2025年度後期介護予防学

曜日・時限 木曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FS331001
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 太田 暁美
太田 暁美
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%a4%aa%e7%94%b0%e3%80%80%e6%9a%81%e7%be%8e

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目的

高齢化が進んだわが国では、高齢者の社会参加や医療制度、介護保険制度の見直しは欠かせない。本講義では老化による心身の変化や高齢者の特徴を学ぶ。さらに介護予防とは何かを理解し、介護予防につながる高齢者の動作性向上(運動機能を高めること)のための運動指導の理論を学ぶ。また、運動指導のみならず、将来高齢者に介護予防事業のマネジメントができるようになるために、介護予防サービス、事業評価、関連施策を理解する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス
我が国の身体活動状況
事前学修 シラバスを確認しておく (2時間)
事後学修 基本的な用語を整理する (2時間)
2 A わが国の人口動態 事前学修 教科書第1章1C,Dを読んでおく (2時間)
事後学修 高齢化率の推移と人口動態に関する用語を確認する (2時間)
3 A 老化のメカニズム 事前学修 生理的老化と病的老化について調べておく (2時間)
事後学修 代表的な老化メカニズムを確認する (2時間)
4 CF 高齢者の特徴
事前学修 高齢者の身体的特徴について調べる (2時間)
事後学修 高齢者の生理的、心理的特徴および、身体機能の特徴についてまとめる (3時間)
5 A 高齢者の体力 事前学修 教科書第6章の8を読んでおく (2時間)
事後学修 加齢による体力変化の特徴をまとめておく (3時間)
6 A 老年症候群と介護予防 事前学修 老年症候群とは何か調べておく (2時間)
事後学修 老年症候群とは何か説明できるようにする (2時間)
7 A 介護保険制度と介護予防 事前学修 教科書第1章の3を読んでおく (2時間)
事後学修 介護予防が重視されている理由を確認する (3時間)
8 A ロコモティブシンドローム 事前学修 教科書第3章の7を読んでおく (2時間)
事後学修 要介護、要支援の要因について説明できるようにする (2時間)
9 A 介護予防プログラム(筋力向上・転倒予防) 事前学修 教科書第1章の3と配布資料を読んでおく (2時間)
事後学修 サルコペニアと虚弱の意味を確認する
プログラムによって得られる効果を整理する (3時間)
10 A 高齢者と介護予防における体力測定法 事前学修 教科書第8章3,4を読んでおく (2時間)
事後学修 高齢者や介護予防で用いられる体力測定法と若年者で用いる体力測定法の違いを確認する (3時間)
11 A 介護予防プログラム(認知症予防) 事前学修 教科書第1章の3と配布資料を読んでおく (2時間)
事後学修 認知症の定義と主要な原因を確認する (3時間)
12 A 介護予防プログラム(口腔機能向上) 事前学修 教科書第1章の3と配布資料を読んでおく (2時間)
事後学修 高齢者における口腔機能の重要性を確認する (3時間)
13 A 介護予防プログラム(低栄養予防) 事前学修 教科書第1章の3と配布資料を読んでおく (2時間)
事後学修 低栄養の定義を確認する
これらのプログラムによって得られる効果を整理する (3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 【DP-S-1-1】
1.老化、加齢に伴う身体機能変化の特徴を説明できる
2.老年症候群を説明できる
3.介護予防制度の概要を説明することができる
4.現在の介護予防プログラムとその目的を挙げることができる
〇 修得する資質・能力: 態度・志向力【DP-S-3-1】
5.運動器機能向上プログラムに含むべき運動の内容と評価項目を挙げられる

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 60% 70% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 20% 80% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 20% 70% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 60% 40% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:健康運動指導士養成講習会テキスト、適宜プリントを配布します。
参考書:完全版介護予防マニュアル、法研など

オフィスアワー

通年:火11:30~13:00、12-204研究室
・学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

授業の内容についてmoodleを使用して復習を兼ねた確認問題を出します。授業中に問題の解説を行います。
授業で配付する資料の予備は保管しません。出席者からコピーしてもらって下さい。

実務経験のある教員による授業科目

該当しない。