2025年度後期問題解決法

曜日・時限 金曜日2時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング HT230904
開講学科等 総合情報学部-情報学科
教員名 福嶋 ゆい
福嶋 ゆい
職務履歴

目的

問題とは何かを考え、問題の発見、目標の設定、解決の手順、解決に必要な思考方法を学ぶ。また、その過程を他人に伝え、理解してもらうための基本的な技術を習得する。
大学だけでなく社会に出たときに他人と協調しつつ己の責任を全うすることができるよう、チームでの活動経験を積む。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A、F オリエンテーション:「問題解決」とは
問題解決力:「自分で考え、行動する」背景
事前学修 シラバスを読む・社会における問題解決の定義について考える(2時間)
事後学修 再度シラバスを読み、目的と到達目標を再確認する(2時間)
授業内容を復習し、自身の日常の中で「問題」となりうるものはないかを探す(2時間)
2 A、F 問題解決における思考方法① 事前学修 自身の日常の中で「問題」となりうるものを5つみつける(2時間)
事後学修 日常の中で「根拠」を意識する(2時間)
3 A、F 問題解決における思考方法② 事前学修 意見のちがう人の話を聞く/読む(2時間)
主張する方法を自分なりに考えておく(2時間)
事後学修 意見のちがう人の話を聞く/読む(2時間)
4 A、F 問題解決における思考方法③ 事前学修 主張する方法を自分なりに考えておく(2時間)
事後学修 授業内容をふまえて主張文を作る(2時間)
5 A、F 問題をみつける
事前学修 「問題」に関する新聞記事や書籍を収集しておく(2時間)
事後学修 授業内容をふまえて「問題」を分析する(2時間)
6 A、F 目標を設定する 事前学修 「問題」の分析結果を書き出しておく(2時間)
事後学修 設定した「問題」に対してどのような「目標」がふさわしいか考える(2時間)
7 A、B、F 解決までの流れ① 事前学修 「問題」と「目標」の「差異」を考える(2時間)
事後学修 授業内容をふまえて、考えた「差異」を見直す(2時間)
8 A、B、F 解決までの流れ②:問いを立てる練習 事前学修 自分なりの情報収集と発想の広げ方を言語化しておく(2時間)
事後学修 授業内容をふまえて情報収集を続ける(2時間)
9 B、F 解決までの流れ③:問いを立てる練習 事前学修 意見書を書いてみる(2時間)
事後学修 授業内容をふまえて情報収集を続ける(2時間)
10 B、F 最終課題の作成① 事前学修 課題テーマに関して情報収集を行う(2時間)
事後学修 授業内容をふまえて情報収集を続ける(2時間)
11 B、F 最終課題の作成② 事前学修 課題テーマに関して情報収集を行う(2時間)
意見書に修正を加える(2時間)
事後学修 意見書を他人に伝えられるようにしておく(2時間)
授業内容を復習し、説明できるようにする(2時間)
12 B、F チームでの振り返り 事前学修 チーム活動について自己評価しておく(2時間)
事後学修 チーム活動において学んだことを言語化する(2時間)
13 A、F まとめと今後への活かし方 事前学修 振り返りをまとめる(2時間)
事後学修 授業全体を通じて学んだことを大学での学び全体へつなげ、言語化する(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〈修得する資質・能力(ディプロマポリシー)〉
1.問題解決の基本的考え方を理解する
2.問題解決の基本的な手法を知る
3.企画に必要な視点の考え方を身につける
4.問題解決の基礎的な能力を身につける
5.他者と協働し自分の考えを適切な方法を用いて説明できる
6.チームの一員としての自覚を持ち、責任を全うできる
科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

 〇 2023年度以前の入学生
  情報学科ディプロマポリシーの【DP-T-2-1】【DP-T-2-2】【DP-T-3-1】【DP-T-4-1】に関連した能力を身につける。
  またこれらは【JABEE番号項目 F1】にも該当する。

〈評価項目と基準〉
以下の評価項目と配点に従い100点満点で60点以上を合格とする(評価項目(配点)…評価基準【対応する到達目標番号】として表記)。
1.グループワークへの貢献度(40)…グループ活動への貢献は何かを理解している【3,4,5,6】
2.プレゼンテーション(10)…問題解決の過程を論理的に説明できる【3,4,5,6】
3.全13回にわたる課題(25)…問題解決の基本的な考え方を理解している【1,2】
4.全13回にわたる授業への取り組み姿勢(25)…社会の一員として問題解決の視点を理解し、実行しようとしている【1,2,5,6】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 40% 10% 10% 40% 30% 10% 100%
プレゼンテーション 10% 20% 20% 40% 20% 100%
レポート、宿題 25% 25% 25% 40% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 25% 20% 10% 60% 10% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 17% 15% 16% 41% 11% 100%

教科書・参考書

テキストは指定しない。授業資料はMoodleに掲載予定(紙媒体での配布はしない)。参考文献は授業にて提示する。

オフィスアワー

・質問等は①授業時間前後に教室にて、②メールにて受け付ける。
アドレス:f-yuiアットマークoecu.jp
必ずメールには「件名」「宛名」「挨拶」「名乗り」「用件」「署名」を入れること。
・オンライン授業の場合はそのままMeet上で受け付ける。
・時間等を相談・調整のうえ、Meetを使ったWeb相談も可能。

その他

・欠席4回以上で評価はEとする。
・必ず初回授業には参加すること。
・毎回必ずグループワークを行う。ただ出席するだけではなく、積極的に他者と関わろうとすること、グループに貢献しようとすること、それらが苦手であってもチャレンジすることを求める。

実務経験のある教員による授業科目

一貫して論理的思考の獲得に重きを置いた幼稚園、小・中学校、大学、社会人向けカリキュラム開発、効果測定に従事してきた。また教員・地域住民を対象とした課題解決型カリキュラムに関するセミナー講師等の経験も有する。これらを活用し、理論や知識だけでなく論理的思考方法の実践的な活用場面や手法について講義する。