2025年度後期生体機能代行医用機器学実習

曜日・時限 金曜日3時限,金曜日4時限,金曜日5時限 期別 後期 週時間数 6
ナンバリング FL331303
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 橘 克典
橘 克典
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、吉田 めぐみ
吉田 めぐみ
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小出 卓哉
小出 卓哉
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松浦 美苗
松浦 美苗
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、井口 新一
井口 新一
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、近藤 智勇
近藤 智勇
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、土井 昌樹
土井 昌樹
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、久保 大安
久保 大安
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、川西 秀明
川西 秀明
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目的

臨床における命維持管理装置の運用について学ぶため,人工呼吸装置・人工心肺装置・人工透析装置の基本的知識を踏まえて,それらの操作技術の習得できるようになることを目的とする。また,臨床における医療機器の安全管理について学ぶため,輸液ポンプ・シリンジポンプ・電気メス・心臓ペースメーカの基礎的知識を踏まえて,それらの操作やメンテナンス技術の習得できるようになることを目的とする。さらに,臨床における循環動態モニタについて学ぶため,心電図や各種カテーテルの基礎知識を踏まえて,心電図読解やモニタデバイスの使用法を習得できるようになることを?的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 各実習のガイダンスと基礎知識を確認するテストを行う。
各種医療機器を扱う上での医療安全と患者急変時対応について概説する。
各種医療機器の操作に伴う危険因子の認識と対処について概説する。
事前学修 シラバスを読んで、授業の目的を理解し,実習内容に関連する基礎知識について整理しておく。(2時間)
事後学修 小テストの内容を振り返り,復習しておく。(2時間)
2 C 人工心肺装置
人工心肺装置の回路(リザーバー・熱交換器・人工肺・動脈フィルター・各種カニューレ)や感染対策について学び,清潔操作に注意して人工心肺組み立て及びプライミング技術について実習を行う。
事前学修 人工心肺装置システムやデバイス(リザーバー・熱交換器・人工肺・動脈フィルター・各種カニューレ)について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 人工心肺装置について,実習内容のレポート作成を行う。(3時間)
3 C 人工透析装置
血液透析を中?に生体側に装着するデバイス、透析装置の構造、治療中の操作を学び,プライミング時の清潔、穿刺(表在化動脈含む)・接続・抜去、及び穿刺時の消毒、感染対策、装置の洗浄・消毒など清潔行為について実習を行う。
事前学修 透析治療に使用されるダイアライザ,透析液,ブラッドアクセスについて予習しておくこと。(1時間)
事後学修 人工透析装置について,実習内容のレポート作成を行う。(3時間)
4 C 人工呼吸器
人工呼吸器の構成、取扱い、治療中の操作、感染対策、装置の洗浄・消毒について学び,陽圧式人工呼吸器を体験する実習を行う。
高気圧酸素治療のモード設定
事前学修 陽圧式人工呼吸器について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 人工呼吸器について,実習内容のレポート作成を行う。(3時間)
5 C 心電図
各種疾患別における心電図の特徴について学び,臨床で得られた心電図を基にその読解実習を行う。
事前学修 代表的な心疾患について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 心電図について,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
6 C 心臓カテーテル
心臓カテーテルで使用するデバイスについて,実際の治療中のスライドを用いて心電図・不整脈治療全般・電気的負荷装置の操作を理解する。

内視鏡
内視鏡関連機器について、実臨床の動画を用いて鏡視下手術の操作を理解する。

電気メス
手術室で使用される電気メスの原理と構成について学び,電気メスの操作と保守点検業務を実機にて実習を行う。
事前学修 心電図、心臓カテーテル、電気メスについて予習しておくこと。(2時間)
事後学修 心電図、心臓カテーテル、電気メスについて,実習内容のレポート作成を行う。(3時間)
7 C ME機器保守管理実習(輸液ポンプ)
臨床臨床工学技士が病院で担うME機器保守管理について,輸液ポンプの保守点検業務を実機にて実習を行う。
薬剤投与、静脈路の確保・抜針について実習を行う。
事前学修 輸液ポンプについて予習しておくこと。(1時間)
事後学修 輸液ポンプについて,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
8 C ME機器保守管理実習(シリンジポンプ)
臨床?学技?が病院で担うME機器保守管理について,シリンジポンプの保守点検業務を実機にて実習を行う。
薬剤投与、静脈路の確保・抜針について実習を行う。
事前学修 シリンジポンプについて予習しておくこと。(1時間)
事後学修 シリンジポンプについて,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
9 C ME機器保守管理実習(電気的安全性)
漏れ電流の測定器を作成し、医療機器の電気的安全性の測定をおこなう。
事前学修 医療機器の電気的安全性の測定について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 医療機器の電気的安全性の測定について、実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
10 C ME機器保守管理実習(心臓ペースメーカ)
ME機器保守管理について,心臓ペースメーカのプログラミング操作および、保守点検業務を実機にて実習を行う。
事前学修 心臓ペースメーカについて予習しておくこと。(1時間)
事後学修 心臓ペースメーカについて,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
11 C ME機器保守管理実習(人工呼吸器)
ME機器保守管理について,人工呼吸器の保守点検業務、高圧医用ガス、可燃性医用ガスに関する実習を実機を用いて行う。
事前学修 人工呼吸器について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 人工呼吸器について,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
12 C ME機器保守管理実習(人工心肺装置)
ME機器保守管理について,人工心肺装置の保守点検業務、および病院電気設備(手術室)の安全に関して実機を用いて実習を行う。
事前学修 人工心肺装置について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 人工心肺装置について,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)
13 C ME機器保守管理実習(透析装置)
ME機器保守管理について,透析装置の保守点検業務を実機を用いて実習を行う。
事前学修 透析装置について予習しておくこと。(1時間)
事後学修 透析装置について,実習内容のレポート作成を行う。(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識・理解力,応用力【DP-L-1-1】【DP-L-1-2】
・臨床における循環動態モニタである心電図や各種カテーテルについて,心電図の読解やモニタデバイスの使用法について具体的に述べることができる。

○修得する資質・能力:コミュニケーション力【DP-L-2-1】【DP-L-2-2】
・生命維持管理装置である人工呼吸器、人工心肺装置、人工透析装置について,各種装置を使用するうえでの注意点などを踏まえて,操作準備や操作ができる。
・医療機器である輸液ポンプ・シリンジポンプ・電気メスについて,保守管理の重要性を踏まえて,操作やメンテナンスができる。

○修得する資質・能力:態度・志向性【DP-L-3-1】【DP-L-3-2】
・生体機能代行医用機器学に関連する演習問題やレポート作成を真面目に取り組み,主体的に学習する。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 30% 50% 50% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 100% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 65% 15% 10% 0% 10% 100%

教科書・参考書

各実習ごとに資料を配布する。

オフィスアワー

オフィスアワーの開設時間と場所は,
小出卓哉:後期 水曜日 16:50~18:20 8-405(小出研究室)
橘克典   :後期 火曜日 16:50~19:00 8-401(橘研究室)
吉田めぐみ・松浦 美苗 8-208(教員室)
注)学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

生体機能代行医用機器学実習では,各代行装置やデバイスを実際に見て触れて学習することに加え,実際の臨床に向けた心構えで臨むように指導する。
無断欠席や遅刻は厳禁、挨拶や返事は,はっきりとする。また、レポート提出は必ず提出期限内とする。
授業の詳細については、Moodleにおいて周知するので必ず確認をすること
社会状況に応じて「遠隔(面接併用)」とする場合があります。

実務経験のある教員による授業科目

臨床工学技士として実務経験が5年以上を有する教員,および各病院で臨床業務に従事する臨床工学技士の先生を迎えて,各専門分野の実習を担当し,実学力を身につける。