2025年度前期基礎物理

曜日・時限 金曜日6時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HW130411
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
教員名 溝井 浩
溝井 浩
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%ba%9d%e4%ba%95%e3%80%80%e6%b5%a9

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目的

この世界のあらゆる現象は物理法則に支配されている。つまり、物理学を理解して使いこなすことは、現実世界をシミュレートしたり、架空の世界をデザインするデジタルゲーム開発において不可欠だ。この講義では、普遍的な物理法則を扱う古典物理学から、最先端の科学技術を支える現代物理学までを幅広く学ぶ。これによって、デジタルゲームを中心とするデジタルエンタテインメントコンテンツ分野における基礎的な専門知識を修得し、それらを適切に応用する能力を養う。なお、この科目は高校課程の物理の知識を前提としない。
この講義は、オンデマンド型の遠隔授業として開講される。自分のペースで受講することができるメリットがある反面、きちんと自分で受講スケジュールの管理をしておかないと単位取得が困難となる。自分でスケジュールを管理し、規則正しく受講するという習慣も、この講義を通じて身に着けて欲しい。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔A,C 物理は推理 事前学修 教科書の第0章を予習する。また、教科書に掲載されているコラムを読み、不思議に感じた事柄について深堀しておく(3時間)
事後学修 教科書の付録にある数学公式集をノートにまとめて置く(1時間)
2 遠隔A,C 宇宙の謎を推理する 事前学修 教科書の第3章を予習しておく(3時間)
事後学修 教科書の第3章の章末問題を解いてみる(2時間)
3 遠隔A,C 物質の謎を推理する 事前学修 教科書の第11章を予習しておく(2時間)
事後学修 教科書の第11章の章末問題を解いてみる(2時間)
4 遠隔A,C 量子の謎を推理する 事前学修 教科書の第10章を予習しておく(2時間)
事後学修 教科書の第10章の章末問題を解いてみる(2時間)
5 遠隔A,C 量子コンピュータの謎を推理する 事前学修 オンラインで公開されている学習素材などの情報源を使い、量子コンピュータと古典コンピュータについて調べて比較検討してみる(3時間)
事後学修 オンラインで公表されている教材を使い、量子コンピュータのプログラミング方法について学ぶ(2時間)
6 遠隔A,C 第1回から第5回の講義内容に関する知識の習熟度と、ここまでに身に着けた推論能力を確認するための小テスト 事前学修 第1回から第5回までの講義内容を十分に復習する(3時間)
事後学修 到達度が十分でなかったと自覚できた項目について十分に復習を行う(2時間)
7 遠隔A,C 波動の謎を推理する 事前学修 教科書の第4章を予習しておく(3時間)
事後学修 教科書の第4章の章末問題を解いてみる(1時間)
8 遠隔A,C 光の謎を推理する 事前学修 教科書の第8章と第9章を予習しておく(3時間)
事後学修 教科書の第8章と第9章の章末問題を解いてみる(2時間)
9 遠隔A,C 電気の謎を推理する
事前学修 教科書の第6章を予習しておく(2時間)
事後学修 教科書の第6章の章末問題を解いてみる(2時間)
10 遠隔A,C 磁気の謎を推理する 事前学修 教科書の第7章を予習しておく(3時間)
事後学修 教科書の第7章の章末問題を解いてみる(2時間)
11 遠隔A,C 熱の謎を推理する 事前学修 教科書の第5章を予習しておく(3時間)
事後学修 教科書の第5章の章末問題を解いてみる(2時間)
12 遠隔A,C 力の謎を推理する 事前学修 教科書の第1章と第2章を予習しておく(3時間)
事後学修 教科書の第1章と第2章の章末問題を解いてみる(2時間)
13 遠隔A,C 第7回から第12回の講義内容に関する知識の習熟度と、全講義を通じて身に着けた推論能力を確認するための小テスト 事前学修 学習到達度の最終確認に向けて万全の準備をしておくこと(3時間)
事後学修 授業の総復習をし、要点をノートにまとめる(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

1.物理法則を使って目の前の事象を推論できるようになること。
2.物体の運動に関する法則を身に着けること。
3.電気と磁気に関する法則を身に着けること。
4.熱に関する法則を身に着けること。
5.現代物理学の知識を身に着けること。
6.時間を自己管理し最後まできちんと受講し続けることができるようになること。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 50% 90% 10% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 70% 30% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

基礎物理学 原康夫著 学術図書出版社
※大学生協書籍部が提供する電子教科書を利用する。
※講義は電子教科書と連携させ電子教科書へのアクセス歴を確認する。
※電子教科書へのアクセスが確認できない場合「未受講」扱いとなり、単位取得が不可能となる。

オフィスアワー

火曜日 17:30ー18:30 寝屋川キャンパスA号館1階教員室25
会議等で不在のこともあるため、事前にメール(mizoi@oecu.jp)で問い合わせること。
Moodleの質問コーナーを使ったオンラインの質問は常時受け付ける。

その他

試験の答案やレポートは可能な限り返却する。
出来なかったところを十分に復習すること。

実務経験のある教員による授業科目

理化学研究所において、大型加速器や新型の放射線測定装置の研究開発といった実務の経験を有する。理化学研究所では、現代物理学の主要なトピックスである、原子核・素粒子から宇宙論に関する研究を行ってきた。現代物理学の研究の最前線で得た知見を活かして、学生の物理学に対する興味を引き立てるような話題を盛り込んだ講義を行う。