2025年度後期並列分散システム

曜日・時限 金曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング HT330707
開講学科等 総合情報学部-情報学科
教員名 松居 和寛
松居 和寛
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%9d%be%e5%b1%85%e3%80%80%e5%92%8c%e5%af%9b

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目的

現代の情報社会では、ネットワークを通じて複数のコンピュータが結合し、様々なサービスが提供されている。例えば、日常的に使用しているスマートホンなどは、自身をクライアントとしてネットワークを通じてどこかにあるサーバと通信する、という形をとることが多いが、これは並列分散システムの一例と言える。本講義で扱う並列分散システムはコンピュータとネットワークを統合化するための技術であり,複数のコンピュータをネットワークで,相互に有機的に結びつけ,全体が巨大な情報システムとして動作させるものである。このような並列分散システムを実現するためには,各種の新しい技術が必要である。本講義では,基本的な並列コンピュータアーキテクチャ、クライアント・サーバモデル、論理クロック、複製に関する基本的な原理、同期/相互排除の原理などについて学習する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンスおよび分散システムの概要 事前学修 シラバスを読み授業目的と概要を理解しておくとともに、Moodleに授業資料をアップロードしておくのでそれを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(2時間)
2 A 通信 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(2時間)
3 A 名前付け 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(2時間)
4 A アーキテクチャ 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
5 A クライアントサーバ 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
6 A 時計と同期 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
7 C 学習到達度中間確認 事前学修 前回までの授業資料内容を復習しておくこと。(2時間以上)
事後学修 出題された小テストのやり残しを復習して,理解しておくこと。(2時間以上)
8 A フォールトトレラント性 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
9 A 分散ファイルとオブジェクト 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
10 A データの複製とそれらの一貫性 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
11 A 分散システムにおける排他制御 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
12 A 分散システムの事例 事前学修 Moodleに授業資料をアップロードしておくので、それを事前に読み十分予習しておくこと。(2時間)
事後学修 当日の授業内容を確認しておくこと。特に授業中に出題された課題のやり残しを解いておくこと。(3時間)
13 C 学習到達度最終確認 事前学修 前回までの授業資料内容を復習しておくこと。(2時間以上)
事後学修 出題された小テストのやり残しを復習して,理解すること。(2時間以上)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

<修得する資質・能力(ディプロマポリシー)>
汎用的技能「技術者として必要な情報リテラシー能力を有する」【DP-T-2-1】
<授業目標>
(1) 基本的な並列コンピュータアーキテクチャを理解している。
(2) クライアント・サーバモデルを理解している。
(3) 分散システムにおける論理クロックを理解している。
(4) 複製に関する基本的な原理を理解している。
(5) 分散システムにおける同期/相互排除の原理を理解している。
<評価基準>以下の評価項目の配点に従い100点満点で60点以上を合格とする。
評価項目(対応する授業目標)[配点]…評価内容
・並列コンピュータアーキテクチャ(1)[20]…基本的な並列コンピュータアーキテクチャを知っている。
・クライアント・サーバモデル(2)[20]…クライアント・サーバモデルの原理を知っている。
・論理クロック(3)[20]…論理クロックの原理を知っている。
・複製(4)[20]…複製に関する基本的な原理、フォールトトレラント性など関連する技術を知っている。
・同期/相互排除(5)[20]…分散システムにおける同期/相互排除の原理を知っている。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 100% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 100% 0% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

参考書:未来つながるデジタルシリーズ「分散システム 第2版」、共立出版社、ISBN978-4-320-12449-3

オフィスアワー

時間:水曜日 13:10~13:55
場所:11-504
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があるため、事前にメール等でアポイントを取ること。

その他

欠席回数が4回以上で不合格(未受験:E評価)になるので注意すること。
適時小テスト等を実施して,授業内で総合的に評価する。

実務経験のある教員による授業科目

担当教員は、医療機器メーカーでの医療機器開発(主にソフトウェア)および品質保証の実務経験を活かし、ソフトウエア開発における実務事例を取り入れ、実践的に指導する。