2025年度前期神経系理学療法学演習C

曜日・時限 月曜日4時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FY330502
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
教員名 羽﨑 完
羽﨑 完
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%be%bd%ef%a8%91%e3%80%80%e5%ae%8c

教員情報データベースに遷移します

目的

脳血管障害による脳卒中片麻痺は理学療法の対象疾患として最も主要な疾患のひとつです。本演習では,脳血管障害によってもたらされる種々多様な障害のうち,理学療法士にとって重要となる運動障害や高次脳機能障害の基本的知識を学習し,理解することを目的としています。また,これらの知識を身につけることで,脳卒中片麻痺に対する理学療法の評価,治療の展開の一助とすることを目的としています。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 脳血管障害の分類および発症機序 事前学修 教科書p94~114を読み,説明できるようにしておくこと(3時間)
事後学修 理解が不十分であった点を繰り返し学習し直すこと(1時間)
2 A 急性期の回復 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 脳の回復過程と可塑性について復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
3 A 回復期の回復 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 回復期の回復,特に神経再構築について復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
4 A 障害像Ⅰ(運動麻痺) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 運動麻痺,特に共同運動について復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
5 A 障害像Ⅱ(痙縮) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 痙縮,特に痙縮の発現メカニズムについて復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
6 A 障害像Ⅲ(感覚障害) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 感覚障害,特に身体図式との関係について復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
7 A 高次脳機能障害Ⅰ(記憶障害,注意障害) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 遂行機能障害,失行症について復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
8 A 高次脳機能障害Ⅱ(遂行機能障害,失行症) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 遂行機能障害,失行症について復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
9 A 高次脳機能障害Ⅲ(失語症,失認症) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 失語症,失認症について復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
10 A そのほかの症状(嚥下障害,呼吸障害,視覚障害,精神障害,排泄障害,肩関節亜脱臼,肩手 症候群,中枢性疼痛など) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 嚥下障害,呼吸障害,視覚障害,精神障害,排泄障害,肩関節亜脱臼,肩手 症候群,中枢性疼痛などについて復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
11 A 歩行障害と装具Ⅰ(長下肢装具) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 歩行障害と装具について復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
12 A 歩行障害と装具Ⅱ(短下肢装具) 事前学修 Moodleの資料と教科書の該当部分を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 歩行障害と装具について復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
13 I まとめ 事前学修 これまでの授業内容の理解度や目標達成度を確認しておくこと(10時間)
事後学修 理解が不十分な点を克服すること(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力・知識・理解力,判断力、応用力【DP-Y-1-1】【DP-Y-1-2】【DP-Y-2-2】【DP-Y-4-1】
・脳血管障害による脳卒中片麻痺に対する理学療法に必要な基本的知識を身につけることができる。
・それら基礎知識をもとに応用できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 80% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 20% 20% 20% 20% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 68% 20% 4% 4% 4% 100%

教科書・参考書

脳卒中 理学療法の理論と技術 原 寛美,吉尾雅春 編著 MEDICAL VIEW

オフィスアワー

オフィスアワーの開設時間と場所は,火曜日,14:00~17:00,5-214(教員室)です。
但し,学内外の業務のため不在の可能性があります。その場合は,下記メールに問い合わせてください。
hazaki@osakac.ac.jp

その他

授業で配付する資料の予備は出席者に預け,保管しません。
講義全回数の2/3以上の出席がない場合は,原則として評価の対象外とする。

実務経験のある教員による授業科目

理学療法士として,臨床経験を有する教員が指導・教育する。