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2025年度前期
芸術概論
曜日・時限
木曜日3時限
期別
前期
週時間数
2
ナンバリング
HB131201
開講学科等
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名
原 久子
原 久子
職務履歴
https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%8e%9f%e3%80%80%e4%b9%85%e5%ad%90
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目的
インターネットやテレビ放送などのメディアで得たイメージの背景にある文化・風習・思想他に無頓着になっていないだろうか。いつの時代においても芸術は私たちの生活の身近にある。日本のみならず、アジア環太平洋、ヨーロッパ他、世界のさまざまな地域で、現代の表現や思想にも影響を与えている。全体を通して芸術文化の「移動と変容」というテーマを置いている。毎回、アーティスト、思想家あるいは動向(ムーブメント)等をとりあげ、作品、作家、思想、それらを取り巻く状況について学生は汎く知識を得て、その周縁について考えることがこの授業の目的である。
この科目を修得することは、デジタルゲーム学科およびゲーム&メディア学科の定めるディプロマポリシーであるデジタルゲームとエンタテインメントコンテンツ分野の基礎的な専門知識を包括的に有し、それらを適切に応用する能力を備えている、ことに関与する。
授業計画
授業回
形式
学修内容
学修課題
1
面接授業:A
イントロダクション
授業内容と進行の予定などの概要を説明。成績評価方法についての説明。
小テストやレポートについての説明は初回しか行わないので、必ず出席のこと。
事前学修
授業目的、到達目標、各回の学修内容についてシラバスをよく読み把握する(2.3時間)
事後学修
学修したことを復習する(2.3時間)
2
面接授業:A
フィンセント・ファン・ゴッホと日本
事前学修
西洋美術(特に絵画)の概要を調べる(2.3時間)
事後学修
フィンセント・ファン・ゴッホについて復習する(2.3時間)
3
面接授業:A
歌舞伎と衣装 --文様・浮世絵
事前学修
歌舞伎公式総合サイト(松竹)http://www.kabuki-bito.jp/の「歌舞伎いろは」を読み、歌舞伎の基本を知る。
浮世絵検索閲覧システム https://www.dh-jac.net/db/nishikie/ 歌舞伎を描いた浮世絵の事例を確認する(2.3時間)
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
4
面接授業:A
茶の湯の文化と芸術 --茶人たちの好んだ時空
事前学修
千利休という人物について調べる。よく耳にする「侘び寂び(わびさび)」という日本語を理解する(2.3時間)
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
5
面接授業:A
江戸期の絵師たち
事前学修
円山応挙とその流れをくむ絵師について調べる(2.3時間)
例:長沢芦雪(1754-1799)、吉村孝敬(1769-1836)、竹内栖鳳(1864-1942)など
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
6
面接授業:A
大阪の建築
大阪の昭和初期から平成へかけての建築を紹介
事前学修
大阪府下の歴史的建造物あるいは特徴のある建造物について1つ選び、調べる(2.3時間)
事後学修
建築技術、社会の状況ととも変化した大阪の建築についてノートをまとめる(2.3時間)
7
面接授業:A
*中間テスト
写真の誕生と展開
事前学修
写真技術の発展の事例としてキャノンのwebサイトを用いて調べる(2.3時間)
https://global.canon/ja/c-museum/history/story01.html
現代の写真の状況を知るために東京都写真美術館公式サイトなども参考にする。
https://topmuseum.jp/
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
8
面接授業:A
民藝運動について
1926(大正15)年、「日本民藝美術館設立趣意書」の発刊により開始された民藝運動。
それから約100年経つが、いまも多くの人に愛される民藝作品の魅力とその背景を探る
事前学修
日本民藝協会の歴史を下記リンクのwebサイトで学んでくる (2.3時間)
https://www.nihon-mingeikyoukai.jp/society/history/
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
9
面接授業:A
バウハウスの芸術教育
事前学修
バウハウスの芸術教育について調べる(2.3時間)
バウハウスアーカイブ https://www.bauhaus.de/en/(英語版)
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
10
面接授業:A
シルクロードの芸術文化
事前学修
シルクロードと呼ばれるルート上にある地域の地理的、歴史的な基本情報を調べてくる(2.3時間)
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
11
面接授業:A
アジアの文様と美術工芸
事前学修
アジア諸国(インド、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、韓国ほか)から1つの地域あるいは国を選び文様の特徴を調べてくる(2.3時間)
事後学修
授業中にとったノートを整理し、復習する(2.3時間)
12
面接授業:A
移動と変容--多文化社会を考える
事前学修
文化を中心に「移動と変容」ということについて、一つトピックをあげる(2.3時間)
事後学修
レポート課題:文化の「移動と変容」ということについて、それぞれにテーマ(トピック)を見つけレポート作成。1,000字以上(2.3時間)
13
面接授業:A
まとめ
事前学修
1~12回目までの各自のノートや資料をよく読み返してくる(2.3時間)
事後学修
1~13回全体を総括して復習する(2.3時間)
授業形式記号
A:一斉授業(通常の講義)
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など
D:調査 分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
G:プレゼンテーション
H:地域・企業 連携型学習
I:その他
到達目標
*学生が知識としての芸術ではなく、社会状況など私たちを取り巻く状況との関連を理解する。
*学生が芸術とは何かという基本的な問いに対し、各自の考えを持ち説明できる。
科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
◯2023年度以前の入学生
この科目を修得することで,デジタルゲームとエンタテインメントコンテンツ分野における基礎的な専門知識を包括的に有し、それらを適切に応用する能力を備えている。【DP-B-1-1】
評価方法と評価観点
評価方法
配点合計
知識・理解力
応用力
コミュニケーション力
態度・志向性
創造力
合計
定期試験またはレポート試験
50%
100%
100%
小テスト、小論文
30%
50%
50%
100%
グループワーク
0%
プレゼンテーション
0%
レポート、宿題
20%
50%
50%
100%
授業での姿勢(ノート、質疑など)
0%
作品、パフォーマンス(実技、実演)
0%
その他1(具体的に:
0%
その他2(具体的に:
0%
100%
75%
25%
0%
0%
0%
100%
教科書・参考書
*教科書は指定しないが、参考図書・関連図書は授業内で指示する。
文化デジタルライブラリーhttp://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
歌舞伎公式総合サイト歌舞伎美人(歌舞伎いろは)https://www.kabuki-bito.jp/special/
「ゴッホはなぜゴッホになったか : 芸術の社会学的考察 」著者:Nathalie Heinich、翻訳:三浦篤、出版年2005年、発行:藤原書店
「千利休 : 無言の前衛」 著者:赤瀬川原平、出版年:1990年、発行:岩波書店
「千利休とやきもの革命 : 桃山文化の大爆発 」著者: 竹内順一、発行:河出書房新社
「シネマ2*時間イメージ」 著者:ジル・ドゥルーズ、出版年:2006年、発行:法政大学出版局
「20世紀写真史」著者:伊藤俊治、出版年1992年、発行:筑摩書房
「写真の読み方:初期から現代までの世界の大写真家67人」著者:イアン・ジェフリー・伊藤俊治、出版年:2011年、発行:創元社
「造形芸術の基礎 : バウハウスにおける美術教育」著者:ヨハネス・イッテン、1972年、美術出版社
「教育スケッチブック / Klee, Paul, 1879-1940」バウハウス叢書、出版年:1996年、発行:中央公論美術出版
「アイヌ民族写真・絵画集成 : アイヌ民族の文様」知里むつみ、日本図書センター
他
オフィスアワー
前期・毎週火曜日3限め 原教員室(6号館6-321)
*なるべく事前にアポイントメントを取ること。事前にアポイントがある場合のみオンライン対応可。
その他
課題(試験・レポート等)には解答等のフィードバックを行うので、確認・復習を行うことを求める。
日本、ヨーロッパ、アジアなどの芸術文化を毎回オムニバス的にトピックを紹介していく。事前学修抜きには授業内容を理解出来ない場合も多いので、指示された文献、webサイトに目を通し、授業の準備をしてくること。
授業内で指示する課題の提出がない場合は、評価方法にもあるように減点対象となる。
実務経験のある教員による授業科目
展覧会・イベント等の企画・プロデュース・運営マネジメント。美術専門誌・専門書編集。新聞・雑誌・webへの記事連載。
コンサルティング(芸術・文化政策等)
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