2025年度前期生理学演習

曜日・時限 水曜日5時限,集中不定期その他 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング FY130202
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
教員名 赤滝 久美
赤滝 久美
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e8%b5%a4%e6%bb%9d%e3%80%80%e4%b9%85%e7%be%8e

教員情報データベースに遷移します

目的

生理学とは生体機能(生命現象)の機序を解明しようとする自然科学です.生体機能の異常を対象とするリハビリテーション医学を学ぶ上で正常な生体機能の機序を学習することは極めて重要です.正常な生体機能に関する知識を獲得するために、本講義では先行する生理学の講義をもとに人体を構成する各要素の基本的な構造と機能について理解できるようになることを目的としています.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 対面授業:A オリエンテーション
・組織と器官
・内部環境の恒常性
事前学修 シラバスを読んで講義内容を確認する。生理学教科書の第1章を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2時間)
2 対面授業:A 末梢神経系
 ・脳神経
 ・脊髄神経
 ・自律神経系
中枢神経系
 ・脳
 ・脊髄
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)

事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
3 対面授業:A 運動器系
・筋収縮の機構
・筋収縮のエネルギー代謝
・骨格筋の神経支配
・運動反射と運動の調節
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)

事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
4 対面授業:A 感覚器系
・視覚の特徴と調節
・視覚伝導路
・眼球運動聴覚の特徴
・聴覚器の特長と作用
・聴覚伝導路
・平衡覚の特徴
・平衡覚の伝導路


事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)

事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
5 対面授業:A 循環器系
・血液循環と循環調節
・リンパ液とリンパ循環
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
6 対面授業:A 小テスト1と解説

事前学修 指定された範囲について小テストに向けて復習すること(3時間)
事後学修 小テストの結果と解説を基にこれまでの学習内容を復習すること(2.5時間)
7 対面授業:A 血液と生体防御
・血液とその成分
・生体防御機構

事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
8 対面授業:A 呼吸器系
・呼吸運動と呼吸機能
・ガス交換と呼吸の調節
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
9 対面授業:A 体液の調節
・体液量と浸透圧
・酸塩基平衡
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
10 対面授業:A 代謝と栄養
・各種代謝の概要
・各種栄養素の概要
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
11 対面授業:A 生殖器系と加齢
・女性生殖器の構造と機能
・男性生殖器の構造と機能
・成長と加齢
事前学修 指定された教科書の該当箇所を読んでおくこと(2時間)
事後学修 教科書と配布プリントを用いて講義内容をまとめる(2.5時間)
12 対面授業:A 小テスト2と解説 事前学修 指定された範囲について小テストに向けて復習すること(2時間)
事後学修 小テストの結果と解説を基にこれまでに学習内容を復習すること(2.5時間)
13 対面授業:A 学習到達度最終確認
事前学修 学習到達度最終確認にむけて、指定された範囲について復習すること(3時間)
事後学修 これまでの学習内容を復習すること(2.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・細胞、組織、器官、器官系について理解し説明できる。
・神経系について理解し説明できる。
・循環器系、呼吸器系、泌尿器系について理解し説明できる。
・血液の機能について理解できる
・内分泌系、体液の調節について理解できる。
・消化器系について理解し説明できる。
・感覚器の構造と機能について理解し説明できる。
・尿の生成と体液調節について理解し説明できる
・代謝と栄養について理解し説明できる
・各器官系の相互関係について理解し説明できる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前の入学者
習得する資質・能力:知識・理解 【DP-Y-1-1】
1.細胞、組織、器官、器官系について理解し説明できる。
2.神経系について理解し説明できる。
3.循環器系、呼吸器系、泌尿器系について理解し説明できる。
4.血液の機能について理解できる
5.内分泌系、体液の調節について理解できる。
6.消化器系について理解し説明できる。
7.感覚器の構造と機能について理解し説明できる。
8.尿の生成と体液調節について理解し説明できる
9.代謝と栄養について理解し説明できる
10.各器官系の相互関係について理解し説明できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 80% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 20% 30% 30% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 84% 6% 6% 4% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:人体の構造と機能(医歯薬出版社),標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 解剖学(医学書院)

オフィスアワー

オフィスアワーの時間と場所は以下のとおりです。ただし、学内外の用務により不在の可能性もあります。その場合はメールでアポイントを取ってください
<時間>火曜12:40~13:00
<場所>5号館308号室

その他

原則として2/3以上の出席を必要とします。
本講義は生理学、解剖学、解剖学演習と連動して進行しています。このため、連携科目の進行程度で講義内容の順番や小テストの実施が前後する場合があります。
小テストの答案は返却しませんが正答は授業内にて解説します。毎回講義終了時に次講義の内容について説明します。また、講義に関する資料をMoodle に提示しますので、講義の前日までに必ず毎回Modle をチェックしてください。
本講義の評価は、生理学、解剖学、解剖学演習を連動させて評価します(詳細は第1回講義にて示します)

実務経験のある教員による授業科目