2025年度前期パフォーマンス分析演習

曜日・時限 金曜日4時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FS330901
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 市谷 浩一郎
市谷 浩一郎

目的

スポーツにおいてパフォーマンスの善し悪しは,勝敗や記録などを決定づける重要なものとなる.良い動きや悪い動き,強いチームや弱いチームなどを客観的に説明するためには,数値化されたデータをもとに比較して分析することが必要となってくる.本講義では,身体の動きを客観的に分析する方法やチームの戦術や選手の特徴を捉える方法を学び,実際に計測機器や解析ソフトなどを用いて身体運動やゲームを評価をしながら,パフォーマンス分析に関する知識を深め,データを活用できる能力を身につけることを目的とする.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A パフォーマンスの評価とは 事前学修 パフォーマンスの評価について考えてくる(2時間)
事後学修 パフォーマンスの評価の視点をまとめる(2時間)
2 面接授業:A アナリストの役割と現状 事前学修 アナリストの現状について調査し,その役割を考えてくる(2時間)
事後学修 アナリストの役割と現状をまとめ,アナリストに必要とされる知識についてまとめる(2時間)
3 面接授業:A コンピュータ化されたパフォーマンス分析システムによるパフォーマンス評価 事前学修 解析ソフトによるパフォーマンス評価の事例を調べ,評価の注意点を考えてくる(2時間)
事後学修 解析ソフトによるパフォーマンス評価の方法をまとめ,どのように活用できるか考える(2時間)
4 面接授業:A、C アジリティとスプリント(5-10-5test、T-test) 事前学修 アセスメントの目的・測定項目・用具・手順を調べ,評価ポイントを考えてくる(2時間)
事後学修 アセスメントの方法をまとめ,標準データと実施結果を比較して評価を行い、プレゼンテーションの資料を作成する(2時間)
5 面接授業:A、C アジリティとスプリント(Three-Cone Drill、Repeated Sprint Ability test) 事前学修 アセスメントの目的・測定項目・用具・手順を調べ,評価ポイントを考えてくる(2時間)
事後学修 アセスメントの方法をまとめ,標準データと実施結果を比較して評価を行い、プレゼンテーションの資料を作成する(2時間)
6 面接授業:G アジリティとスプリントに関する評価 事前学修 アジリティとスプリントの各アセスメントをまとめて、パフォーマンス評価についてのプレゼンテーションの準備を行う(3時間)
事後学修 発表したプレゼンテーションに関してのアドバイスや質問内容を取り入れて、各アセスメントのパフォーマンス評価の概要をまとめる(3時間)
7 面接授業:A、C パワー(Standing Long Jump test、Single-Leg Triple Hop test) 事前学修 アセスメントの目的・測定項目・用具・手順を調べ,評価ポイントを考えてくる(2時間)
事後学修 アセスメントの方法をまとめ,標準データと実施結果を比較して評価を行い、プレゼンテーションの資料を作成する(2時間)
8 面接授業:G パワーに関する評価 事前学修 パワーの各アセスメントをまとめて、パフォーマンス評価についてのプレゼンテーションの準備を行う(3時間)
事後学修 発表したプレゼンテーションに関してのアドバイスや質問内容を取り入れて、各アセスメントのパフォーマンス評価の概要をまとめる(3時間)
9 面接授業:A、C 投パワー(Forward Overhead Medicine Ball Throw test、Backward Overhead Medicine Ball Throw test、Rotating Medicine Ball Throw test) 事前学修 アセスメントの目的・測定項目・用具・手順を調べ,評価ポイントを考えてくる(2時間)
事後学修 アセスメントの方法をまとめ,標準データと実施結果を比較して評価を行い、プレゼンテーションの資料を作成する(2時間)
10 面接授業:G 投パワーに関する評価 事前学修 投パワーの各アセスメントをまとめて、パフォーマンス評価についてのプレゼンテーションの準備を行う(3時間)
事後学修 発表したプレゼンテーションに関してのアドバイスや質問内容を取り入れて、各アセスメントのパフォーマンス評価の概要をまとめる(3時間)
11 面接授業:A、C ゲーム分析(集団) スコア入力 事前学修 ゲーム分析(集団)によるスコアの入力する際の注意点をまとめてくる(2時間)
事後学修 スコアによるゲーム分析(集団)についての注意点をまとめる(2時間)
12 面接授業:A、C ゲーム分析(集団) データ集計 事前学修 ゲーム分析(集団)によるパフォーマンス評価についての事例を調べ,データの集計について考えてくる(2時間)
事後学修 スコアによるゲーム分析(集団)より集められたデータに対してどのように指導に取り入れるかをまとめる(2時間)
13 面接授業:G ゲーム分析(集団) パフォーマンス評価 事前学修 ゲーム分析で得られた各項目をまとめて、パフォーマンス評価についてのプレゼンテーションの準備を行う(3時間)
事後学修 発表したプレゼンテーションに関してのアドバイスや質問内容を取り入れて、担当チームのパフォーマンス評価の概要をまとめる(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力: 知識・理解【DP-S-1-1】
スポーツにおける動きについての評価方法およびデータに基づいた指導をおこなうことができる。
〇 修得する資質・能力: 態度・志向性【DP-S-3-4】
スポーツを科学的に実践する態度を養うことができる。
〇 修得する資質・能力: 総合的な学習経験と創造的思考力【DP-S-4-1】
パフォーマンスの評価を行う際に適正に評価できる能力を身につけることができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 40% 80% 20% 100%
グループワーク 30% 60% 20% 10% 10% 100%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 70% 10% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 71% 9% 3% 17% 0% 100%

教科書・参考書

参考書
スポーツパフォーマンス分析入門 基礎となる理論と技法を学ぶ
ピーター・オドノヒュー 著 ・ 中川昭 監訳
ISBN :9784469268843

オフィスアワー

水曜13:20-13:50(体育館、7-312)

その他

計測などの授業においては,その計測に応じた格好を準備して下さい。

実務経験のある教員による授業科目

日本スポーツ協会公認・上級コーチ
日本バスケットボール協会公認・A級コーチ
関西女子選抜チーム・Aコーチ(2014~2016)