2025年度前期プログラミング応用実習2

曜日・時限 木曜日1時限,木曜日2時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FL230707
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 藤川 智彦
藤川 智彦
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e8%97%a4%e5%b7%9d%e3%80%80%e6%99%ba%e5%bd%a6

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、平松 幹雄
平松 幹雄
職務履歴

目的

プログラミング応用実習2は技術者の基礎となるものづくりに必要なプログラミングの体験および習得を目指す実習である.ここでは,医療機器などに用いられるマイコンを制御するために必要な基礎知識とプログラミング言語のC言語を用いた基礎的なプログラミングができるようになることを目的とする.マイコンによる入出力制御の体験は3L後期のヒト型ロボット歩行制御実習でおこなう.このため,ヒト型ロボット歩行制御実習で二足歩行ロボットの歩行制御をおこなうには,このプログラミング実習2の内容を必ず理解する必要がある.また,医療機器などの機器には必ずマイコンが装備されているため,その原理を理解するための基礎としても重要な内容である.これらの実習を通じで,マイコン制御に必要なプログラムの構築の基礎素養の重要性を理解する.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 AC ガイダンスと実習環境整備(ソフトウェアのインストール)およびプログラミング言語と入出力制御の説明 事前学修 シラバスを確認し,授業の目的を理解し,テキストのプログラミング言語とマイコンのハードウェアを予習しておくこと.プログラミングに必要なものを準備すること(1時間)
事後学修 講義の方法や評価方法を確認し,C言語のコンパイル方法を確認し,課題演習をおこなう(1時間)
2 AC マイコンのハードウェアとメモリ内の処理の解説と課題演習 事前学修 テキストのメモリ内処理を予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(メモリ内の処理)を確認し,課題演習をおこなう(1時間)
3 AC C語の概略とフローチャートの解説と課題演習およびメモリ内処理の小テスト 事前学修 テキストのフローチャートを予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(フローチャート)を確認し,課題演習と応用課題演習をおこなう(2時間)
4 AC C言語の出力関数printf文の解説と課題演習およびフローチャートの小テスト 事前学修 テキストの関数printfを予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(関数printf)の例題を解き,課題演習をおこなう(1時間)
5 AC C言語の入力関数scanf文の解説と課題演習および出力関数printfの小テスト 事前学修 テキストの関数scanfを予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(関数scanf)の例題を解き,課題演習おこなう(1時間)
6 AC C言語の演算(キャスト)の解説と課題演習および入力関数scanfの小テスト 事前学修 テキストの演算(キャスト)を予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(演算)の例題を解き,課題演習おこなう(1時間)
7 C C言語の繰り返し関数while文と関数for文の解説と課題演習および演算(キャスト)の小テスト 事前学修 テキストの関数forと関数whileを予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(関数forと関数while)の例題を解き,課題演習おこなう(1時間)
8 AC C言語の条件分岐関数if文と関数switch文の解説と課題演習および繰り返し関数while文と関数for文の小テスト 事前学修 テキストの関数ifと関数switchを予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(関数ifと関数switch)の例題を解き,課題演習おこなう(1時間)
9 AC C言語の無限ループの解説と課題演習および条件分岐関数if文と関数switch文の小テスト 事前学修 テキストの無限ループを予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(無限ループ)の例題を解き,課題演習おこなう(1時間)
10 AC C言語の配列の解説と課題演習および無限ループの小テスト 事前学修 テキストの配列を予習しておくこと(1時間)
事後学修 授業内容(配列)の例題を解き,課題演習おこなう(1時間)
11 C C言語の関数printf文と関数scanf文と演算の応用演習および配列の小テスト 事前学修 C言語の繰り返しと条件分岐while文とfor文とif文とswitch文と無限ループの例題を復習しておくこと(1時間)
事後学修 C言語の繰り返しと条件分岐while文とfor文とif文とswitch文と無限ループの範囲の演習問題を確認すること(2時間)
12 C C言語の関数forと関数while,関数ifと関数switchの応用演習 事前学修 C言語の関数forと関数while,関数ifと関数switchを復習しておくこと(1時間)
事後学修 C言語の関数forと関数while,関数ifと関数switchの応用課題演習をおこなう(2時間)
13 C C言語の無限ループと配列の応用演習とまとめ 事前学修 C言語の配列の例題を復習しておくこと(1時間)
事後学修 C言語の無限ループと配列の応用課題演習をおこなう(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・メモリ内処理の2進数と16進数が理解できる
・フローチャートが理解できる
・C言語による基本的なプログラミングができる

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 27% 60% 40% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 12% 80% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 課題演習 61% 60% 40% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 62% 38% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:特になし.C言語の教科書は多くあるので,自身に合ったものを選ぶと良い.プログラミングなどの基礎知識に必要なテキストはmoodle内で例題解説集として配布する.
参考書:医療科学科 プログラミング応用実習2 テキスト(moodle内資料 例題解説集)

オフィスアワー

木曜日18:30-20:00(於8104).なお,会議や出張などで不在の場合がある.また,事前にメールで日時を調整することも可能である.

その他

ノートPCを持参すること.
授業形式Cの4回の授業において,手書きによる小テストをおこなう.
提出された演習は採点後,返却するので,各自で受け取ること.

実務経験のある教員による授業科目

商品生産時に発生した機械トラブルに対処する際のリレーシーケンス制御の知識,生産ラインに使用する機械発注時におけるメーカーとの仕様打ち合わせで必要となる機構面での制御及びソフト面での制御などの知識を活かした教育をおこなう.