2025年度後期ジェンダー論

曜日・時限 水曜日1時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング FL210124,FS210125,FY210125,HB110122,HT110122,HW110122
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療福祉工学部-理学療法学科
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-医療科学科
医療健康科学部-理学療法学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
総合情報学部-情報学科
健康情報学部-健康情報学科 医療工学専攻
健康情報学部-健康情報学科 理学療法学専攻
健康情報学部-健康情報学科 スポーツ科学専攻
教員名 堀 あきこ
堀 あきこ
職務履歴

目的

ジェンダーやセクシュアリティという言葉を見たり聞いたりしたことがある人は多いでしょう。生物学的な性別(オスとメス)であるセックスと、ジェンダーやセクシュアリティといった「性」に関連する概念は、私たち一人ひとりの「生」と深く関わりを持っています。なぜなら、それらは私たちを取り囲む「ルール」として、日常生活に深く組み込まれているからです。講義では、「当たり前」「常識」とみなされがちなこの「ルール」が、私たちにどのような影響を与えているのかを考えるために、「性」をめぐる社会通念・制度・規範を取り上げます。そして、現代の暮らしや社会問題をジェンダーの視点で学ぶことによって、社会を多角的に見る視点を身につけることを目的とします。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔A 講義ガイダンス、「性」に関わる概念①ジェンダー 事前学修 シラバスをよく読む(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
2 遠隔A 「性」に関わる概念②性差と性役割 事前学修 「性役割」(Gender role)について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
3 遠隔A 「性」に関わる概念③セクシュアリティ 事前学修 「SOGI」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
4 遠隔A 「家族」①近代家族の成立 事前学修 戦前の「家制度」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
5 遠隔A 「家族」②家事・育児・介護 事前学修 「性別役割分業」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
6 遠隔A 恋愛と結婚①未婚・晩婚化 事前学修 「50歳時の未婚率」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
7 遠隔A 恋愛と結婚②同性愛・異性愛 事前学修 「同性婚」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
8 遠隔A 労働①長時間労働 事前学修 「過労死」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
9 遠隔A 労働②非正規雇用 事前学修 「非正規雇用」と「正規雇用」の違いを調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
10 遠隔A 性暴力①ドメスティック・バイオレンスとデートDV 事前学修 「ドメスティック・バイオレンス」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
11 遠隔A 性暴力②セクシュアル・ハラスメントと被害者バッシング 事前学修 「セクシュアル・ハラスメント」について調べ、ノートをとる(2時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(2時間)
12 遠隔A メディアとジェンダー表象 事前学修 「ポリティカル・コレクトネス」について調べ、ノートをとる(4時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(4時間)
13 遠隔A 授業の振り返りとまとめ 事前学修 これまでの授業資料、事前学修のノートを見返す(4時間)
事後学修 授業資料を復習し、ノートを見返す(4時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

①ジェンダー・セクシュアリティに関する基本的な概念を理解できる。
②現代社会をジェンダーの視点から読み解くことで自分自身や身の回りで起きていることを、客観的・相対的にとらえることができる。
③とらえた問題を、データを用いて説明できる。
この授業を受講することで、「豊かな人格形成の基盤となり、社会との関りを考える力」【工学部DP(1)】を身につけることができます。
科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
 (それ以前の入学生  https://www.osakac.ac.jp/about/policy/ 参照)

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 50% 20% 30% 100%
小テスト、小論文 60% 40% 30% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 44% 26% 0% 0% 30% 100%

教科書・参考書

神原文子・杉井潤子・竹田美知 編著『よくわかる現代家族[第2版]』ミネルヴァ書房2016年
加藤秀一『はじめてのジェンダー論』有斐閣2017年
風間孝・河口和也・守如子・赤枝香奈子『教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ』法律文化社2018年

オフィスアワー

質問等がある場合は、毎回の授業のコメント(Moodle)に投稿してください。
コメントの提出は任意ですが、その中から、個人情報を削除したうえで、次回の授業冒頭で紹介してフィードバックを行います。
すべてのコメントや質問に答えられませんので、さらに質問などがある場合はMoodleのメッセージかメール(h-akiko@oecu.jp)に連絡をください。

その他

【失格条件】
・欠席回数が4回以上の者は、レポート試験を受験したとしてもE評価とする。
・レポート試験が未提出の者はE評価とする。
【レポート試験】
・引用の範囲を超えたネット記事のコピペ等によるレポートは「採点不可」とする。

実務経験のある教員による授業科目

一般財団法人大阪府男女共同参画財団での事業実務経験