2025年度後期集中日常生活活動学実習

曜日・時限 不定期その他 期別 後期集中 週時間数 2
ナンバリング FY230406
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
教員名 木村 佳記
木村 佳記
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%9c%a8%e6%9d%91%e3%80%80%e4%bd%b3%e8%a8%98

教員情報データベースに遷移します

目的

本科目の目的は、1)日常生活活動の概念を理解し、様々な障害をもつ人々の日常生活活動の問題に対応するための基本動作や介助、身の回り動作について理解すること、2)日常生活活動の評価法を理解すること、3)障害を持つ患者の身体機能と動作の関係性を解釈し、動作指導や介助、補助具や環境整備などの対応が想起でき、これらの基本的な実技ができるようになることです。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 AC ガイダンス
ADLの概要
事前学修 教科書1章の下調べと、ADLについて知っていること・知りたいことをまとめる(2時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
2 AC ADLの評価、国際生活機能分類ICFの復習

事前学修 ICFの復習(1.5時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
3 AC ADLと評価:FIM
事前学修 教科書2章:FIMの下調べ(1.5時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
4 AC ADLと評価:BI
その他のADL評価、IADL評価
事前学修 教科書2章:Barthel Indexの下調べ(1時間)

事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
5 AC 歩行補助具と介助方法練習 事前学修 教科書4章:車いす、歩行補助具と介助方法の下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめと実習作業の繰り返し1時間
6 AC ADLの質的評価 事前学修 教科書2章:ADLの質的評価を下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
7 AC 基本動作:床上動作と介助方法 事前学修 教科書3章:基本動作と介助方法の下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
8 AC 基本動作:立ち上がり、移乗動作と介助方法 事前学修 教科書3章:基本動作と介助方法の下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
9 AC 家庭内動作・住環境整備と福祉用具、自助具 事前学修 第4章:生活環境整備について下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
10 AC 床上移動、床からの立ち上がり 事前学修 教科書3章の下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
11 AC 整形外科疾患のADL 事前学修 第6章:疾患別ADLについて下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
12 AC 中枢疾患のADL 事前学修 第6章:疾患別ADLについて下調べ(1時間)
事後学修 国家試験問題の調査とまとめ(1時間)
13 AC 学習到達度最終確認 事前学修 日常生活活動学実習全般の復習、実技練習(2時間)
事後学修 学習到達度最終確認の復習(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

【到達目標】
・保健・医療・福祉の各領域で必須の日常生活活動およびその評価法を理解することができる。
・基本的動作能力と日常生活活動に要求される動作レベルが理解でき、疾患にてらして適応する動作指導、デモンストレーションができるようになる。
・日常生活活動が障害されている患者に対しての動作指導その他の対応に必要な基本的な態度が理解できる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の 
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度の以前の入学生
修得する資質・能力:
知識・理解力【DP-Y-1-1】
知識・理解力【DP-Y-1-2】 
態度・志向性【DP-Y-3-2】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 100% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 70% 15% 15% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 30% 60% 10% 10% 10% 10% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 85% 4% 3% 3% 4% 100%

教科書・参考書

教科書:臼田滋(偏):Crosslink理学療法学テキスト 日常生活活動学 MEDICALVIEW社
参考書:齋藤宏・ 矢谷令子・他:姿勢と動作メジカルフレンド社
    千住秀明(監):日常生活活動(ADL)神陵文庫

オフィスアワー

水・金曜日12時40分~13時30分 5-212号室です。
学内外の用務のために,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。その場合は,OECUメールでも質問などを受け付けます。

その他

原則として13回の講義のうち1/3を超える回数を欠席した場合は,定期試験の受験資格を失います。
実技を伴いますので、常に動きやすい服装で受講してください。
学習到達度最終確認においては、筆記試験だけでなく、実技試験も行います。
毎回の宿題としてノートを提出していただき、評価の対象とします。



実務経験のある教員による授業科目

大学病院の理学療法士としての臨床経験を持つ教員が担当します。