2025年度前期野外活動・基礎実習

曜日・時限 木曜日3時限,集中不定期その他 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FS230815
開講学科等 医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 中井 聖
中井 聖
職務履歴

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神野 周太郎
神野 周太郎
、佐藤 眞史
佐藤 眞史
職務履歴

目的

キャンプは自然の中で誰もが楽しめ、多くの体験や学びのある活動です。楽しく安全に充実した活動を行うためには、キャンプの正しい知識や技術が欠かせません。本科目では、キャンプの意義や効果、安全についての知識を学ぶとともに、実際にキャンプのアクティビティを体験しながら、キャンパー個人やグループに対してプログラムの指導を実際的に行える力を身につける授業とします。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス、キャンプの特性① キャンプの意義と目的、キャンプの組織と種類 事前学修 これまでに参加したキャンプを思い出して、その内容や特徴を書き出しておくこと(0.5時間)。
事後学修 これまでに参加したキャンプのねらいや種類を事前学修した内容に付け加えてまとめておくこと(0.5時間)。
2 A キャンプの特性② キャンプのルールとマナー、キャンプと環境、人間と自然の関係 事前学修 これまでに参加したキャンプの場所とその自然環境を書き出しておくこと(0.5時間)。
事後学修 これまでに参加したキャンプで自分や他の人の行動を振り返り、ルールやマナー違反と思われる例を書き出しておくこと(0.5時間)。
3 A,F キャンプの対象① 人間の理解、自然の理解 事前学修 これまでに参加したキャンプでの友人やキャンプスタッフとの関わりについて振り返っておくこと(0.5時間)。
事後学修 キャンプ活動の人間関係づくりの効果について理解し、実習に向けて有効なアクティビティを調べておくこと(0.5時間)。
4 A,F キャンプの指導① キャンプ指導者の資質と役割、求められる能力 事前学修 これまでに参加したキャンプでのキャンプ指導者との関わりについて思い出して書き出しておくこと(0.5時間)。
事後学修 キャンプ指導者と、競技スポーツやレクリエーションの指導者に求められる資質能力の違いについて理解しておくこと(0.5時間)。
5 A,F キャンプの安全① キャンプにおける安全の考え方、事故事例に学ぶ 事前学修 これまでに参加したキャンプでケガをしたりしそうになったりしたことを振り返って書き出しておくこと(0.5時間)。
事後学修 授業内で指示した危険予知トレーニングの課題に回答すること(0.5時間)。
6 A,C,F,H 実習① キャンプ実習(四條畷市立野外活動センター) 第6~11回に相当
※2025年度は5/17(土)から18(日)に実施(変更の可能性あり)
第6回:キャンプの対象② 自然の理解、キャンプの安全② 安全管理の実際、現地踏査、危険予知とその対処
第7回:キャンプの生活技術① テント設営
第8回:キャンプの生活技術② 野外炊事
第9回:キャンプの生活技術③ キャンプ道具の使用法、観天望気
第10回:さまざまなアクティビティ① 飯盛山トレッキング、自然観察
第11回:さまざまなアクティビティ② 人間関係トレーニング
事前学修 教科書で実習で取り扱う内容を確認し、全体の流れを理解しておくこと(1時間)。
事後学修 実習を振り返り、事後レポートを作成すること(1時間)。
7 C,F,H 実習② 海洋実習(大阪府立青少年海洋センター) 第12~13回に相当
※2025年度は5/24(土)に実施(変更の可能性あり)
第12回:さまざまなアクティビティ③ 海洋スポーツ:カッターボート
第13回:さまざまなアクティビティ④ 海洋スポーツ:OPヨット、まとめ
事前学修 実習のしおりで実習で取り扱う内容を確認し、全体の流れを理解しておくこと(1時間)。
事後学修 実習を振り返り、事後レポートを作成すること(1時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇修得する資質・能力: 態度・志向【DP-S-1-1】
1. キャンプや自然体験活動の意義・効果について説明できる。
〇修得する資質・能力: 態度・志向【DP-S-3-1】
2. キャンプを取り巻く現状と現代社会における課題を理解する。
〇修得する資質・能力: 汎用的技能【DP-S-2-1】
3. 安全で効果的なキャンプの実施に必要な基礎的な知識と技能を身につける。
4. キャンプで扱うアクティビティに対して積極的に関与することができる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 40% 30% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 30% 20% 20% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 70% 30% 20% 20% 30% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 31% 21% 18% 30% 0% 100%

教科書・参考書

教科書を用いて授業を行います。必ず教科書を準備して授業に臨むこと。
教科書:「キャンプ指導者入門(第5版)」(日本キャンプ協会指導者養成委員会編、公益社団法人日本キャンプ協会)

オフィスアワー

・中井:月2限 5-302教員室、佐藤:授業後教室にて
・学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。
・オフィスアワー外の質問や相談は、オンライン(メールまたはMeet)で応じます。

その他

・本科目は、公益社団法人日本キャンプ協会の指導者資格であるキャンプインストラクターの養成課程科目です。資格取得には、全ての講義・実習に参加し、筆記試験に合格することが必須です。
・授業では、教科書による講義で理論を学び、大学近隣の海や山、キャンプ場での実習で実際的な方法を身に付けます。初回授業時に授業方法や評価の仕方、実習、資格取得について説明しますので、受講者は必ず出席すること。
・学外実習の諸費用(現地までの交通費、食事代など)は自己負担とします。受講生が多い場合は別途費用を徴収することがあります。
・欠席回数が4回を超える者、授業の決まりごとを守らない者はE評価とします。

実務経験のある教員による授業科目

該当する。キャンプディレクター1級の資格を有する教員2名、2級の資格を有する教員1名が、地域における山野や湖海でのキャンプ指導の実務経験を活かして、指導現場で求められる考え方や力を養う実践的な授業展開とします。