2025年度前期生体計測装置学

曜日・時限 金曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング FL331203
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 日坂 真樹
日坂 真樹
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%97%a5%e5%9d%82%e3%80%80%e7%9c%9f%e6%a8%b9

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目的

この講義では,医療現場で使用される生体計測機器の基本的な原理や計測対象を学ぶために,心電計や脳波計,血圧計測,血流計測,超音波診断装置,PETなどを中心にさまざまな生体現象の計測法について知り,理解できるようになることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 生体計測装置学の講義内容と評価方法の説明
生体計測の概要
単位と誤差
事前学修 シラバスで本授業の目的,授業計画,到達目標を知る。また,単位と誤差について調べる。
(2時間)
事後学修 単位や誤差に関連する演習課題をする。
(2時間)
2 A,C 生体計測法
生体用計測機器と生体計測用増幅器
事前学修 生体計測用増幅器と雑音について調べる。
(2時間)
事後学修 生体計測用増幅器や雑音に関連する演習課題をする。
(2時間)
3 A,C 雑音と生体用トランスデューサ 事前学修 生体用トランスデューサについて調べる。
(2時間)
事後学修 生体用トランスデューサに関連する演習課題をする。
(2時間)
4 A,C 生体電気計測の概論
心電計と医用テレメータ
事前学修 心電計と医用テレメータについて調べる。
(2時間)
事後学修 心電計と医用テレメータに関連する演習課題をする。
(2時間)
5 A,C 脳波,筋電計,生体磁気計測 事前学修 脳波,筋電計,生体磁気計測について調べる。
(2時間)
事後学修 脳波,筋電計,生体磁気計測に関連する演習課題をする。
(2時間)
6 A,C 生体の物理・化学現象計測の概論
血圧計と血流計測
事前学修 血圧計と血流計測について調べる。
(2時間)
事後学修 血圧計と血流計測に関連する演習課題をする。
(2時間)
7 A,C 流量計測 事前学修 流量計測法について調べる。
(2時間)
事後学修 流量計測法に関する演習課題をする。
(2時間)
8 A,C 呼吸計測装置
(スパイロメータ,パルスオキシメータ,カプノメータ)
事前学修 呼吸計測装置について調べる。
(2時間)
事後学修 スパイロメータ,パルスオキシメータ,カプノメータに関連する演習課題をする。
(2時間)
9 A,C 血液ガス分析(ポテンショメトリック法とアンペロメトリック法)と体温測定 事前学修 血液ガス分析について調べる。
(2時間)
事後学修 ポテンショメトリック法とアンペロメトリック法に関連する演習課題をする。
(2時間)
10 A,C 画像診断法の概論
超音波診断装置(超音波,測定原理,ドップラーシフト)
事前学修 超音波診断装置について調べる。
(2時間)
事後学修 超音波診断装置に関連する演習課題をする。
(2時間)
11 A,C X線診断装置(X線,X線CT) 事前学修 X線診断装置について調べる。
(2時間)
事後学修 X線診断装置に関連する演習課題をする。
(2時間)
12 A,C MRI,内視鏡装置 事前学修 MRI,内視鏡装置について調べる。
(2時間)
事後学修 MRI,内視鏡装置に関連する演習課題をする。
(2時間)
13 A,C ラジオアイソトープを用いた計測(SPECT,PET)
在宅医療等で用いられている生体計測機器
計測機器を用いた臨床支援技術の実際
事前学修 ラジオアイソトープを用いた計測について調べる(2時間)。
事後学修 在宅医療等で用いられている生体計測機器や計測機器を用いた臨床支援技術についてまとめる(2時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

 〇 修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 【DP-L-1-1】【DP-L-1-2】【DP-L-1-3】 
・ 生体計測の基礎について理解し,生体電気・磁気計測について説明できる。
・ 生体の物理・化学現象の計測法を理解できる。
・ 画像診断装置の原理や特徴について説明できる。
・ 生体計測装置学に関連する第2種ME技術実力検定試験や臨床工学技士国家試験の問題が解ける。 

〇 修得する資質・能力: 態度・志向力【DP-L-3-2】
・ 生体計測装置学に関連する演習問題を真面目に取り組み,主体的に学習する。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 70% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 50% 30% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 80% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 66% 20% 8% 4% 2% 100%

教科書・参考書

教科書:「臨床工学講座生体計測装置学」石原譲編集(医歯薬出版)             
    講義に関連する資料も適宜配布する。 
参考書:「臨床工学技士標準テキスト」小野哲章他(金原出版)            
    「MEの基礎知識と安全管理」日本生体医工学会ME技術教育委員会(南江堂)

オフィスアワー

月曜日4限 5-108室(日坂研究室) 
 学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。
 随時,電子メールで質問を受け付けます。

その他

関数電卓を準備すること。 
全ての演習課題を提出すること。
Moodleを必ず確認すること。

実務経験のある教員による授業科目