2025年度後期後半神経系理学療法学演習B

曜日・時限 水曜日1時限,水曜日2時限 期別 後期後半 週時間数 0
ナンバリング FY330306
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
教員名 羽﨑 完
羽﨑 完
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%be%bd%ef%a8%91%e3%80%80%e5%ae%8c

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目的

脳?管障害による脳卒中??痺は理学療法の対象疾患として最も主要な疾患のひとつです。本演習では,脳画像の診かたを理解・体得するとともに,脳卒中??痺に対する理学療法全般について学習・体得することを?的としています。まず,各種脳画像の特徴と脳画像における各種病変のとらえ?を理解します。次いで,運動障害や?次脳機能障害の検査測定技術を実習を通して体得します。さらに基本的な運動療法について理解したうえで,paperpatientsをもとに治療?法を思考・実施するグループ・ワークを?います。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,I 脳部位および脳血管の解剖学的知識の確認・整理
脳画像の診かたⅠ(脳画像の種類と特徴)
事前学修 脳部位および脳動脈の解剖学を復習し,説明できるようにしておく(1時間)
教科書p73~92を読むとともにMoodleの資料を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(1時間)
事後学修 理解が不十分であった点を繰り返し学習し直すこと(1時間)
脳画像の種類と特徴について復習し,理解できていないことを整理すること(1時間)
2 A 脳画像の診かたⅡ(水平断面での各部位の同定) 事前学修 教科書p73~92を読むとともにMoodelの資料を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 水平断面での各部位の同定について復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
3 A 脳画像の診かたⅢ(脳動脈支配領域) 事前学修 教科書p73~92を読むとともにMoodleの資料を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 脳動脈支配領域について復習し,理解できていないことを整理すること(2時間)
4 A 脳画像の診かたⅣ(脳梗塞像と脳出血像) 事前学修 教科書p73~92を読むとともにMoodleの資料を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 脳梗塞像と脳出血像について復習し,理解できていないことを整理すること。また,過去の国家試験の該当問題を解くこと(2時間)
5 A,C 検査・測定Ⅰ(JCS,GCS,深部反射,病的反射) 事前学修 理学療法評価学演習2を復習しておくこと。また,教科書の該当部分をを読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 評価の意義を考え,実際に実施できるようになるまで繰り返し練習すること(2時間)
6 A,C 検査・測定Ⅱ(MAS,Sensory test,Br.stage) 事前学修 理学療法評価学演習2を復習しておくこと。また,教科書の該当部分をを読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 評価の意義を考え,実際に実施できるようになるまで繰り返し練習すること(2時間)
7 A,C 検査・測定Ⅲ(SIAS,SF-36,高次脳評価) 事前学修 理学療法評価学演習2を復習しておくこと。また,教科書の該当部分をを読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 評価の意義を考え,実際に実施できるようになるまで繰り返し練習すること(2時間)
8 A,C 急性期の障害像と評価・治療 事前学修 教科書の該当部分を読むとともにMoodleの資料を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 急性期の障害像と評価・治療について復習し,理解できていないことを整理すること。また,実際に実施できるようになるまで練習すること(2時間)
9 A,C 回復期の障害像と評価・治療 事前学修 教科書の該当部分を読むとともにMoodleの資料を読み,キーワードを3つ程度挙げておくこと(2時間)
事後学修 回復期の障害像と評価・治療について復習し,理解できていないことを整理すること。また,実際に実施できるようになるまで練習すること(2時間)
10 A,C,G 運動療法Ⅰ(Case1のグループワーク・プレゼンテーション) 事前学修 神経系理学療法学演習Cを復習しておくこと(2時間)
事後学修 Paperpatientsについて評価と治療を思考し,それぞれ実演できるように技術練習すること(2時間)
11 A,C,G 運動療法Ⅱ(Case2のグループワーク・プレゼンテーション) 事前学修 神経系理学療法学演習Cを復習しておくこと(2時間)
事後学修 Paperpatientsについて評価と治療を思考し,それぞれ実演できるように技術練習すること(2時間)
12 A,C,G 運動療法Ⅲ(Case3のグループワーク・プレゼンテーション) 事前学修 神経系理学療法学演習Cを復習しておくこと(2時間)
事後学修 Paperpatientsについて評価と治療を思考し,それぞれ実演できるように技術練習すること(2時間)
13 I まとめ 事前学修 これまでの授業内容の理解度や目標達成度を確認しておくこと(10時間)
事後学修 理解が不十分な点を克服すること(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識・理解力,判断力,応用力,問題解決能力【DP-Y-1-1】【DP-Y-1-2】【DP-Y-2-2】【DP-Y-3-4】【DP-Y-4-1】
・脳画像から病巣部位を同定でき,疾患の症状を説明できる。
・脳?管障害による脳卒中??痺に対する理学療法の流れや思考過程を説明できる。
・基本的な理学療法介入ができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 70% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 10% 30% 30% 20% 10% 10% 100%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 20% 20% 20% 20% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 63% 21% 6% 5% 5% 100%

教科書・参考書

脳卒中 理学療法の理論と技術 原 寛美,吉尾雅春 編著 MEDICAL VIEW

オフィスアワー

オフィスアワーの開設時間と場所は,火曜日,14:00~17:00,5-214(教員室)です。
但し,学内外の業務のため不在の可能性があります。その場合は,下記メールに問い合わせてください。
hazaki@osakac.ac.jp

その他

授業で配付する資料の予備は出席者に預け,保管しません。
講義全回数の2/3以上の出席がない場合は,原則として評価の対象外とする。

実務経験のある教員による授業科目

理学療法士として,臨床経験を有する教員が指導・教育する。