2025年度後期スポーツ指導演習

曜日・時限 金曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FS331110
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 市谷 浩一郎
市谷 浩一郎

目的

スポーツ指導演習は,地域におけるスポーツサークルやグループなど多様なスポーツ活動に対応できる指導者やリーダーを育成するための科目である.講義では,生涯スポーツ社会における乳幼児期・児童期・青年期・中高年期におけるスポーツや女性・障害者におけるスポーツなど,各スポーツそれぞれの特性や競技志向などを学び,競技者と指導者の望ましい関係や競技の育成プログラムに関する知識を習得し,多種多様なスポーツに対応した指導法を身につけることを目標をとする.なお授業外において,小学生を対象に運動あそびやスポーツ活動における指導を実施する.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A スポーツにおける指導者の心構え・視点 事前学修 指導者としての資質について考えてくる(2時間)
事後学修 指導者としての心構えと視点をまとめる(2時間)
2 面接遠隔授業:A 中高年期におけるスポーツ指導 事前学修 中高年期の特徴について理解しておく(2時間)
事後学修 中高年期へのスポーツ指導の要点をまとめる(2時間)
3 面接授業:A 女性におけるスポーツ 事前学修 女性の特徴について理解しておく(2時間)
事後学修 女性へのスポーツ指導の要点をまとめる(2時間)
4 面接授業:A 障害者とスポーツ(医療スポーツ・競技スポーツ) 事前学修 障害者の特徴について理解しておく(2時間)
事後学修 障害者へのスポーツ指導の要点をまとめる(2時間)
5 面接授業:A プレーヤーと指導者の望ましい関係・トップアスリートを育てるために指導者が持つべき視点 事前学修 トップアスリートが置かれている環境について理解しておく(2時間)
事後学修 トップアスリートへのスポーツ指導の要点をまとめる(2時間)
6 面接授業:A 世界の舞台をめざすアスリートの発掘・育成の重要性と強化の在り方とそれらに伴う指導者の役割 事前学修 アスリートの発掘・育成の特徴について理解しておく(2時間)
事後学修 アスリートの発掘・育成のためのスポーツ指導の注意事項をまとめる(2時間)
7 面接授業:C ジュニア期におけるスポーツ指導1(定位,変換,リズム,反応能力) 事前学修 ジュニア期にはぐくみたい定位,変換,リズム,反応のスキルをまとめておく(3時間)
事後学修 ジュニア期に養成する能力についての指導要点を確認しておく(3時間)
8 面接授業:C ジュニア期におけるスポーツ指導2(バランス,連結,識別能力) 事前学修 ジュニア期にはぐくみたいバランス,連結,識別のスキルをまとめておく(3時間)
事後学修 ジュニア期に養成する能力についての指導要点を確認しておく(3時間)
9 面接授業:A スポーツ施設の安全管理および事故による法的責任 事前学修 スポーツ中において発生した事故についてまとめておく(2時間)
事後学修 法的責任となるスポーツ施設の安全に関する管理の要点を確認しておく(2時間)
10 面接授業:C ジュニアスポーツ実習における指導計画 事前学修 ジュニアスポーツ実習での注意事項を確認しておく
(2時間)
事後学修 ジュニアスポーツ実習での指導計画書を作成する(2時間)
11 面接授業:C ジュニアスポーツ実習1(個人競技) 事前学修 個人競技におけるジュニア期に適した種目をまとめておく(3時間)
事後学修 個人競技におけるジュニアスポーツ指導の報告書を作成する(3時間)
12 面接授業:C ジュニアスポーツ実習2(集団競技) 事前学修 集団競技におけるジュニア期に適した種目をまとめておく(3時間)
事後学修 集団競技におけるジュニアスポーツ指導の報告書を作成する(3時間)
13 面接授業:C ジュニアスポーツ実習3(総合指導) 事前学修 ジュニア期に適した種目をあげ指導の要点・注意点をまとめておく(3時間)
事後学修 ジュニアスポーツ指導の指導案および報告書を作成する(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力: 知識・理解【DP-S-1-1】
生涯スポーツ社会における各スポーツそれぞれの特性や競技志向などを理解した上で,それぞれのスポーツにおける指導方法が身につく.
〇 修得する資質・能力: 汎用的技能【DP-S-2-1】
学習した知識を活かしながら文章にしてプレゼンをしたり,指導をして課題をグループで問題を解決できる力が養われる.
〇 修得する資質・能力: 総合的な学習経験と創造的思考力【DP-S-4-1】
授業において学んだことをより深めて,実際の小学生に対する指導法の習得に取り組める.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 20% 0%
グループワーク 20% 30% 10% 20% 35% 5% 100%
プレゼンテーション 10% 35% 15% 30% 10% 10% 100%
レポート、宿題 20% 50% 30% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 50% 20% 20% 10% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 20% 30% 20% 20% 30% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 30% 14% 13% 20% 3% 80%

教科書・参考書

参考書

公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目I(日本スポーツ協会)

公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目Ⅱ(日本スポーツ協会)

公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目Ⅲ(日本スポーツ協会)

ジュニアスポーツ指導員テキスト(日本スポーツ協会)・矢部京之介,草野勝彦,中田英雄編著「アダプテッド・スポーツの科学」(市村出版)

オフィスアワー

水曜13:20-13:50(体育館)

その他

ジュニアスポーツ指導員の取得希望者は,授業外において小学生へのスポーツ指導を行う.小学校が指定する運動あそびやスポーツ活動に対して支援・指導できるよう指導計画書を作成し,その計画書に基づきプレゼンテーションを行った後に現場での指導を実施する。

実務経験のある教員による授業科目

日本スポーツ協会公認・上級コーチ
日本バスケットボール協会公認・A級コーチ
関西女子選抜チーム・Aコーチ(2014~2016)ほか
コーチ研修やクリニックなどで得られた最新の知識を紹介しながらトップチームでの
体験談も紹介しつつ,各カテゴリーでの指導に役立てられる力を育成していきます。