2025年度後期アダプテッドスポーツ

曜日・時限 金曜日1時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング FS431102
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 曽根 裕二
曽根 裕二
職務履歴

目的

アダプテッド・スポーツの概念を理解するとともに、具体的なルールや用具の工夫について基本的な知識を習得すること、障害者や高齢者と一緒に楽しくスポーツに取り組むための工夫や配慮を考える力を習得することを目的とする。また、アダプテッド・スポーツの考え方を応用し、インクルーシブ体育への理解を深める。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス・スポーツの意義とは 事前学修 自身が体験したことのあるスポーツについて、ルールを確認する(2時間)
事後学修 スポーツの語源を理解し、スポーツの意義について調べる(3時間)
2 A 障害について考える 事前学修 障害とは何か自分なりに考える(2時間)
事後学修 障害の個人モデルと社会モデルの例を考える(3時間)
3 A アダプテッド・スポーツの理解 事前学修 多様なスポーツについて調べる(2時間)
事後学修 アダプテッド・スポーツの意義について説明できるようにする(3時間)
4 C パラスポーツからアダプテッドを考える 事前学修 パラリンピックで実施している競技を知る(2時間)
事後学修 パラスポーツに内在する様々な工夫点を説明できるようにする(3時間)
5 A 視覚・聴覚障害児者のスポーツ 事前学修 視覚・聴覚障害者のスポーツ事例について調べる(2時間)
事後学修 視覚・聴覚障害者のスポーツの意義について説明できるようにする(3時間)
6 A 知的障害児者のスポーツ 事前学修 知的障害者のスポーツ事例について調べる(2時間)
事後学修 知的障害者のスポーツの意義について説明できるようにする(3時間)
7 A 肢体不自由者のスポーツ 事前学修 肢体不自由者のスポーツ事例について調べる(2時間)
事後学修 肢体不自由者のスポーツの意義について説明できるようにする(3時間)
8 A 重度・重複障害児者のスポーツ 事前学修 重度・重複障害者のスポーツ事例について調べる(2時間)
事後学修 重度・重複者のスポーツの意義について説明できるようにする(3時間)
9 C パラスポーツ体験 事前学修 パラリンピックで実施している競技のルールを知る(2時間)
事後学修 パラスポーツに内在するアダプテッドの考え方を説明できる(3時間)
10 A 様々な困難のある人のスポーツ 事前学修 精神障害者や病弱者などのスポーツ事例について調べる(2時間)
事後学修 精神障害者や病弱者などの意義について説明できるようにする(3時間)
11 A パラリンピック教育 事前学修 パラリンピックの発祥について調べる(2時間)
事後学修 パラスポーツとアダプテッド・スポーツの関係について理解する(2時間)
12 A インクルーシブ体育 事前学修 インクルーシブ教育について調べる(2時間)
事後学修 体育におけるインクルーシブのあり方について説明できるようにする(3時間)
13 A 講義内容の確認と総括 ~アダプテッド・スポーツの意義~ 事前学修 これまでの講義内容を確認しておく(2時間)
事後学修 曖昧な課題について確認する(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力: 知識・理解力 【DP-S-1-1】
障害種ごとのスポーツ実施における配慮点を理解する。

〇 修得する資質・能力: 汎用的技能【DP-S-2-2】
アダプテッド・スポーツの考え方を理解し、適切に説明、応用する。

〇 修得する資質・能力: 態度・志向性【DP-S-3-1】【DP-S-3-2】
インクルーシブ体育の重要性について理解するとともにスポーツ場面において実践することができる。

〇 修得する資質・能力: 総合的な学習経験と創造的思考力【DP-S-4-1】
スポーツの実施が困難な事例について、自分なりに検討し、アダプテッドの方法を考えることができる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以前の入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 40% 70% 20% 10% 100%
グループワーク 20% 40% 20% 20% 20% 100%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 70% 20% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 40% 30% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 61% 18% 7% 14% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「イラスト アダプテッド・スポーツ概論」植木章三・曽根裕二・高戸仁郎 編、東京教学社(2017)
参考書:「これからのインクルーシブ体育・スポーツ」藤田紀昭・齊藤まゆみ 編、ぎょうせい(2017)
参考書:「教養としてのアダプテッド体育・スポーツ学」齊藤まゆみ 編、大修館書店(2018)

オフィスアワー

非常勤のため、授業時以外は不在である。メール等を利用し連絡を取ることが望ましい。

その他

授業内で取り扱うパラスポーツや医学的事項に関する専門用語は、各自自己学習を深めてください。
様々なパラスポーツのルールや用具については、教科書等を参考に予習しておくことが望ましいです。
パラスポーツ、パラリンピックなど、関連すると思われる事項については新聞やテレビなどを通して情報収集に努めてください。

実務経験のある教員による授業科目

特別支援学校教諭(2001~2010)
日本パラリンピック委員会、医・科学・情報サポートスタッフ(フィジカルチェック領域)
公益財団法人日本ボッチャ協会 強化本部 副部長