2025年度後期コンテンツマネジメント

曜日・時限 火曜日3時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング HB230904,HW230904
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
教員名 寺山 直哉
寺山 直哉
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%af%ba%e5%b1%b1%e3%80%80%e7%9b%b4%e5%93%89

教員情報データベースに遷移します

目的

 本科目では、「プロデュース」に関する概念やスキルを演習形式にて体験的に学ぶことを主な目的とする。具体的には、授業内においてプロデュースという行為を「自己の興味よりも、他者の興味を優先した創造的行動」+「他者目線での成果物を効率的に生産し、効果的に広める行為」であると設定、認識した上で、コンテンツクリエーション(企画・制作)とプロダクションマネジメント(制作工程管理)の双方について体験的に学習する。
 具体的には、数人のグループを構成の上、仕事を発注する立場の「クライアント」側と、その案件を受注する立場の「制作プロダクション」側のそれぞれに別れ、互いに一定のガイドラインに沿った制作課題を発注し合うと共に、作品制作を通じた創造的な問題解決策を提示・発表するという、模擬クライアントワークを行う予定。
 また、様々な外部情報から得た主観的な興味や関心を、不特定多数の他者と共有可能な客観的な魅力(=コンテンツ)として再構築できるようになることも目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス
授業の進め方、班分けなど
事前学修 シラバスを読んで、授業の目的を理解する。(2時間)
事後学修 「発注書」の策定準備(2時間)
2 D,F 模擬クライアントワーク1
発注案件内容を記した「発注書」の策定
事前学修 「発注書」の策定準備(2.5時間)
事後学修 「発注書」の修正(2.5時間)
3 D,F 模擬クライアントワーク2
「発注書」のヒアリングと、発注書に対する「企画書」の策定
事前学修 「企画書」の策定準備(2.5時間)
事後学修 「企画書」の修正(2.5時間)
4 D,F 模擬クライアントワーク3
「企画書」のヒアリングとフィードバック
事前学修 「企画書」の策定準備(2時間)
事後学修 「企画書」の修正(2時間)
5 D,F 模擬クライアントワーク4
企画の決定と演出・制作プランの策定
事前学修 「企画書」の修正と「演出・制作プラン」の策定準備(2.5時間)
事後学修 「演出・制作プラン」の修正(2.5時間)
6 D,F 模擬クライアントワーク5
演出・制作プランのプレゼン(PreProductionMeeting)
事前学修 「演出・制作プラン」プレゼンの準備(2.5時間)
事後学修 プレゼン結果の考察(2.5時間)
7 D,F 模擬クライアントワーク6
演出・制作プランのフィードバックや改善
事前学修 「演出・制作プラン」の修正(2時間)
事後学修 「演出・制作プラン」の決定(2時間)
8 D,F 模擬クライアントワーク7
演出・制作プランの決定とプロダクションワーク(制作)開始
事前学修 「演出・制作プラン」の決定と「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
事後学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
9 D,F 模擬クライアントワーク8
プロダクションワーク(制作)
事前学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
事後学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
10 D,C 模擬クライアントワーク9
プロダクションワーク(制作)
クライアント中間チェック及びチェックバック
事前学修 「プロダクションワーク(制作)」及び「クライアント中間チェック」の準備(2時間)
事後学修 「チェックバック」内容の考察(2時間)
11 D,C 模擬クライアントワーク10
プロダクションワーク(制作)
事前学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
事後学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
12 G 模擬クライアントワーク11
プロダクションワーク(制作)
事前学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
事後学修 「プロダクションワーク(制作)」の準備(2.5時間)
13 G 模擬クライアントワーク12
プロジェクト内容の最終プレゼンテーション(完成作品の発表含む)
事前学修 プレゼン内容の精査や準備(2時間)
事後学修 プロジェクトの情報整理(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・コンテンツ制作における企画面、技術面、進行管理面の各種課題を発見し、問題を解決することができる。
・企画、制作、発表時において、他者と協力して目的を達成することができる。
・クライアントチームの要望を実現する為に自らを律し、学ひ?続けることできる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降の入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前の入学生
  修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-W-1-1】【DP-B-1-1】
  修得する資質・能力:コミュニケーション力【DP-W-2-1】【DP-W-2-2】【DP-B-2-1】【DP-B-2-2】
  修得する資質・能力:態度・志向力【DP-W-3-1】【DP-B-3-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 20% 70% 30% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 40% 10% 10% 40% 40% 100%
プレゼンテーション 20% 10% 10% 40% 40% 100%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 10% 10% 20% 20% 50% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 21% 14% 31% 34% 0% 100%

教科書・参考書

(株)オールウェイズ『PMノート』及び、授業内容に沿った資料等を随時配布する予定。
尚、全て教員側で準備するので、学生側では事前購入等の必要なし。

オフィスアワー

★事前にアポイントメントを頂ければ確実です。terayama@oecu.jp

・以下、前期授業期間中のオフィスアワー
  毎週火曜5限(17:45~19:30)、6-328(教員室)もしくは事前アポの上でオンライン
・以下、後期授業期間中のオフィスアワー
  毎週火曜5限(17:45~19:30)、6-328(教員室)もしくは事前アポの上でオンライン
※学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

・授業期間外やオフィスアワー外
直接かメール等でアポイントメントを取って下さい。

その他

・更に、社会状況に応じて授業形式が変更される可能性もあるので、毎回事前に最新状況をMoodleで確認すること。

・授業進行内容は、受講生数やその他の条件によって変更される可能性がある。
・履修希望者多数の場合、教室や運営、資料準備の関係上、受講制限を行う可能性がある。

フィードバック
・課題(レポート、宿題、小テスト、試験の答案など)については原則返却しないが、申出者に限り個別に結果内容を説明する。
・課題によっては(授業期間内のプレゼンテーション含む)、指定期間内での修正指示や再提出などを求める場合もあるので指示に従うこと。

実務経験のある教員による授業科目

大手CGプロダクションのディレクターとして、ゲームや映画、CMなどに関する様々なデジタル映像コンテンツの企画・制作・プロデュースの実務経験を元に、各種業務において得たクライアント視点での企画立案方法や演出手法、制作工程やスケジュール管理などのコンテンツ制作に関するマネジメント手法について実践的に学ぶ授業です。