2025年度前期音楽制作演習

曜日・時限 火曜日1時限 期別 前期 週時間数 4
ナンバリング HB230803
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 山路 敦司
山路 敦司
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%b1%b1%e8%b7%af%e3%80%80%e6%95%a6%e5%8f%b8

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目的

・この授業は、音楽制作における基礎的な制作技術を養うことを目的とし、音のしくみの基本的な理解と基礎的な技術を修得し、そして創作表現に対する幅広い気づきを得ることを目指す。
・この科目を修得することで、DAW(Digital Audio Workstation)を使用したコンピュータ・ベースによる音楽制作の基本技術と、ソングライティングを中心とした作曲・編曲の基礎を学ぶことができる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンスおよびセットアップ(DAWの基本操作・Loop素材を活用した楽曲制作方法ほか) 事前学修 シラバスをよく読んで、授業内容と流れを把握し、授業内容に関連する資料を収集しておく。(2時間)
事後学修 DAWの機能と操作について確認し、理解をしておく。(2時間)
2 A,C MIDI入力・ソフトシンセを活用した楽曲制作方法 事前学修 MIDIの入力について下調べし、自主的に練習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
3 A,C MIDI入力・音楽理論概説(メロディーとコードの関係について ほか) 事前学修 MIDIの入力について下調べし、自主的に練習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
4 A,C オーディオ編集を活用した楽曲制作方法 事前学修 オーディオ編集について、操作方法の資料を下調べし確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
5 A,C レコーディング収録による楽曲制作方法 事前学修 マイクの種類や特性など、レコーディング機器について下調べし確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
6 A,C オートメーションを活用したサウンド・ミキシング 事前学修 ミックスダウンの実施方法、機器の操作方法などについて下調べし確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
7 A,C 旋律創作の実践 事前学修 自分の中間作品についてプレゼンの内容をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
8 A,C 歌・ボーカルトラックの編集 事前学修 オーディオ編集について、操作方法を確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
9 A,C コード理論の理解・コード進行の実践 事前学修 MIDIの打ち込みについて、自主的に練習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
10 A,C アレンジの基礎(3ピース編成の実施) 事前学修 オーディオ編集について、操作方法を確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
11 A,C アレンジの応用(アンサンブル・オーケストレーションの実施) 事前学修 映像における音楽の使われ方について予習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
12 A,C 生演奏シミュレーションによるMIDI入力の実際 事前学修 映像における音楽の使われ方について予習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(2時間)
13 A,C 楽曲構成およびポスト・プロダクション 事前学修 これまでの授業内容を復習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を見直し、追加課題を自主的に実施しながら復習しておく。(10時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-B-1-1】
・メロディーとコードの関係を理解し、ソングライティングの基礎が身につけられるようになる。
・DAWを使った音楽制作の技術(作曲と編曲)が身につけられるようになる。
・楽曲の仕組みについて、音楽理論に基づき分析的に理解できるようになる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 20% 50% 50% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 50% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

・教科書は特になし
必要な資料は随時紹介する。

オフィスアワー

・オフィスアワーの開設時間と場所は、基本的に前期火曜日、13:15-13:45、教員室または研究室、あるいはオンライン面談で行う。なお、学内外の用務のためオフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。他の学生同士の重複を避け事前調整する必要があるため、予めメール等でコンタクトを取るようにしてください。

その他

・制作に使用するDAWソフトについては、授業内容のレベルを鑑み、基本的にMacOS付属のGaragebandを使用する予定。しかしそれでは本格的なレベルでの制作には不足であるため、可能であればApple Logic Proと同程度かそれ以上の機能を有する有償のDAWソフトの使用を推奨する。また、よりクオリティの高い音楽・音響制作を目指すべく、プラグインソフトウェアについても追加導入を検討されたい。
・ノートPC(Macに限る)を使用するため毎回持参すること。
・持参するPCの音声出力に合うイヤフォンを忘れずに各自用意すること。

・学修に関する到達確認および授業改善のため、アンケート形式で授業内レポートを実施することを予定しており、その全体結果についてはデータ集計してフィードバックを行う。
・個々の制作について途中段階から完成までをアドバイスを中心に指導する。また授業課題や最終課題については講評を行いフィードバックを行う予定である。
・宿題等の評価は授業内でのプレゼンテーション評価や履修生同士での相互評価を実施する。

・定期試験未受験の者はE評価とする。
・私語など、他の人の授業の妨げになる行為をし、かつ注意に従わなかった場合、成績評価を行わない。
・外部からのネットワークによるアクセス等で、不正な手段で出席を登録した者は、その時点でE評価とする。

実務経験のある教員による授業科目

音楽業界およびゲーム業界における音楽制作に関する実務経験を有する教員が本授業の指導を行う。
作曲家・サウンドクリエイターとして音楽制作業務を担当した経験を生かし、音楽及び音響に関する学術的知識や教養を踏まえながら、音楽制作現場における実践的かつ職能的な創作技術を養う。