2025年度前期応用電気回路学

曜日・時限 金曜日4時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング FL231002
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 新川 拓也
新川 拓也
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%96%b0%e5%b7%9d%e3%80%80%e6%8b%93%e4%b9%9f

教員情報データベースに遷移します

目的

電気回路の知識は、将来医療福祉技術者を志すものにとって必要不可欠なものである。電気機器の設計は言うに及ばず、それを取り扱う際の知識としても必須であり、トラブルの対処には危険防止の観点からも重要である。本講義では、電気回路の過渡現象および微分積分回路などの電気回路について学び,理解できるようになることを目的とする。また、電気回路に関する問題演習を中心に学習を進める。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 基本的な直流回路の問題演習(復習) 事前学修 電気回路学の課題に目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(2時間)
2 A,C 基本的な交流回路の問題演習(復習) 事前学修 電気回路学の課題に目を通しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(2時間)
3 A,C 電力と電気エネルギー・問題演習 事前学修 電荷・電流・電磁波などがもつエネルギーを調べる(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(2時間)
4 A 電圧、電流の過渡状態とは 事前学修 定常状態と過渡状態の言葉の違いを学習しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(2時間)
5 A 電荷保存則 事前学修 コンデンサの構造と原理について復習しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(2時間)
6 A,C 過渡応答曲線と時定数・問題演習 事前学修 微積分について復習しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(3時間)
7 A,C CR回路の充放電・問題演習 事前学修 前回の講義のノートを読み返しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(3時間)
8 A,C RL回路・問題演習 事前学修 前回の講義のノートを読み返しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(3時間)
9 A,C 微分/積分回路と時定数・問題演習 事前学修 コイルとコンデンサの機能について復習しておく(2時間)
事後学修 講義中に行った課題をもう一度行う(3時間)
10 A,C 人体における電気的等価回路1(血液循環系など)・問題研究 事前学修 血液循環系に関する解剖学的知見を予習しておく(2時間)
事後学修 実際の等価回路について復習する(3時間)
11 A,C 人体における電気的等価回路2(細胞膜とコンデンサ)・問題研究 事前学修 細胞に関する生理学的知見を予習しておく(2時間)
事後学修 実際の等価回路について復習する(3時間)
12 A,C ME機器への応用展開の実際(電磁血流計、除細動器など)・問題研究 事前学修 一般的なME機器の種類について調べておく(2時間)
事後学修 機器がどのように開発されて進化してきたかを調べる(3時間)
13 A,C R,L,C回路の特性と機能 事前学修 コンデンサ,コイルのインピーダンス,角周波数との関係を知らべておく(2時間)
事後学修 共振回路,フィルタ回路に関する資格試験過去問題に取り組む(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・RL、RC回路の過渡応答特性が理解できる
・人体における電気的等価回路が理解できる
・一般的な電気回路に関連する演習問題に真面目に取り組むことによって、主体的に学習する態度を身に付ける
・教員のフィードバックを受けた際に、適切な応対ができる

〇2024年度以降の入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇 2023年度以前の入学生
修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-L-1-1】【DP-L-1-2】【DP-L-1-3】
修得する資質・能力:コミュニケーション力、態度・志向性、創造力【DP-L-3-2】【DP-L-4-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 80% 50% 50% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 50% 40% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 20% 50% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 45% 44% 2% 5% 4% 100%

教科書・参考書

教科書:
特に定めない。

参考書:
・医・生物学系のための電気・電子回路 堀川宗之著 コロナ社

オフィスアワー

オフィスアワーは、毎週月曜日の4限目終了後に新川の居室(8-303)にて行う。ただし、出張および緊急の会議等で不在にする場合があるが、その際は別途知らせる。

その他

電気回路学と本講義をもって、電気回路の基礎知識が習得できる。電気系の実験を円滑に進めるためにも必ず受講していただきたい。なお、定期試験の結果提示については、講義中に指示する。授業の情報については、Moodle、電子メール等でアナウンスをするので、必ずチェックする事。

実務経験のある教員による授業科目