2025年度後期医療接遇マナー学

曜日・時限 火曜日3時限,集中不定期その他 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FY130803
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
教員名 木村 佳記
木村 佳記
職務履歴

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赤滝 久美
赤滝 久美
職務履歴

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目的

この講義では,患者や患者家族,隣接専門職との臨床現場での接し方を身に着けるために,臨機応変に対応できる基本的な考え方と必要な知識,それを表現する態度,基本的な技術を理解することを目的とします。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 AC 障がいを持つ患者と理学療法士の関係とは(接遇の意味を理解する) 事前学修 接遇の意味を考えてくる(1.5時間)
接遇について知っていること、知りたいことをまとめる(1時間)
事後学修 患者との関係性を考えてくる(2時間)
2 AC 臨床実習学生と施設職員の接遇の違い
他の医療職と患者の関係との整合性をとるためには(チームワークアプローチの基本を理解する)
事前学修 臨床実習学生の立場とはどのようなものか考えてくる(2.5時間)
事後学修 臨床実習学生としての立場をわきまえているとはどのようなことか考える(2時間)
3 AC 患者に思いが伝わるためには(1)(思いと行動の関係を理解する)
事前学修 自身の考えと行動の関係を考えてくる(2.5時間)
事後学修 考えと行動の一貫性の自身の事例を考えてくる(2時間)
4 AC 患者に思いが伝わるためには(2)(言葉使いの基本を理解する)
事前学修 自身の現在の言葉遣いを考えてくる(2.5時間)
事後学修 今後の言葉遣いの改善を考えてくる(2時間)
5 AC 患者に思いが伝わるためには(3)(挨拶・身だしなみなどの意味を理解する)
事前学修 今までのあるいは現在の身だしなみなどの意味を考えてくる(2.5時間)
事後学修 今後の身だしなみについてどうすべきか考えてくる(2時間)
6 AC 患者の思いを受け止めるためには(1)(患者のニードとは)
事前学修 患者の希望とはどんなものか考えてくる。自身に置き換えても可。(2.5時間)
事後学修 他者の希望をどう受け止めるかを考えてくる(2時間)
7 AC 患者の思いを受け止めるためには(2)(患者との距離感)
事前学修 自身の他者との距離感を考えてくる(2.5時間)
事後学修 専門職のクライアントの距離感はどうあるべきかを考えてくる(2時間)
8 AC 患者の思いを受け止めるためには(3)(患者の立場に立つとは)
事前学修 他者の立場に立つとはどのようなことかを考えてくる(2.5時間)
事後学修 他者の立場に立つために何を準備しなければならないか考えてくる(2時間)
9 AC 施設内でのコミュニケーション(1)(職員間のコミュニケーションの基本とは)
事前学修 友人や教員とのコミュニケーションについて考えてくる(2.5時間)
事後学修 職員間のコミュニケーションのあるべき姿とはどのようなものかを考えてくる(2時間)
10 AC 施設内でのコミュニケーション(2)(選ばれる医療施設としての質の高い接遇とは)
事前学修 どんな医療機関が快適か,コミュニケーションから考えてくる(2.5時間)
事後学修 講義中に出た意見をもとにコミュニケーションのあるべき姿を考えてくる(2時間)
11 AC 信頼関係を築くためのコミュニケーション(1)(対患者)
事前学修 自身が信頼できた医療職を思い起こしどのようなコミュニケーションであったかを考えてくる(2.5時間)
事後学修 どのようなコミュニケーションができる医療職になりたいか考えてくる(2時間)
12 AC 信頼関係を築くためのコミュニケーション(2)(対患者家族)
事前学修 患者の家族の医療職に対する立場を考えてくる(2.5時間)
事後学修 間接的な関係の患者の家族との関係を考えてくる(2時間)
13 AC 学習到達度最終確認
事前学修 学習到達度最終確認の準備(3時間)
事後学修 学習到達度最終確認の結果の復習(2時間)
医療接遇マナー学についてまとめる(1時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・医療職としての基本的な接遇態度の基盤であるホスピタリティの考えかたを理解できるようになる。
・共感的態度のための言葉遣い(尊敬語,丁寧語など敬語法)をまなび,実践できるようになる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇 2023年度以前の入学生
修得する資質・能力:
知識・理解力【DP-Y-1-1】
態度・志向性【DP-Y-3-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 60% 40% 100%
小テスト、小論文 40% 40% 60% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 52% 0% 0% 48% 0% 100%

教科書・参考書

教科書は定めない。
参考図書:接遇マナー研修、医療従事者向け問題集,接遇教育推進機構

オフィスアワー

水・金曜日の13:15-50 5212室 5-212号室で対応します。
学内外の用務のために,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。その場合は,OECUメールでも質問などを受け付けます。

その他

原則として13回の講義のうち1/3を超える回数を欠席した場合は,定期試験の受験資格を失います。
毎回の授業で小テストを行い理解度を確認し、評価します。
医療接遇マナーに必要な態度を養うためにグループワーク、実技実演などを実施しますので、積極的に各ワークに取り組んでください。

実務経験のある教員による授業科目

大学病院での勤務経験を有する教員が実務を踏まえて講義します。