2025年度後期スポーツICT演習

曜日・時限 火曜日2時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング FS330706
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 中村 英夫
中村 英夫
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%b8%ad%e6%9d%91%e3%80%80%e8%8b%b1%e5%a4%ab

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目的

近年,スポーツ分野におけるコンピュータ技術が積極的に導入が目覚ましい.プロスポーツにおいて野球やサッカーなどでは,テレビでほぼリアルタイムで選手の動作やスタッツを分析する技術が導入され,エンターテイメント性の向上に寄与している.また,トレーニングや練習においてドローン,GPS,加速度計や心拍計といったウェアラブル機器を装着してサッカーやラグビーなどのフォーメーションスポーツのパフォーマンス向上のために利用されている.コンピュータや周辺技術はさらに発展し,スポーツ分野へのICT導入はますます加速するものと期待される.

本講義で受講者らは,ウェアラブル機器を実際に利用することで心拍数,加速度,画像や動作位置・速度といった生体情報を記録,解析することを実践を通して体験する.また,得られたデータを解析処理及び統計処理することでスポーツパフォーマンス向上につなげるために一連の操作について学習し,習熟することを目的とします.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:AI ガイダンス 事前学修 スポーツ分野におけるICT導入事例について調査する.(2時間)
事後学修 授業中に指示したレポート課題に取り組む.(2時間)
2 面接授業:AC セイバーメトリクスの歴史と概念について学習する. 事前学修 セイバーメトリクスとは何かについて調査する.(2時間)
事後学修 授業中に指示したレポート課題に取り組む.(2時間)
3 面接授業:AC データベース(SQL文:テーブルの作成とSELECT文,等) 事前学修 SQL文とは何かについて調査する.(2時間)
事後学修 授業中に指示したレポート課題に取り組む.(2時間)
4 面接授業:AC データベース(SQL文:SELECT文による表の操作,等) 事前学修 SQLのSELECT文の文法について調査する.(2時間)
事後学修 測定データのとりまとめをし,関連資料を収集しておく.(2時間)
5 面接授業:AC データベース演習 事前学修 これまでに学習したSQL文の操作方法について復習する.(2時間)
事後学修 測定データのとりまとめをし,関連資料を収集しておく.(2時間)
6 面接授業:AC セイバーメトリクス演習(データのインポートと抽出方法) 事前学修 セイバーメトリクスのデータをどのように取得するか理解しておく.(2時間)
事後学修 解析データをまとめてグラフ作成し,報告書作成の準備をしておく.(3時間)
7 面接授業:AC セイバーメトリクス演習(各種指標の計算) 事前学修 セイバーメトリクスの指標のそれぞれの意味を理解しておく.(2時間)
事後学修 解析データをまとめてグラフ作成し,報告書作成の準備をしておく.(3時間)
8 面接授業:AC 歩行分析技術の概説 事前学修 歩行分析技術に関する資料を調査する.(2時間)
事後学修 歩行分析技術に関して与えられた課題について取り組む.(3時間)
9 面接授業:ACD 歩行データ記録実習:ドローンによる歩行時映像撮影 事前学修 ドローンに関する技術と法律に関する内容を理解しておく.(2時間)
事後学修 ドローンにより撮影した動画映像データをまとめておく.(3時間)
10 面接授業:ACD 歩行データ記録実習:タブレットによる歩行時映像撮影 事前学修 歩行映像によって何が理解できるのかを調査しておく.(2時間)
事後学修 タブレットで撮影した動画映像データをまとめておく.(3時間)
11 面接授業:ACD 歩行データ解析実習 事前学修 与えられた資料を事前に読んで理解し,統計分析手法について理解しておく.(2時間)
事後学修 解析データをまとめてグラフ作成し,報告書作成の準備をしておく.(3時間)
12 面接授業:BCDF プレゼンテーション資料の作成 事前学修 歩行分析した解析結果について,何がわかるかを考えておく.(2時間)
事後学修 プレゼンテーション資料の作成(3時間)
13 面接授業:G グループプレゼンテーション 事前学修 プレゼンテーションのための練習に取り組む.(3時間)
事後学修 本講義おいて学習したことを総括する.(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力:知識・理解,応用力【DP-S(1)】【DP-S(3)】
・トレーニングに関する基礎知識による応用力を身に着ける
・機器により得られたデータを正確に分析できる能力を身に着ける

〇 修得する資質・能力:コミュニケーション力【DP-S(2)】
・トレーニングを効果的に実施するための方法を実地で学ぶ
・実習内容を報告書,プレゼンテーションにて適切に表現できること

〇 修得する資質・能力:態度・志向性【DP-S(2)】【DP-S(4)】
・測定や解析などに積極的に取り組める姿勢を身に着ける
・グループワークなどで他の学生らと協調的に学習できるようになる

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以前の入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 30% 80% 20% 100%
グループワーク 10% 50% 10% 10% 30% 100%
プレゼンテーション 20% 40% 30% 10% 20% 100%
レポート、宿題 30% 60% 40% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 60% 20% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 61% 25% 5% 0% 9% 100%

教科書・参考書

授業中に指示する.

オフィスアワー

オフィスアワーの時間と場所は以下の通りです.
<時間>後期・水曜日5限もしくはオンライン
※ 学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.
※ 上記の時間帯以外もしくはオンラインを希望する場合は,事前にアポイントをとってください.
<場所>8号館102号室もしくはオンライン

その他

<注意事項>
・資料,動画等による事前学習をせず内容を理解していない学生は,グループワーク等の授業内活動に原則参加できません.
・指示した課題は毎週取り組んでもらいます.課題が未完成,不備の場合は減点とします.

<欠格条件>
・欠席回数が5回を超えた者はE評価となります.また,遅刻も正当な理由が示されない場合は欠席扱いとします.
・出欠システム利用における不正行為は不合格とします.
・最終のレポート課題を未提出,またはプレゼンテーション未発表は不合格とします.必ず両者とも取り組んでください.

実務経験のある教員による授業科目