2025年度後期アジアの言語と文化

曜日・時限 水曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FL110111,FS110111,FY110111,HB110110,HT110110,HW110110
開講学科等 医療健康科学部-医療科学科
医療健康科学部-理学療法学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
総合情報学部-情報学科
健康情報学部-健康情報学科 医療工学専攻
健康情報学部-健康情報学科 理学療法学専攻
健康情報学部-健康情報学科 スポーツ科学専攻
教員名 王 少鋒
王 少鋒
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%8e%8b%e3%80%80%e5%b0%91%e9%8b%92

教員情報データベースに遷移します

目的

  アジアには多種多様な語族や語系に属する言語が分布しているが、本講義は漢字・漢字語を中心に日本語・中国語・韓国語を比較しながら、言語や文化の同質性と異質性を様々な角度から見ることによって、考える力と複合的な視点を養うことを目的としている。
  更に日本語・中国語・韓国語の三言語で東アジアの古典を読むことをチャレンジし、古典を通して人間のあり方、生きる知恵と学習の意義を学ぶ。
  

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A、F イントロダクション。
1.授業内容の説明
2.教育方針の説明
3.授業の進め方
4.評価について
4.課題・グループディスカッション
事前学修 シラバスを読んで、授業目的・内容・評価方法などを理解する(1時間)。
事後学修 教員の説明を聞いた上に改めてシラバスを読み、Moodleに掲載している英語で『論語』を朗読する課題の満点例を視聴してから適性検査課題を完成する(2時間)。
2 面接授業:A、F 漢字文化圏
1.漢字文化圏の定義    
2.漢字の使用者  
3. 漢字の歴史  
4. 漢字の伝来
5.漢字の作り方 
6.課題 ・グループワーク
事前学修 参考書1のpp.55-58を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 講義内容と参考書を理解した上にMoodleに掲載している甲骨文字課題を完成する(2時間)。
3 面接授業:A、F 表意文字と表音文字の違い、ラジオ型文字とテレビ型文字の違い
?前回課題の解説
1.表意文字と表音文字の違い
2.表意文字の感性
3.表意文字の作り方ー会意文字 
4.漢字は誰が作った?
5.課題・グループディスカッション
事前学修 参考書pp.66-72を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 講義内容と参考書を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(2時間)。
4 面接授業:A、F 漢字の発想・情報量・影響
・前回課題の解説
1.漢字の発想
2.漢字の情報量
3.漢字の影響
4.課題・グループワーク 
事前学修 参考書1のpp.59-65を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 講義内容と参考書を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(2時間)。
5 面接授業:A、F 漢字と芸術・生活・インターネット
1.前回課題の解説
2.漢字と芸術・
3.漢字と生活文化
4.漢字とインターネット 
5.課題・グループディスカッション
事前学修 参考書1pp.73-82をを読んで、分からないところをチェックする(2時間)。


事後学修 講義内容と参考書を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(3時間)。
6 面接授業:A、F 日韓中三国の言語違いからみる文化の違い 
・前回課題の解説
1.漢字の使い方の違い
2.外来語の違い
3.課題・グループディスカッション
事前学修 参考書1pp.181-195をを読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 講義内容と参考書を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(3時間)。
7 面接授業:A、F 日韓中三国における敬語による対人コミュニケーションの違い
1.日本語の敬語
2.韓国語の敬語
3.中国語・英語の敬語
4.日韓中三国における敬語による対人コミュニケーションの違い
5.課題・グループワーク
事前学修 Moodleに掲載している参考論文 王少鋒著『敬語による国民性と対人コミュニケーションの違い』PDF版を読んで分からないところをチェックする(2時間)。  
事後学修 講義内容と参考論文を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(3時間)。
8 面接授業:A 日韓中三国の女性語と女性―言語社会学の視点から
1.基本的な概念 女性語とは何か
2 日韓中三国における女性語の違い 
3 「世界ジェンダー・ギャップ指数」からみる日韓中三国における女性の社会的な地位
4.課題・グループディスカッション
事前学修 参考書1pp.195-198を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 講義内容と参考論文を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(3時間)。
9 面接授業:A、B 日韓中三国の女性観の違い―諺の比較から
1.「敬語課題」について
2.中国のことわざにおける伝統的な女性観と現代女性
3.日韓中三国の女性観の比較ーことわざの比較からー
4.最終レポートの下準備について
5.課題・グループワーク
事前学修 女性に関することわざを10個を収集し、意味を調べること(2時間)。
事後学修 講義内容と参考論文を理解した上にMoodleに掲載している課題を完成する(3時間)。
10 面接授業:A、C 日韓中三か国語で読む古典「三字経」① 学びの精神 
1.課題9(敬語課題)の総括
2.音読課題についての注意点
2.なぜ音読をするのか?  音読が「最速・最強の学習法」な理由
3.『三字経』とは何か
4.多言語で読む『三字経』(日本語で解説)
5.課題・グループワーク
事前学修 参考書2pp.14-27を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 「三字経」①を100回音読し、20秒までに収まってから録音し、音声ファイルをMoodleから提出すること(3時間)。
11 面接授業:A、C 日韓中三か国語で読む古典「三字経」②「親孝行」の精神
1.先週課題の総括と音声課題の注意点
2.多言語で読む『三字経』5~16節 (中国語で朗読+日本語で解説)
3.課題・グループワーク 
事前学修 参考書2pp.28-46を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 「三字経」②を100回音読し1:00までに収まってから録音し音声ファイルをMoodleから提出すること(3時間)。
12 面接授業:A、C 日・韓・中・英多言語で読む古典「論語」①
2.「論語」とは何か 
3.孔子・儒教と日本
4.『論語』「為政第二」の解説
5.課題・グループワーク 
事前学修 Moodleに掲載している「論語」とは何か を視聴し、配布資料の「論語」第一章を読んで、分からないところをチェックする(2時間)。
事後学修 「論語」「為政第二」を日本語で100回朗読してから1:30までに収まってから録音し音声ファイルをMoodleから提出すること(3時間)
13 面接授業:A 、C 日・韓・中・英多言語で読む古典「論語」②
1.「為政第二」7.10.13.14.15の解説
2.他言語で読む「論語」
3.音読による脳の活性化
4.英語・中国語・韓国語版「論語・為政第二」
5.課題・グループワーク
事前学修 Moodleに掲載している英語・韓国語・中国語で朗読する論語「為政第二」の見本を聞くこと(2時間)
事後学修 外国語で(英語or韓国語or中国語)で論語「為政第二」を100回くらい音読し2分までに収まってから録音し音声ファイルをMoodleから提出すること(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・アジアの言語の文化の特徴を理解する。
・文化の多様性を理解でき、多角的・複眼的な思考ができる。
・新たな課題に対して、獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、解決できる。
科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
〇 2023年度以前の入学生
修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【医療健康学部DP(1)】【総合情報学部DP(1)】
・アジアの言語の特徴を理解する
・アジアの文化の特徴と文化の多様性を理解する。
〇修得する資質・能力:態度・志向力【医療健康学部DP(1)】【DP-Y-3-1】【総合情報学部DP(1)】【DP-S-3-1】
・獲得した知識や技術を用いて社会を幅広い視野でとらえることができる。
〇修得する資質・能力:創造性【医療健康学部DP(1)】【DP-L-4-1】【DP-Y-4-1】【DP-S-4-1】【総合情報学部DP(1)】
・新たな課題に対して、獲得した知識・技能・態度等を総合的に活用し、解決できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 45% 30% 50% 10% 10% 100%
小テスト、小論文 20% 50% 30% 10% 10% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 25% 20% 60% 10% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 15% 15% 10% 50% 10% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 30% 45% 8% 12% 6% 100%

教科書・参考書

参考書1 王少鋒著『日・韓・中三国の比較文化論』明石書店 購入の必要がなく図書館などをご活用下さい。授業中も適宜にPDF版を配布します。

参考書2 斎藤孝著『子どもの人間力を高める 三字経』致知出版社 購入の必要がなく図書館などをご活用下さい。授業中も適宜にPDF版を配布します。 

オフィスアワー

寝屋川学舎新棟1階04教員研究室 火曜日3限 

その他

重要
 ①この授業は毎回グループワーク・グループディスカッションを行います。
 ②欠席回数が4回になった時点でE評価(評価不能)になります。ご注意ください。
 ③課題やテストの正解や解説を公開後にはいかなる理由でも同じ課題やテストを受けられません。 

実務経験のある教員による授業科目