2025年度前期VRグラフィックス演習

曜日・時限 木曜日1時限,木曜日2時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング HB430109,HW430109
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 佐藤 礼華
佐藤 礼華
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%bd%90%e8%97%a4%e3%80%80%e7%a4%bc%e8%8f%af

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目的

近年、VRテクノロジーの応用に対する関心が高まっている。特にデジタルゲーム分野では、没入感のあるVR体験が求められている。これに伴い、グラフィックスによる仮想環境の表現や、仮想空間内での活動に関するシミュレーションが必要である。VRグラフィックス演習では、こうしたシミュレーションを実現する手法を学び、実際にVR制作ソフトウェアを活用して系統的に学ぶ。テクノロジーとクリエイティビティの両面からVRグラフィックスを捉え、しっかりとした基本コンセプトを理解することを目指す。
本授業を通じて、VR技術の基礎的な考え方や仕組みを学ぶことで、ゲーム制作などに応用できる基礎知識を身につけることができる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 面接授業 基本概念の紹介
VR開発用ソフトウェアのインストール
事前学修 VRテクノロジーの基本概念を理解する。
VR開発に必要な機材・ソフトウェア・プログラミング言語などについて調べる。
(6時間)
事後学修 インストールしたソフトウェアのチュートリアルを動かしてみましょう。(6時間)
2 C 面接授業 仮想空間内のオブジェクトの作成 事前学修 プリミティブ形のオブジェクトの概念を理解する。(6時間)
事後学修 ブロック、円柱、カプセルなどのオブジェクトを作成し、仮想空間内で配置し、それぞれを移動、回転を行う。(6
時間)
3 C 面接授業 地形の作成 事前学修 ソフトウェアのTerrain機能についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 地形を作って、山に樹木と草を植えるように練習する。(4時間)
4 C 面接授業 シンプルのゲーム動作 事前学修 ソフトウェアのアセットについてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 スタンダードアセットパッケージを使って、空間内のオブジェクトを移動する設定などを行う。(4時間)
5 C 面接授業 ゲーム動作の実現 事前学修 ソフトウェアのシューティング機能についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 シューティングの設定のためのスクリプトを復習する。(4時間)
6 C 面接授業 当たり判定とオブジェクト破壊 事前学修 ソフトウェアの衝突や判定方法についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 空間内の複数のオブジェクトを使って当たり判定の設定を行う。(4時間)
7 C 面接授業 移動とシューティングの設定 事前学修 ソフトウェアのController機能についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 移動しながら発射するように設定しているパッケージを利用し、第1人称でFPSコントローラを実現する。(4時間)
8 C 面接授業 「移動→発射→敵の破滅」動作の実現 事前学修 ソフトウェアのシューティング関連の機能についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 「移動→発射→敵の破滅」動作を実現するためのスクリプトを復習する。(4時間)
9 C 面接授業 「カラー、モデルのインポート、音声など」の設定 事前学修 ソフトウェアのアドバンス機能についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 マテリアルの作成、モデルの使い方、音声の挿入について復習する。(4時間)
10 C 面接授業 パーティクルの応用 事前学修 ソフトウェアのParticle機能についてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 パーティクルシステムを用いて様々なパーティクルを作って練習する。(4時間)
11 C 面接授業 UIデザイン 事前学修 ソフトウェアのUIシステムについてチュートリアルを使って調べる。(4時間)
事後学修 制作しているシューティングゲームのUIをデザインする。(4時間)
12 C 面接授業 仮想空間内でのアニメーション設定 事前学修 ソフトウェアのアニメーション機能についてチュートリアルを使って調べる。(6時間)
事後学修 パラメータとレイヤの設定を練習する。(6時間)
13 C 面接授業 シューティングゲームの完成 事前学修 これまで作ってきたシューティングゲームを編集して完成する。(6時間)
事後学修 制作したゲームをプレイする。(6時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

科目に関連するディプロマポリシー項目:
修得する資質・能力:知識・理解力、応用力 【DP-W-1-1】
 ・ゲーム制作に必要な知識、表現手法、動作設定の基本などを身につける。
 ・企画から制作のシューティングゲームを完成する。

修得する資質・能力:態度・志向性 【DP-W-3-1】
 ・授業の内容と制作方法を理解した上、実際に制作を行い、今後のゲーム制作にも応用できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 30% 30% 40% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 50% 40% 60% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 6% 41% 0% 0% 53% 100%

教科書・参考書

教科書なし、授業内容の資料を配布する。

オフィスアワー

毎週水曜日4限 10-302できるだけ授業後に申し出て下さい.
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.
事前予約の場合はできるだけ対応します.
電子メールでの相談はreika@oecu.jpに送ってください.
遠隔(ビデオ会議)でも対応しますが,時間調整のために事前にメールで予約してください.

その他

課題(試験・レポート等)、授業内容や調べたものに対する質問などを受けた場合、授業時間内やオフィスアワーでフィードバックする。

実務経験のある教員による授業科目