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2025年度後期
スポーツ医学と救急救命演習
曜日・時限
木曜日4時限
期別
後期
週時間数
2
ナンバリング
FS230604
開講学科等
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名
福智 隆介
福智 隆介
職務履歴
目的
本科目は教職課程に必須科目で、講義(スポーツ医学)と実習(救急処置)によって構成されている。講義においては、スポーツや身体運動により、生体に生ずる変化を理解し、運動、トレーニング、スポーツ並びに運動不足が健常者と患者に対して与える影響を分析し、その所見を心身の健康や体力、競技力の向上、運動器官の慢性傷害や特定のスポーツ種目に多発するスポーツ障害の予防、治療、リハビリテーションに役立てる臨床生理学、臨床生化学的教育を基にする実践的スポーツ医学について学ぶ。
実習(救急処置)においては、運動指導時に万が一発生した事故にいかに対処し、参加者の安全をいかにはかるかの救急処置法について臨床医より学び、講義と実習を通じて身体運動による傷害を可能な限り避け、アスリートの健康の保持・増進する知識と技術を習得する。
授業計画
授業回
形式
学修内容
学修課題
1
A
循環器と解剖生理と心電図の読み方(循環器の基礎・心電図の読み方)
事前学修
循環器の解剖学と生理学の復習(2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
2
A
呼吸器の解剖生理と主な疾患
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
3
A
救急蘇生法(BLS)
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
4
A
救急蘇生法(ACLS)
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
5
A
応急処置(主に外科的処置)応急手当
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
6
A
応急処置(主に外科的処置)応急処置
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
7
A
健診結果(意義・対応)
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
8
A
メディカルチェックの重要性
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
9
A
服薬者の運動プログラム作成上の注意
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
10
A
熱中症・低体温と凍傷
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
11
A
突然死その他のスポーツ障害
事前学修
事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
事後学修
講義の復習、課題を行う(2.5時間)
12
A,C
実習(救急蘇生法と外科的応急処置)トリアージ・初期対応
事前学修
第1?11回の講義の再確認・復習。事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
実習に際してはBLSの再確認と学習を、講義に関しても再度今までの確認と学習。
事後学修
課題と小論文の作成 (3時間以上)
13
A,C
実習(救急蘇生法と外科的応急処置)CPR
事前学修
第1?11回の講義の再確認・復習。事前配布するスライドなどでの学習・復習 (2時間)
実習に際してはBLSの再確認と学習を、講義に関しても再度今までの確認と学習。
事後学修
課題と小論文の作成 (3時間以上)
授業形式記号
A:一斉授業(通常の講義)
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など
D:調査 分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
G:プレゼンテーション
H:地域・企業 連携型学習
I:その他
到達目標
〇修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-S-1-1】、コミュニケーション力【DP-S-2-2】
・教員・指導者として、基礎的な医学知識を理解し、説明できる。
・授業で実施した応急処置ができる。
〇 修得する資質・能力:態度・志向力【DP-S-3-2】、創造力【DP-S-4-1】
・心肺蘇生の手順を理解し、胸骨圧迫が実施できる。
・AED使用ができる。
科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
評価方法と評価観点
評価方法
配点合計
知識・理解力
応用力
コミュニケーション力
態度・志向性
創造力
合計
定期試験またはレポート試験
50%
70%
30%
100%
小テスト、小論文
0%
グループワーク
0%
プレゼンテーション
0%
レポート、宿題
20%
50%
20%
30%
100%
授業での姿勢(ノート、質疑など)
10%
50%
20%
30%
100%
作品、パフォーマンス(実技、実演)
20%
40%
20%
40%
100%
その他1(具体的に:
0%
その他2(具体的に:
0%
100%
50%
21%
8%
13%
8%
100%
教科書・参考書
適宜ハンドアウトを配布予定です。
参考書:健康運動実践指導士養成講習会テキスト、財団法人健康・体力づくり事業財団
やさしい生理学、彼末一之(編集)、能勢博(編集)、南江堂など
オフィスアワー
講義終了後に適宜質問を受け付けます。
その他
遠隔と面接講義を併用します。第12回、13回は実習講義です。必ず出席しなさい。実技と小論文が、出席や小レポートに加えた最終評価になります。
理解度によってスケジュールの順番を変更することがあります。これまでに使用した生理学や解剖学教科書等で予習して下さい。
毎回、前回講義内容の復習を確認するためにレポートを提出してもらいます。復習は講義要点のまとめ、整理になり、必ず自分の言葉で考え、レポートを提出し、復習してください。記憶が必要とされる量はかなり膨大なので、学期末のテスト前にすべてを記憶するのは困難です。
実習に欠席のある場合、単位認定を満たしませんので注意してください。
実務経験のある教員による授業科目
病態の説明だけではなく医療現場での対応についても教授する。
救急疾患(救急処置)においては、循環器についての基礎的な知識の記憶、理解が前提となるため、その習得に向け教授する。
最も頻回に運動の現場で遭遇するであろう熱中症の病態や対応方法についても教授する。また教職科目でもあるので指導中に遭遇する緊急対応を要する心疾患や熱中症の病態や対応方法などについても臨床医の立場から教授する。
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