2025年度後期データベース概論・演習

曜日・時限 木曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング HB330602,HW330610
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 笠木 和磨
笠木 和磨
職務履歴

目的

昨今、あらゆる情報資源がデータベース化されており、それらの情報検索ではデータベース管理システムの利用が不可欠となっている。
本科目では、情報検索システムの基本概念とデータベースの基本知識・技術を習得する。
基礎となるデータモデルを例示し、それを修正する演習などを通じて応用への理解を広める。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 授業ガイダンス(情報検索、他) 事前学修 既存のショッピングサイトの使い勝手や取り扱っている情報について調べておく。(1時間)
事後学修 自分がよく使っているサービスにおける情報の取り扱い方について考えておく。(2時間)
2 A,C 環境構築、基本用語とSQL 事前学修 リレーショナルデータベースについて調べておく。(1時間)
SQLの基礎構文について調べておくこと。(2時間)
事後学修 SQLを使う環境の構築の手順を繰り返し復習し、よく理解すること。(4時間)
3 A,C PHPの基礎 事前学修 LAMP環境、及びPHP言語の基礎構文について調べておくこと。(3時間)
事後学修 PHPの基礎構文を繰り返し復習する。(3時間)
4 A,C PHPとデータベースの連携 事前学修 PHP+MySQLによるWebサイトの作成方法について調べておくこと。(3時間)
事後学修 PHP+MySQLによるWebサイトの作成方法について復習する。(3時間)
5 A,C PHPとデータベースの連携 事前学修 PHP+MySQLによるWebサイトの作成方法について調べておくこと。(3時間)
事後学修 PHP+MySQLによるWebサイトの作成方法について復習する。(3時間)
6 A,C 内部結合、外部結合 事前学修 SQLの結合について調べておく。(2時間)
事後学修 SQLの結合について復習する。(2時間)
7 A,C データベースの設計1(データ構造と関係、正規化) 事前学修 E-R図について調べておく。(2時間)
事後学修 身の回りのデータベースの例について考えたデータモデルをより良くする方法について検討する。(2時間)
8 A,C データベースの設計2(設計したデータベースを用いたSQL考察) 事前学修 SQLの基礎構文、結合について復習する。(2時間)
事後学修 SQLの基礎構文、結合を繰り返し復習する。(2時間)
9 A,C トランザクション 事前学修 データベースのトランザクションについて調べておくこと。(2時間)
事後学修 トランザクション、ACID特性について復習する。(2時間)
10 A,C 小説投稿サイトの設計1(ログインの設計) 事前学修 REST、SESSION、COOKIEについて調べておくこと。(1時間)
事後学修 サンプルコードをよく読んでログインの流れを復習し、関連するデータモデルの把握に努める。(2時間)
11 A,C 小説投稿サイトの設計2(投稿の設計) 事前学修 サンプルコードをよく読んでログインの流れを復習し、関連するデータモデルの把握に努める。(3時間)
事後学修 データモデルをよく復習し、余力があればさらに高度な機能を追加する応用について考える。(2時間)
12 A,C Docker環境でLaravel開発環境構築 事前学修 Docker、Kubernetesなどコンテナ仮想化技術について調べておくこと。(3時間)
事後学修 指定されたソーシャルゲームのデータベース構造について考える。(1時間)
13 A,C 負荷分散、ソーシャルゲームのデータベース考察 事前学修 データベース、Webサービスの負荷分散について調べておくこと。(1時間)
指定されたソーシャルゲームをプレイしておく。(1時間)
事後学修 既存Webサービスの負荷分散について考える。(1時間)
指定されたソーシャルゲームのデータベース構造についてさらに考える。(1時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

修得する資質・能力:知識・理解力、応用力 【DP-W-1-1, DP-B-1-1】
1. データベースの基本知識・技術について理解し、ファイルとデータベースの違いやデータベースの意義を理解している。
2. SQLの文法と用法を理解し、PHPからデータベースを利用することができる。
3. E-Rモデル、リレーショナルデータモデルといったデータモデルを理解し、身近な題材について設計を行うことができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 40% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 50% 50% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書・参考書は使用しません。

オフィスアワー

授業後最大2時間まで受け付けますので、お気軽にご質問ください。
ただし、学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性がありますので、質問がある場合は授業後にお声がけください。

その他

課題は内容チェックの上返却します。

実務経験のある教員による授業科目

現役のゲームプログラマーが、豊富な業界経験と最新の知見を生かし、データベースの設計・運用について実践的な視点から講義を行います。