2025年度前期映像制作基礎演習

曜日・時限 木曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HB330208,HW230205
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
教員名 廣瀬 俊彦
廣瀬 俊彦
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%bb%a3%e7%80%ac%e3%80%80%e4%bf%8a%e5%bd%a6

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目的

本授業では、映像制作の基本的な技術とプロセスを学び、短い映像作品を制作することを目的とする。
企画、撮影、編集の各段階における基礎知識を習得し、実践的な演習を通じて表現力を養うことを目指す。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス:授業概要の説明
映像制作の基礎知識:映像制作の流れ・ワークフロー
 企画・撮影・編集等を理解し、授業の進め方を把握する。
 課題制作のためのグループ分けをおこなう。
 参考映像を視聴する。
事前学修 シラバスを読んで内容を理解してくる(2時間)
事後学修 映画、アニメ、PVなど、様々な映像を、授業内で説明した視点から視聴しておく。(3時間)
2 C 映像表現の基本:構図とカメラワーク
 画面構成やカメラアングル、ショットの種類について学ぶ。
【課題1:構図とカメラワーク課題】
事前学修 画面構成やカメラワークについて調べておく。(2時間)
事後学修 自分が撮影するカットのイメージを考えておく。(3時間)
3 C シナリオとストーリーボードの作成
 映像の構成を考え、簡単なストーリーボードを作成する。
 課題1の講評 
 【課題2:ストーリーボードの作成】
事前学修 ショートムービー等を視聴しておく。(2時間)
事後学修 シナリオとストーリーボードをブラッシュアップしておく。(3時間)
4 C 撮影機材の使い方(カメラ・三脚・音声機材)撮影の実験 
 基本的な撮影機材の操作方法を理解し、実際に使用できるように習得する。
課題2の講評
 【課題3:前回つくったシナリオをもとに撮影】
事前学修 カメラワークに注意しながら、各種の映像を視聴しておく。(2時間)
事後学修 撮影した素材を確認、各自のMacBook 等に取り込んでおく。(2時間)
5 C ライティング基礎:光と影のコントロール
 照明の基本的なセッティングを学び、映像の雰囲気を演出する方法を理解する。
 課題3の講評
【課題4:ライティング】
事前学修 ライティングの基本を予習しておく。(3時間)
事後学修 ライティングの課題をブラッシュアップしておく。(2時間)
6 C Adobe Premiere Proの基本操作 
 演習室のPCでアプリケーションの基本操作を学ぶ。
課題4の講評
事前学修 Adobe Premiere Proの概要を予習しておく。(2時間)
事後学修 Adobe Premiere Proの基本操作を復習しておく。(2時間)
7 C 【課題5:ショートムービー制作】 シナリオ・ストーリーボード・撮影リストの作成
 オリジナルのストーリーを考え、映像制作ワークフローに沿って、制作を開始する。
事前学修 これまでに取り組んだ制作ワークフローについて整理しておく(2時間)
事後学修 テーマや方向性に沿った、演出プランを考えておく(3時間)
8 C 撮影1 作成したシナリオをもとに撮影をおこなう。
 グループごと撮影リストにもとづいて撮影する
事前学修 撮影の段取りをグループでまとめておく。(3時間)
事後学修 撮影した素材を整理して使いやすいようにまとめておく(2時間)
9 C 撮影2 撮影した素材を検討し、再撮影、追加撮影などをおこなう。
 撮影した素材の検討と、再撮
事前学修 撮影するカットリストを準備しておく(3時間)
事後学修 撮影したカットを整理して使いやすいようにまとめておく(2時間)
10 C 映像編集の基礎(カット編集) ・素材、荒編集のチェック
 編集ソフトを使用し、基本的なカット編集を行う。
事前学修 OKカット、NGカットをまとめておく(2時間)
事後学修 粗編集のブラッシュアップをしておく(3時間)
11 C 映像編集の応用(エフェクト・トランジション・色調補正)
タイトル、テロップ、を検討する。
事前学修 何度も自分の映像を見直して詳細に調整を進めておく(2時間)
事後学修 映像制作ワークフローについて復習して理解を深めておく(2時間)
12 C ナレーション・BGM・効果音の編集  作品の仕上げと書き出し(最終調整) 事前学修 ナレーション、BGM、効果音などの検討をしておく(2時間)
事後学修 完パケを何度も見直して、修正等があればしておく。(2時間)
13 G 課題5の講評
 完成した映像を発表し、フィードバックを受ける。
事前学修 作品の最終調整をしてから提出する(2時間)
事後学修 講評で得られた内容をまとめて理解しておく(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・企画・撮影・編集・仕上げまでの一連の流れを理解し、適切な手法で映像を制作できるようになる。
・カメラワーク、ライティング、構図の基本を学び、視覚的に効果的な映像を制作できるようになる。
・映像編集ソフトを使用し、カット編集や音声編集の技術を習得する。
・映像作品のテーマやコンセプトを考え、ストーリーボードを作成し、作品の意図を明確に伝える力を養う。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

◯2023年度以前の入学生
 修得する資質・能力:知識・理解力【DP-W-1-1】
                              態度・志向性【DP-W-3-3】
                              創造力 【DP-W-4-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 10% 100% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 60% 30% 70% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 43% 0% 0% 15% 42% 100%

教科書・参考書

授業時に指示する。必要に応じて資料配布もしくは公開します。
参考映像やWebサイトなどを授業内で紹介します。

オフィスアワー

時間:前期水曜日13:15-13:50  (授業期間中)
場所:10号館4階405 廣瀬教員室  (対面のみ)

※授業期間外、オフィスアワー以外の時間以外に質問がある場合は、授業内および事前に、メールでアポイントメントをとることが望ましいです。
※学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

・を授業では各自のMacBook 等でAAdobe Premier Pro を使用する。
・課題提出は期限を厳守してください。
・欠席回数が5回以上の者は課題が提出されていても単位認定されない場合があります。
・定期試験としてレポート試験を行います。
・提出された課題の講評、フィードバックは授業内で行います。

実務経験のある教員による授業科目

映像制作会社にてデレクターとして様々な企業CMなどの映像制作に携わった経験がある教員が映像制作に関する基本技術指導を行う。