustrator、AdobePhotoshopを中心に、ページレイアウトに関するアプリケーションソフトウェアを利用して、出版物におけるテキストの扱いから誌面の構造に対する理解などを経て、雑誌誌面のデザイン制作にあたります。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 授業の概要
グラフィックデザインにおける画面空間
事前学修 シラバスを読んで、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[ビジネスカードのデザイン]に向けてビジネスカードの収集をおこなう(3時間)
2 A・E 課題[ビジネスカードのデザイン制作]1 課題説明・グリッドとトリムマーク 事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[ビジネスカードのデザイン]の制作に取り組む(3時間)
3 A・E 課題[ページレイアウトでのテキスト操作]1 課題説明・ページの基本設計
課題[ビジネスカードのデザイン制作]2 制作
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[ビジネスカードのデザイン]および課題[ページレイアウトでのテキスト操作]の制作に取り組む(4時間)
4 A・E 課題[ページレイアウトでのテキスト操作]2 Illustratorでのページ設計手順
課題[ビジネスカードのデザイン制作]3 提出
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[ページレイアウトでのテキスト操作]の制作に取り組む(4時間)
5 E 課題[ページレイアウトでのテキスト操作]3 制作・提出 事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[ページレイアウトでのテキスト操作]の制作成果について自己検証しておくこと(3時間)
6 A・D 雑誌の体裁
課題[雑誌レイアウトの解析]1 課題説明
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌レイアウトの解析]の制作に取り組む(4時間)
7 A・D 課題[雑誌レイアウトの解析]2 計測項目の確認・制作 事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌レイアウトの解析]の制作に取り組む(4時間)
8 A・D エディトリアルデザインのプロセスとワークフロー
課題[雑誌レイアウトの解析]3 制作・提出
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌レイアウトの解析]の制作成果について自己検証しておくこと(3時間)
9 A・D 課題[雑誌 記事広告のデザイン]1 課題説明・企画構想に向けて 事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌記事広告のデザイン]コンセプトシートの制作に取り組む(3時間)
10 A・E 課題[雑誌 記事広告のデザイン]2 素材収集
タイトルまわりの文字表現
Illustratorでの組版作業
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌記事広告のデザイン]コンプリヘンシブレイアウトの制作に取り組む(4時間)
11 A・E 課題[雑誌 記事広告のデザイン]3 素材収集・組版作業
ビジュアルイメージを整える
編集とは何か
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌記事広告のデザイン]コンプリヘンシブレイアウトの制作に取り組む(4時間)
12 A・E 課題[雑誌 記事広告のデザイン]4 組版作業・提出
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 課題[雑誌記事広告のデザイン]コンプリヘンシブレイアウトの制作に取り組む(4時間)
13 A・I 課題[雑誌 記事広告のデザイン]5 レビュー
レポート試験について
授業アンケートへの回答
事前学修 授業前に更新される講義資料を閲覧し、興味関心のあるキーワードについて調べておくこと(1時間)
事後学修 ポートフォリオとして制作した課題作品の整理と保存に取り組む(4時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

修得する資質・能力:知識・理解力 【DP-W1-1】および【DP-B-1-1】, コミュニケーション力 【DP-W2-1】および【DP-B2-1】, 態度・志向力 【DP-W3-1】および【DP-B3-1】, 創造力 【DP-W4-1】および【DP-B4-1】
この科目を修得することで、デジタルゲーム学科の定めるディプロマポリシー【DP-W-1-1】にある、デジタルゲームを主軸としたエンタテインメントコンテンツ分野の基礎的な専門知識を有し、それらを適切に応用する能力を備えることができます。また、ゲーム&メディア学科の定めるディプロマポリシー【DP-B-1-1】にある、デジタルゲームとエンタテインメントコンテンツ分野における基礎的な専門知識を包括的に有し、それらを適切に応用する能力を備えることを主に、加えてコミュニケーション力、態度・志向力、創造力の修得を目指します。
具体的には、
 ・ページレイアウトに関する知識を前提として、Adobe Illustratorを活用した誌面設計ができる。
 ・視覚表現の技術について理解し、Adobe Photoshopを活用した画像編集ができる。
 ・エディトリアルデザインに関する知識と技術を理解し、制作業務に携われる実務的能力を獲得する。
ことを到達目標とします。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 20% 100% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 20% 40% 30% 30% 100%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 60% 50% 10% 30% 10% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 58% 6% 6% 18% 12% 100%

教科書・参考書

参考書は適宜授業内で紹介します。

オフィスアワー

面接型オフィスアワーは、木曜日2時限10-303渡部隆志教員室にて。
なお、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の場合もあります。事前のメール連絡などがあれば、確実な対応ができるように調整します。
電子メールによる質問は、takashi@oecu.jp まで。
学生各自所有の教材コンピュータを使用し、講義資料ウェブサイトの閲覧、課題制作をおこないます。
講義資料ウェブサイトURLは、http://www.headheart.com/lecture/edi/edi0101.html です。
課題制作に必要となる材料などは、その都度連絡しますので、学生各自で用意してください。
積極的かつ能動的な受講と制作への取り組みが望まれます。

その他

課題作品やレポートは内容チェックの上、授業内での講評や、メディアを活用したコメントとしてフィードバックします。

実務経験のある教員による授業科目

担当教員は1989年のスタジオ設立以来、ビジュアルコミュニケーションデザインの実務に取り組んでいます。その分野は幅広く印刷メディアからウェブ、空間演出デザインまでさまざまな活動を展開してきました。大学内でのさまざまなデザイン案件についても、実務経験を活かし積極的に関わりを持っています。
これまでのデザイン設計事例については、授業内で適宜紹介します。デザインワークにおけるプロフェッショナルとしての視点や思考、多くのメンバーとの協働を通して具現化させるためのコミュニケーションスキルなど、現場での多彩なエピソードも交えて伝えたいと考えています。