2025年度前期スポーツコーチング実習

曜日・時限 金曜日3時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FS430905
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 市谷 浩一郎
市谷 浩一郎

目的

スポーツコーチング実習では、「コーチングとは何か」や「コーチングを通して何を教えるか」などのコーチングに求められる基礎的な内容についての理解を深め、コーチングの現場での事例を用いた実践法などを体験しながら、優れた指導者としてコーチングを実践できる能力を身につけることを目標とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A、B、F コーチングの課題 事前学修 コーチングの課題について自分なりに考えまとめる(2時間)
事後学修 コーチングの課題をまとめ,どのように活用できるか考える(3時間)
2 面接授業:A、B、F プレーヤーズセンタードなコーチングの理論的背景 事前学修 プレーヤーズセンタードについて調べ自分の考えをまとめる(2時間)
事後学修 プレーヤーズセンタードによるコーチングの理論についてまとめ、その背景について考察をする(3時間)
3 面接授業:A、B、F プレーヤーズセンタードと4つのアプローチ 事前学修 プレーヤーズセンタードに基づくアプローチついて調べる(2時間)
事後学修 4つのアプローチをまとめ,どのように活用できるか考える(3時間)
4 面接授業:A、B、F セーフスポーツを実現するためのコーチング倫理 事前学修 セーフスポーツを実現するためのコーチング倫理について自分の考えをまとめる(2時間)
事後学修 コーチング倫理についての問題点をまとめ,どのように対応できるか考える(3時間)
5 面接授業:A、B、F パワーハラスメントとセクシュアルハラスメントの定義と具体例
事前学修 パワーハラスメントとセクシュアルハラスメントの具体例について調べる(2時間)
事後学修 ハラスメントに関する内容をまとめ,どのような行動をとるべきか考える(3時間)
6 面接授業:A、B、F コンフリクトマネジメントを踏まえた対人関係での問題解決 事前学修 コンフリクトマネジメントとは何かを調べて、対人関係での問題点をまとめる(2時間)
事後学修 コンフリクトマネジメントをまとめ,どのように活用できるか考える(3時間)
7 面接授業:A、B、F コーチングセッションの運営力 事前学修 コーチングセッションの運営力について自分の経験を踏まえてまとめる(2時間)
事後学修 経験するであろうコーチングセッションを想定し,どのような点に注意するかを考える(3時間)
8 面接授業:A、B、F 効果的な計画づくり 事前学修 競技種目を決めて効果的な計画を作成してみる(2時間)
事後学修 作成した計画を修正してを効果的な計画とは何かをまとめる(3時間)
9 面接授業:A、B、F 効果的なトレーニングづくり 事前学修 作成した計画をもとに効果的なトレーニングを作成してみる(2時間)
事後学修 トレーニングの目的と内容を修正して効果が発揮されるという理由を考える(3時間)
10 面接授業:A、B、F 試合でのベストパフォーマンスを導くコンディショニング 事前学修 ベストなパフォーマンスとは何かを考え、それに対するコンディショニング条件をまとめる(2時間)
事後学修 コンディショニングについてまとめ、条件づくりのポイントを考える(3時間)
11 面接授業:A、B、F 求められるコーチの資質能力とより良いコーチング環境 事前学修 コーチの資質能力をについて調べ、求められるであろう事柄をあげ、コーチングに適した環境についても自分の考えをまとめる(2時間)
事後学修 コーチに必要な資質能力をまとめ、理想とするコーチ像と最適なコーチング環境をまとめる(3時間)
12 面接授業:A、B、F 客観的根拠に基づくコーチング 事前学修 客観的にコーチング評価できるものを調べ、活用方法を考えてまとめる(2時間)
事後学修 コーチングにとって客観的根拠が必要な理由をまとめ、活用する時の留意点を考える(3時間)
13 面接授業:G コーチングキャリアを実践するための適した方策 事前学修 コーチングキャリアを実践するにあたり必要なものを調べ、そのためにはどのような方策が求められるかをまとめて、将来に向けての取り組みを考える(2時間)
事後学修 自分自身が長期にわたってコーチングをするために必要な事柄を考え、将来への計画をまとめる(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力: 知識・理解【DP-S-1-1】
・コーチの役割やコーチングの意義および特性を学び、コーチングにおける目標・内容についての理解する.
〇 修得する資質・能力: 態度・志向性【DP-S-3-2】
・コーチとして、柔軟な思考による多種多様なコーチング文脈に対応するためのコーチング全般の基本原則を身につけ、コーチとして必要な実践力を習得する。
〇 修得する資質・能力: 総合的な学習経験と創造的思考力【DP-S-4-1】
・対象者を考慮したコーチング計画が立案でき、その運営に必要な基礎的コミュニケーション力などを身につけ、適切なコーチングを実践することができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 30% 70% 20% 10% 100%
グループワーク 15% 40% 10% 20% 10% 20% 100%
プレゼンテーション 20% 60% 5% 10% 5% 20% 100%
レポート、宿題 15% 70% 20% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 50% 30% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 60% 12% 11% 7% 11% 100%

教科書・参考書

参考文献:リファレンスブック(日本スポーツ協会)、コーチング学への招待(日本コーチング学会)

オフィスアワー

水曜13:20-13:50(体育館)
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

本授業では、事前学習をベースに、ロールプレイやケーススタディなどの学習をはじめ、グループディスカッションなども多く、アクティブ・ラーニングによる学習を積極的に取り入れて展開して行きます。 

実務経験のある教員による授業科目

日本スポーツ協会公認・コーチディベロッパー、日本スポーツ協会公認・上級コーチ、日本バスケットボール協会公認・A級コーチ、関西女子選抜チーム・Aコーチ(2014~2016)の経験を有する教員が実践的な授業を展開する。