2025年度前期情報システム実験

曜日・時限 水曜日3時限,水曜日4時限 期別 前期 週時間数 4
ナンバリング HT230701
開講学科等 総合情報学部-情報学科
教員名 鴻巣 敏之
鴻巣 敏之
職務履歴

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升谷 保博
升谷 保博
職務履歴

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、山来 寧志
山来 寧志
職務履歴

、奥村 英史
奥村 英史
職務履歴

目的

本実験の目的は,実際のコンピュータシステムの設計・管理・運用に関する基本的な作業を実習により体験することである.コンピュータシステムの原理を単なる知識として理解するだけでは,実際の情報システムの一面を理解したことにしかならない.様々な面からコンピュータシステムを理解することにより,コンピュータシステムの設計・管理・運用に必要な能力が向上する.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス
レポートの作成について
(以下A班の予定.4テーマを班でローテーションして行う.また,各回3,4時限の2コマ授業である.)
事前学修 指導書第1章,第2章を読んでおくこと(4時間)
事後学修 ガイダンス内容を復習し,本実験のレポート提出ルールを理解しておくこと(4時間)
2 C,A テーマ1
PCの組立てとOSのインストール(PCの組み立てとWindowsのインストール)
事前学修 指導書第3章3.1~3.3.1を読んでおくこと(3時間)
事後学修 PC組み立てに用いた部品を再度確認しておくこと.レポートの内容を理解しておくこと(5時間)
3 C,A テーマ1
PCの組立てとOSのインストール(Windowsの基本設定とLinuxのインストール)
事前学修 指導書第3章3.3.2~3.3.4と3.5を読んでおくこと(3時間)
事後学修 レポートを作成すること(7時間)
4 C,A テーマ1
PCの組立てとOSのインストール(Linuxの基本設定とアップデート)
事前学修 指導書第3章3.3.5~3.4を読んでおくこと(3時間)
事後学修 レポートを作成すること(7時間)
5 C,A テーマ2
CGIプログラミング(CGIの仕組みとRuby・HTMLの基礎)
事前学修 指導書第6章を読んでおくこと(3時間)
事後学修 例題のCGIシステムを動かすこと.レポートの内容を理解しておくこと(6時間)
6 C,A テーマ2
CGIプログラミング(フォームと具体的なWebシステム)
事前学修 前回の内容を復習しておくこと(3時間)
事後学修 例題のCGIシステムを動かすことレポートの内容を理解しておくこと(6時間)
7 C,A テーマ2
CGIプログラミング(RailsをもちいたWebシステム)
事前学修 前回の内容を復習しておくこと(3時間)
事後学修 レポートを作成すること(7時間)
8 C,A テーマ3
ロボットプログラミング(準備,基本事項の確認,課題1の準備)
事前学修 指導書第4章を読んでおくこと(3時間)
事後学修 例のプログラムを確認すること.レポートの内容を理解しておくこと(6時間)
9 C,A テーマ3
ロボットプログラミング(実験1,課題2の準備)
事前学修 課題1のプログラムを作成すること(3時間)
事後学修 課題の結果と例プログラムを確認すること.レポートの内容を理解しておくこと(6時間)
10 C,A テーマ3
ロボットプログラミング(実験2,結果の検討)
事前学修 課題2のプログラムを作成すること(3時間)
事後学修 レポートを作成すること(7時間)
11 C,A テーマ4
ライントレースロボット(マイコンについて、IDEのインストール)
事前学修 指導書第5章5.1~5.3.4を読んでおくこと(3時間)
事後学修 演習内容を復習しておくこと.レポートの内容を理解しておくこと(6時間)
12 C,A テーマ4
ライントレースロボット(プログラム演習・ライントレース実走)
事前学修 指導書第5章5.3.5を読んでおくこと(3時間)
事後学修 演習内容を復習しておくこと.レポートの内容を理解しておくこと(6時間)
13 C,A テーマ4
ライントレースロボット(プログラム演習・ライントレースのタイムアタック)
事前学修 指導書第5章5.4を読んでおくこと(3時間)
事後学修 レポートを作成すること(7時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
 URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/isa/cs/

〇2023年度以前の入学生
<修得する資質・能力(ディプロマポリシー)>
- 知識・理解力、応用力【DP-T-1-1】
  ・デスクトップPCの組立てとOSのインストールを行い,またハードウエアやソフトウエアの知識を得る.
  ・自律ロボットの行動決定のためのプログラミングを体験する.
  ・ライントレースロボットの制御プログラムを作成することによりハードウエア制御を体験する.
  ・CGIプログラムを作成することにより,ネットワークを利用したプログラミングを体験する.
- コミュニケーション力【DP-T-2-2】
  ・正確かつ理解しやすいレポートを作成できる.
- 想像力【DP-T-4-1】
  ・エンジニアリング・デザイン能力を得られる.

<JABEE学習・教育到達目標 : C,E,F>
(1)デスクトップPCの組立てとOSのインストールを行い,またハードウエアやソフトウエアの知識を得る.[JABEE項目番号:C17]
(2)自律ロボットの行動決定のためのプログラミングを体験する.
(3)ライントレースロボットの制御プログラムを作成することによりハードウエア制御を体験する.
(4)CGIプログラムを作成することにより,ネットワークを利用したプログラミングを体験する.
(5)正確かつ理解しやすいレポートを作成できる.[JABEE項目番号:E1]
(6)エンジニアリング・デザイン能力を得られる.[JABEE項目番号:F1]

先修が望まれる科目:情報リテラシ演習1,2,C++プログラミング実習1,2,コンピュータアーキテクチャ1
関連科目:卒業研究

<評価項目と基準>以下の評価項目の配点に従い100点満点で60点以上を合格とする.
評価項目(対応する授業目標)[配点]…評価基準
- PC組立て(1,5,6)[25]…デスクトップPCの組立ておよびOSのインストールと簡単な設定作業ができる.また,ハードウエアやソフトウエアについて調べてレポートで報告している.
- ロボットシステム(2,5,6)[25]…自律型移動ロボットの行動決定のプログラミングの考え方を理解し,適切なモデルに基づきプログラムを作成できる.
- ライントレースロボット(3,5,6)[25]…ロボットシステムの基本的な構成を理解し,センサ入力に基づいて行動を決定するブログラムを作成できる.
- CGIプログラミング(4,5,6)[25]…CGIプログラミングの基礎を理解している.また,Rubyを用いた基礎的なネットワークプログラムを作成できる.

<評価方法>実験での課題やそれに基づくレポートで成績を評価する.4テーマの実験とそれらの実験における課題を行い,レポートを提出して全てのレポートに合格することでこの科目の合格となる.各テーマの合格は,各テーマそれぞれにおいて25点満点中15点以上であり,15点未満のテーマが1つでもある場合は不合格となる.総合成績は,合格した4テーマの合計点で評価し,1つでも不合格のテーマがある場合は0点とする.欠席があり,実験を行なっていない場合やレポートの提出(再提出評価時の再提出も含む)のない場合は,未受験となる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 100% 30% 30% 15% 25% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 30% 30% 15% 25% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:情報システム実験実験指導書2025年版,大阪電気通信大学総合情報学部情報学科

オフィスアワー

時間:水曜日17:35-17:50(通常授業期間中木曜日13:10-13:50においても11-401鴻巣が対応する.ただしこのときは学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.)
場所:各演習教室

その他

各テーマ終了後,レポートを期限までに提出し,合格しなければならない.
1テーマで1回でも欠席した場合は不合格になるが,欠席証明書の提出された1テーマ内での欠席は別日程(夏期集中授業期間)で設定する補充実験を受講することができる(このとき欠席した1テーマに合格し,科目合格となったとしても再評価制度での成績報告となり,合格最低点60点でのこの科目の合格になる.).2テーマ以上での欠席に対する補充実験を行うことはできず,不合格(未受験)となる.30分以上の遅刻は欠席とする.
実験の進め方は,初回のガイダンスで説明する.実験では、必ずノートPC一式を持参すること.初回ガイダンス時に,情報システム実験実験指導書2025年版を大阪電気通信大学生協にて購入し,持参すること.
この内容は,前期通常授業期間中に開講される情報システム実験のシラバスである.夏期集中で開講される再履修クラスに該当するものは,そちらのシラバスを確認せよ.

実務経験のある教員による授業科目