2025年度後期アカデミック・ライティング

曜日・時限 月曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FS231302
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
健康情報学部-健康情報学科 医療工学専攻
健康情報学部-健康情報学科 理学療法学専攻
健康情報学部-健康情報学科 スポーツ科学専攻
教員名 中村 英夫
中村 英夫
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%b8%ad%e6%9d%91%e3%80%80%e8%8b%b1%e5%a4%ab

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神野 周太郎
神野 周太郎
森下 聖
森下 聖
職務履歴

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目的

学科の実習・演習科目ではレポート作成による課題提出が求められます.また,学位取得のために最終学年において卒業論文を作成することが義務付けられてもいます.専門分野における卒業論文やレポート課題等の作成のために文章や図表作成のための技術を身につけておくことは,レポート課題や卒業論文作成のみならず社会に出てからも他者とのコミュニケーションを図るには必要不可欠です.具体的には,学会発表では研究内容にもとづきプレゼンテーションすることが要求され,一般社会においても文書や口頭でのコミュニケーションを技能として身に着けることはどのような分野であっても望まれています.
 本講義の目的は,受講者が「書く」技能にとどまらず,「話す」「聞く」技術も含めた総合的なコミュニケーション能力を高めることです.演習ではグループワークを実施するため原則として対面で実施します.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A,I オリエンテーション 事前学修 シラバスと教科書を読んでおくこと(2時間)
事後学修 オリエンテーションで説明された内容について確認を行う(2時間)
2 面接授業:A,B 文章作成の基本ルール(1):文章構成法・誤字・句読点,送り仮名の用法 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する
課題文章作成と推敲を行う(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する(2時間)
3 面接授業:A,B 文章作成の基本ルール(2):接続詞,副詞,当て字,漢数字,修飾語の用法 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する
課題文章作成と推敲を行う(2時間)
4 面接授業:A,C 文章作成の基本ルール(3):文章作成の実践 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する
課題文章作成と推敲を行う(2時間)
5 面接授業:A,C レポートの構成(1):レポートの基本構成(「実験方法」「実験結果」の書き方) 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する
課題文章作成と推敲を行う(4時間)
6 面接授業:A,C レポートの構成(2):レポートの基本構成(「考察」「緒論」「結論」の書き方) 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する
課題文章作成と推敲を行う(4時間)
7 面接授業:A,C レポートの構成(3):アブストラクトの作成 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する
課題文章作成と推敲を行う(2時間)
8 面接授業:C,D 学術情報調査法:専門資料,文献データベース,参考文献の構成 事前学修 情報検索の種別や方法について調査する(2時間)
事後学修 図書館や文献検索HPを利用する(2時間)
9 面接授業:A,C データ表現法(1):データの取扱,有効数字 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 指定したデータの取り扱いについて学習する
教科書の例題について回答する(2時間)
10 面接授業:A,C データ表現法(2):図・表の作成と説明文の書き方 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 指定したデータのグラフを作成する
教科書の例題について回答する(3時間)
11 面接授業:C,D レポート作成(2):レポート構成技術と実践 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 学習内容に基づきレポート作成を実践する
教科書の例題について回答する(3時間)
12 面接授業:A,C プレゼンテーション技術(1):プレゼンテーション技術の解説 事前学修 講義内容に関する教科書を講読する(2時間)
事後学修 教科書の例題について回答する
プレゼンテーション課題の準備を行う(4時間)
13 面接授業:G,D プレゼンテーション技術(2):プレゼンテーション実践 事前学修 プレゼンテーションの準備をする(2時間)
事後学修 プレゼンテーション内容について評価する(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 修得する資質・能力:知識・理解力,応用力【DP-LYS(1)】
・アカデミック・ライティングの重要性について理解する
・文章の基本ルールを理解する
・文章の接続詞,副詞等の使い方を修得する
・文章構成法について学習する
・レポート作成の基礎について学ぶ
・レポート作成における記述方法について学ぶ
・レポートの要約の仕方について学習する
・必要な資料や文献を探索できる能力を身につける
・データの取り扱い方を理解する
・図表やデータの見方,作成方法を理解する
・図表の適切な説明文等の記述について理解する
・レポートにデータをまとめる際の整理方法について学ぶ
・プレゼンテーション技術の基礎について学ぶ

〇 修得する資質・能力:コミュニケーション力,態度・志向性【DP-LYS(2)】【DP-LYS(4)】
・実際にレポートを作成する
・プレゼンテーションを実践する
・グループワークで相互評価を実施する

〇 修得する資質・能力:総合力【DP-S(6)】
・知識・技能・態度等を総合的に活用し、解決できる

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の 
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 10% 40% 20% 20% 20% 100%
小テスト、小論文 20% 20% 40% 40% 100%
グループワーク 20% 20% 20% 40% 20% 100%
プレゼンテーション 20% 10% 20% 20% 40% 10% 100%
レポート、宿題 20% 80% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 20% 40% 40% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 32% 22% 4% 30% 12% 100%

教科書・参考書

(教科書)「思考を鍛えるレポート論文作成法 第3版」,井下千以子 著,慶應義塾大学出版会,1,320円+税
(参考書)「知的な科学・技術文章の書き方」,中島利勝,塚本真也著,コロナ社,1,900円+税
    「知的な科学・技術文章の徹底演習」,塚本真也著,コロナ社,1,800円+税
    「理系のためのレポート・論文完全ナビ」,見延庄士郎著,講談社,1,900円+税

オフィスアワー

オフィスアワーの時間と場所は以下の通りです.
<時間>
中村:前期・金曜日4限
森下:前後期・火曜日13:10~13:55(5-218)
神野:前後期・火2限
※ 学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.
※ 上記の時間帯以外もしくはオンラインを希望する場合は,事前にアポイントをとってください.
<場所>
中村:8号館102号室もしくはオンライン
森下:
神野:12号館-202研究室もしくはオンライン

その他

<評価内容のフィードバック>
・レポート等は評価終了後に返却します
・e-Learningでの小テスト等のコンテンツは受験後に閲覧できるように公開しておきます

<欠格条件>
・講義の冒頭に教科書,赤ペンの計2点の所持を毎回確認し,持参しない場合は評価点数を減点します
・欠席は3回を超えた場合はE評価とします.また,遅刻も正当な理由が認められなければ 0.5 回分の欠席扱いとします.
・出欠システム利用での不正行為は不合格とします.
・課題の提出がなければ出席になりません.課外活動による欠席でも,課題が提出されなければ欠席扱いとなります.

実務経験のある教員による授業科目

該当しない.