2025年度後期運動生理学・実習

曜日・時限 火曜日3時限,火曜日4時限,火曜日5時限 期別 後期 週時間数 6
ナンバリング FS330508
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 太田 暁美
太田 暁美
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長倉 俊明
長倉 俊明
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中村 英夫
中村 英夫
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目的

本科目は講義と実習からなる。講義では各回のテーマに関する理論つい学び、続く実習で測定の一連の流れと結果の判定の仕方を習得する。運動にともなって、筋、呼吸系、循環系などに生じる生理的機能の変化を観察することにより、運動・スポーツを科学的に捉える視点を養う。また、負荷心電図や呼吸代謝計測は潜在施心疾患や運動誘発性不整脈の検出,運動耐容能を評価するために行われ、その結果は運動の可否、適切な運動強度の設定、運動耐容能の評価に用いられる。健康づくりの運動を開始する際には運動負荷試験を実施することが望ましい。測定の一連の流れと結果の判定の仕方を習得する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:AI ガイダンス、レポートの書き方
実習内容に関する基礎講義
事前学修 シラバスを読んでおく (1時間)
事後学修 次回の実験に関連する重要用語を調べておく (5時間)
2 遠隔授業:AC 神経伝導速度計測 事前学修 筋張力とは何か確認しておく
筋電図の測定方法を確認しておく (2時間)
事後学修 筋電図解析方法について調査する (5時間)
3 面接授業:AC 筋電図のデータ解析法 事前学修 筋電図の解析方法を確認しておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
4 面接授業:AC 神経伝導速度の計測 事前学修 実習テーマに関する重要語句を理解しておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
5 面接授業:AC H反射 事前学修 H反射について調べておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
6 面接授業:AC 筋力測定 事前学修 筋収縮の種類について調べておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
7 面接授業:AC 最大下運動負荷テスト(自転車エルゴメータ、ステップ台) 事前学修 運動負荷試験の種類や負荷のかけ方、およびその利点、欠点などを調べておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
8 遠隔授業:AC 呼吸代謝計測(無酸素作業閾値) 事前学修 酸素摂取量、無酸素性作業閾値について調べておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
9 面接授業:AC 呼吸代謝計測(安静時,身体活動時の代謝計測) 事前学修 安静時代謝、呼吸商について調べておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
10 面接授業:GF メディカルチェックおよび心電図及び血圧の基礎 事前学修 生理学で学習した血圧および心電図の項目を見直しておく (2時間)
事後学修 心電図に関するレポートを作成する (5時間)
11 遠隔授業:AC 負荷心電図(反射、潜水、バルサルバ、頸動脈圧迫、アシュナー) 事前学修 心電図について復習しておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
12 面接授業:AC 負荷心電図(トレッドミル、自転車エルゴメータ) 事前学修 心電図の計測法を確認しておく (2時間)
事後学修 実習内容に関するレポートを作成する (5時間)
13 遠隔授業:I まとめ 事前学修 レポートの修正を完成させる (4時間)
事後学修 全実習内容のうち、特に興味を持ったテーマについて、さらに深く調べる (3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 【DP-S-1-1】
1.心電図の仕組みを理解し、基本的な読解ができる
2.筋電図の測定原理を理解し、基本的な解析ができる
3.呼気ガスの測定結果から消費エネルギー量を算出することができる
〇 修得する資質・能力: コミュニケーション力 【DP-S-2-1】【DP-S-2-2】
1.グループで適切に課題を遂行できる
2.実施した実習の結果を適切な図表にまとめることができる
3.手順に沿ったレポートを作成できる

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 10% 50% 50% 100%
プレゼンテーション 10% 30% 30% 20% 20% 100%
レポート、宿題 40% 30% 40% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 40% 40% 30% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 31% 31% 0% 19% 19% 100%

教科書・参考書

実習時に適宜資料を配布する
参考書:健康運動指導士養成講習会テキスト

オフィスアワー

オフィスアワーの時間と場所は以下のとおりです。
 長倉 通年 :金2~3限、8-412
 太田 通年:火11:30~13:00、12-204
 中村 前期:金4限、後期:水5限、8-102
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。
オフィスアワー以外に質問等がある場合は、事前にメールで日程調整して下さい。

その他

履修する可能性がある場合は必ず初回のガイダンスに出席して下さい。
不注意な行動は事故につながります。実習の内容や手順を十分に理解し、安全対策を
徹底しながら真剣に取り組んで下さい。
レポートは内容チェックの上、それぞれにコメントし、必要な場合は修正、再提出を求めます。

実務経験のある教員による授業科目

国立スポーツ科学センター研究員や公立体育館にける健康体力相談員としての実務経験がある教員が、本実習で実施する測定を行う際の注意点、対象者との対応の仕方を指導する。また、実施した測定から得られた結果が、スポーツ選手や一般の相談者にどのようにフィードバックされるかを紹介する。