2025年度後期映像音響演習

曜日・時限 火曜日3時限 期別 前期 週時間数 4
ナンバリング HB330220
開講学科等 総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 山路 敦司
山路 敦司
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%b1%b1%e8%b7%af%e3%80%80%e6%95%a6%e5%8f%b8

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目的

・映像表現において音楽・音響の存在について検討することはその有無を問わず不可欠であり、音楽。音響の演出によって映像における鑑賞者への伝わり方が大きく変化する。映像に関する音楽・音響の制作技術を学び、映像全体の演出について理解することを目的とする。それらの技術と理論の両面で実践することによって、制作現場に対応できる能力を身につけることができる。
・本科目を受講することで、多様な映像表現における音楽制作およびサウンドデザインの技術的獲得とその応用のため研鑽を続けられる姿勢を身に付けることができる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス:映像音楽とは何か・映像音楽についての概説
および映像鑑賞
事前学修 シラバスをよく読んで、授業内容と流れを把握し、授業内容に関連する資料を収集し下調べしておく。(2時間)
事後学修 自分自身が鑑賞したことがある映画やドラマ等あるいはメディア映像、またプレイしたことのあるゲームの音楽についてあらためて整理して捉え直しておく。(2時間)
2 C,D 映像表現効果とメロディーについての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、効果的なメロディーの作法について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(2時間)
3 C,D 映像表現効果とコード進行についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、コード進行について音楽理論的な側面から確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(2時間)
4 C,D 映像表現効果とリズムについての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、効果的なリズムの作法について確認しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(2時間)
5 C,D 撮影手法と音楽演出についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞し、その映像の撮影手法について予め調べ、音楽演出の関係について自分の意見をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(2時間)
6 C,E アコースティックな音楽表現についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、オーケストレーション・楽器法やバンドアレンジについて復習しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。また、追加課題を自分自身で設定・実施しておく。(2時間)
7 C,E エレクトロニックな音楽表現についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、シンセサイザによる音響制作方法について確認をしておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。また、追加課題を自分自身で設定・実施しておく。(2時間)
8 C,D 映像と音響の同期・非同期についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞し、映像と音響の同期・非同期の効果について予め調べ、自分の意見をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(2時間)
9 C,E フォーリーおよび効果音の録音・編集についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、オーディオ録音方法とオーディオ編集ツールの機能について理解しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。また、追加課題を自分自身で設定・実施しておく。(2時間)
10 C,E フォーリーおよび効果音のMAについての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞しておく。また、オーディオ・エフェクトの効能やプラグインの機能について理解しておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。また、追加課題を自分自身で設定・実施しておく。(2時間)
11 C,E 実写映像のための音響の理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された実写映像作品等を鑑賞し、その音楽・音響について意識して考えておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(2時間)
12 C,E アニメーション映像のための音響の理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示されたアニメーション映像作品等を鑑賞し、その音楽・音響について意識して考えておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。また、追加課題を自分自身で設定・実施しておく。(2時間)
13 C,D 映像音響演出の理解についての理解と制作
および映像鑑賞
事前学修 事前に提示された映像作品等を鑑賞し、その映像の演出手法について自分なりに分析し意見をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業課題を実施し、また参考映像を鑑賞して授業内容を復習することで理解を深めておく。(10時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-B-1-1】
・映像における音楽・音響の演出について俯瞰的にとらえて理解し、分析することができる。
・多様な映像ジャンル、および多様な音楽ジャンルについての知識・教養を身につけることができる。
○修得する資質・能力:態度・志向力【DP-B-3-3】
・映像音楽・音響の制作について、映像・音響業界の現場で要求されるレベルの技術を実践的に身につけることができる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 50% 30% 20% 100%
小テスト、小論文 20% 50% 30% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 50% 30% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 50% 30% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 30% 0% 20% 0% 100%

教科書・参考書

・教科書:なし
必要な資料は随時紹介する。

オフィスアワー

・オフィスアワーの開設時間と場所は、基本的に後期火曜日、13:15-13:45、教員室または研究室、あるいはオンライン面談で行う。なお、学内外の用務のためオフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。他の学生同士の重複を避け事前調整する必要があるため、予めメール等でコンタクトを取るようにしてください。

その他

・制作に使用するDAWソフトについては、授業内容のレベルを鑑み、基本的にMacOS付属のGaragebandを使用する予定。しかしそれでは本格的なレベルでの制作には不足であるため、可能であればApple Logic Proと同程度かそれ以上の機能を有する有償のDAWソフトの使用を推奨する。また、よりクオリティの高い音楽・音響制作を目指すべく、プラグインソフトウェアについても追加導入を検討されたい。
・ノートPC(Macに限る)を使用するため毎回持参すること。
・持参するPCの音声出力に合うイヤフォンを忘れずに各自用意すること。

・学修に関する到達確認および授業改善のため、アンケート形式で授業内レポートを実施することを予定しており、その全体結果についてはデータ集計してフィードバックを行う。
・個々の制作について途中段階から完成までをアドバイスを中心に指導する。また授業課題や最終課題については講評を行いフィードバックを行う予定である。
・宿題等の評価は授業内でのプレゼンテーション評価や履修生同士での相互評価を実施する。

・定期試験未受験の者はE評価とする。
・私語など、他の人の授業の妨げになる行為をし、かつ注意に従わなかった場合、成績評価を行わない。
・外部からのネットワークによるアクセス等で、不正な手段で出席を登録した者は、その時点でE評価とする。

実務経験のある教員による授業科目

・音楽業界および映像制作業界における音楽制作に関する実務経験を有する教員が本授業の指導を行う。
・映像音楽の作曲家・サウンドクリエイターとして音楽制作業務を担当した経験を生かし、音楽及び音響に関する学術的知識や教養を踏まえながら、映像制作および音楽制作現場における実践的かつ職能的な創作技術を養う。