2025年度前期応用医学総論

曜日・時限 木曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング FL430816
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 長倉 俊明
長倉 俊明
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e9%95%b7%e5%80%89%e3%80%80%e4%bf%8a%e6%98%8e

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目的

応用医学総論では、臨床医学に必要な知識を教授し、さらにこれまで臨床医学の分野ではあまり取り扱うことのなかった認知症、退行性変成疾患、遺伝的疾患なども言及する。また新しい薬物治療や近年開発された最先端治療についても教授するとともに、従来の救急医療、心肺蘇生方法、呼吸管理、循環管理、ICU管理、移植医療などについても教授する。またパンデミック対策などや滅菌のバリデーションなどについても教授し、臨床現場や社会に出て公共の福祉のために実践できるようにする。
講義は基本対面であるがCOVID-19などの状況に応じて変更する、また講義の進行によっては内容を変更する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔AC 臨床医学の基礎
内科・外科概論
事前学修 シラバスを読んで、講義内容を確認する。(1時間)
事後学修 臨床医学について復習する。(2時間)
2 遠隔AC 救急医療について
 意識レベルの評価
 心肺蘇生方法
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(1時間)
事後学修 復習(2時間)
3 遠隔AC 熱中症について
 代謝と酵素
 熱中症のメカニズム
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(2時間)
4 遠隔AC 集中医療について
 ICU管理
 呼吸管理
 循環管理
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
5 遠隔AC 脳について
 解剖・生理学
 脳疾患
  脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、硬膜下血腫、癲癇、脳腫瘍など
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
6 遠隔AC 老年医学
 生理機能の老化
 神経の老化
 筋肉の老化
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
7 遠隔AC 感染症について
 細菌感染、真菌感染、ウイルス感染
 感染症治療薬について
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
8 遠隔AC 感染症対策
病院の環境
 滅菌など
  物理滅菌、化学滅菌など
 導線管理
  バリデーション管理
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
9 遠隔AC パンデミックにつて
 パンデミックとは
 歴史の中のパンデミック
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
10 遠隔AC 最新医療
 免疫治療
 遺伝子治療など
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
11 遠隔AC インターベンション治療について
 デバイスの変遷
 現在使用されているデバイス
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
12 遠隔AC 移植医療
 臓器移植
 骨髄移植
 輸血
 その他の移植
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)
13 遠隔AC ITと医療
医療経済について
事前学修 教科書や過去の臨床系講義の復習。(2時間)
事後学修 復習(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇修得する資質・能力:知識・理解【DP-L-1-1】
1.代表的な疾患について説明できる。
2.臨床医学に多い疾患について説明できる。
3.先端医療の分野について概要を説明できる。
4.移植や免疫癌治療などを説明できる。
5.臨床工学技士に必要な知識を説明できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 70% 100% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 70% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 10% 100% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 94% 6% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書 臨床工学技士標準テキスト 第4版増補
編集小野哲章他
金原出版株式会社
必ず購入し、授業の際に携帯すること。

オフィスアワー

オフィスアワー
毎週金曜日 15:00ー17:00、8号館(8413室)
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員室に不在の場合があります。

その他

講義内容に関連した小テストを出題する。
出題はMoodleによって行う。この提出によって「出席」とする。
原則対面講義であるが遠隔も併用する場合があります。

実務経験のある教員による授業科目

臨床医として関連する実務経験があり、実際に診断・治療で経験した医師が様々な疾患や医療環境について具体的に説明を行う。