2025年度後期グラフィックデザイン演習1

曜日・時限 月曜日3時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング HB131002
開講学科等 総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 倉地 宏幸
倉地 宏幸
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%80%89%e5%9c%b0%e3%80%80%e5%ae%8f%e5%b9%b8

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目的

この科目は、グラフィックデザイン、ビジュアルコミュニケーションに興味を持つ1年生を対象とした演習科目である。
この授業では、現代の情報メディアにおけるビジュアルコミュニケーションの実例を取り上げ、色や形が伝える表現などを分析し、デジタルコンテンツ制作の専門知識を得て、紙面やPCの画面で視覚的な情報を伝える上で、それらを適切に応用する能力を身に付け、また、デザインの歴史とその系譜を知り、デザインとは何かを学ぶことを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンスと基礎講義
(前半)授業概要、評価方法、使用ツールの説明
(後半)課題制作の素材撮影
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
2 A,C (前半)色彩(1)色が見える仕組み
・目の仕組み
(後半)Photoshopを使った画像処理(1)
・画像の加工、編集
事前学修 この授業を受けるにあたり、シラバスをよく読み、自分がどんな事を学ぼうとしているか考え、必要なノートPCの機能やソフトウェアの使用について予習しましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
3 A,C (前半)色彩(2)色が見える仕組み
・色は光、光は電磁波/光源色と物体色
(後半)Photoshopを使った動画制作(1)
・写真撮影の基礎
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
4 A,C (前半)色彩(3)色を作る方法
・加法混色と減法混色/色の三属性
(後半)Photoshopを使った動画制作(2)
・フレームアニメーション
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
5 A,C (前半)色彩(4)色相環における色の関係
・カラーシステム(PCCS、マンセル表色系)/日本の伝統色
(後半)Photoshopを使った動画制作(3)
・サウンドトラックの追加
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
6 A,C (前半)デザインの歴史(1)20世紀の産業革命とデザイン
・美術とデザインのつながり/産業革命と万博
(後半)印刷技術の発展とタイポグラフィの変遷
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
7 A,C (前半)デザインの歴史(2)アール・ヌーヴォ/ウィリアム・モリスとアーツアンドクラフツ運動
(後半)Photoshopを使った画像処理(2)
・パターン、模様の歴史
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
8 A,C (前半)デザインの歴史(3)デ・ステイル、アール・デコ
(後半)Illustratorを使った図形処理(1)基本操作
・基本的な対照操作「回転」「並進」「鏡映」「映進」
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
9 A,C (前半)デザインの歴史(4)バウハウスとヨゼフ・アルバース
(後半)Illustratorを使った図形処理(2)
・フィボナッチ数と黄金比
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
10 A, B, C 伝わるデザイン(1)見やすい、目立つ、とは?
・配色とコントラスト/対比と同化
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
11 A, B, C 伝わるデザイン(2)情報の構造と文字の読みやすさ
文字の構造/フォントの分類/タイポグラフィの基本ルール
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(2時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(2時間)
12 A, B, C 伝わるデザイン(3)レイアウトとアクセシビリティ
レイアウトデザインの基本/アクセシビリティ
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(4時間)
事後学修 解りにくかったところがあれば、次週までに担当教員に質問して理解を深め、自分でも教科書・参考書を用いて演習を十分に行いましょう。(4時間)
13 A, B, C 最終課題のガイダンスとレクチャー
・これまでの学習内容を統合した総合課題を提示し、評価基準と取り組み方についてレクチャーする。
事前学修 授業の資料に示された課題に取り組み、分からなかったところ、できなかったところを授業時間に質問できるように準備しておきましょう。(4時間)
事後学修 課題提出に備え、課題の制作条件や提出のルール、期限などを確認しましょう。(4時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

・2023年度以前の入学生
(1)知識・理解・応用力【DP-B-1-1】【DP-W-1-1】
(デジタルゲームとエンタテインメントコンテンツ分野における基礎的な専門知識を包括的に有し、それらを適切に応用する能力を備えている。)
・色についての理解を深め、身のまわりにある色を意識できる。
・色に興味を持ち、配色を意識して作品を作ることができる。
・様々なファイル形式について理解し、必要なデータを出力できる。

(2)汎用的技能【DP-B-2-1】【DP-W-2-1】
(技術の伝達やグループ作業に必要な文章力とコミュニケーション力を有している。)
・色や図形、文字を扱う基本的なスキルを用いて、ユーザーに正しく情報を伝えることができる。

(3)態度・志向性【DP-B-3-1】【DP-W-3-1】
(知識や技術を用いて、社会の発展のために貢献できる。)
・商品のパッケージやファッション等の色や図形、文字などの配置がどのような影響を与えているのか理解できる。

(4)総合的な学習経験と創造的思考力【DP-B-4-1】【DP-W-4-1】
(新たな課題に対して、カリキュラムポリシーに基づき獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、解決できる。)
・「伝わること」について理解し、デザインのコンセプトやプロセスを理論的に組み立てられる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 15% 15% 20% 25% 25% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 25% 25% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 40% 15% 15% 20% 25% 25% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 16% 14% 20% 28% 22% 100%

教科書・参考書

・必要な資料、参考書は全てMoodleのコース内で告知します。

オフィスアワー

・オフィスアワーは後期授業期間中の月曜の5限目(17:45~19:30)に行っています。面談希望者は事前にkurachi@oecu.jpに連絡してください。

その他

・定期試験・レポート試験ではなく、試験期間中に最終課題を(レポート試験に相当)を課します。
・Moodleに授業毎の資料が公開されていますので、事前学修をして授業に臨んでください。
・授業毎に課題提出による出席確認および採点・評価を行います。
・提出締切の翌週に授業内で講評を行い、解答例を提示します。
・MacOSの基本的な操作を事前に学修しておいてください。
・Adobe Photoshop、Illustratorの基本的な操作(ツールの位置、メニューバーのコマンドの位置など)を事前に学修しておいてください。
・マウス、またはペンタブレットなどの入力デバイスを各自用意してください。

実務経験のある教員による授業科目

教員の実務経験:グラフィックデザイナー
内容:画像処理、図形処理、配色の学修を通して、グラフィックデザインの基礎技能の修得のための実習を行う。