2025年度前期スクリプトプログラミング演習1

曜日・時限 火曜日6時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HW130602
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
教員名 西田 憲司
西田 憲司
職務履歴

目的

この授業の目的は、近年のソーシャルゲームクライアント開発において中心的な役割を果たすWebブラウザ用クライアントの実装技術、特にJavaScriptの理解を深めることにある。JavaScriptを使用したゲームの実装に関連する技術の総合的な知識を獲得し、基本的なゲームを独立して開発できる能力を得ることを目指す。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス
(この授業でどういうことを学ぶか、開発環境の整備、Hello,world!)
事前学修 シラバスを読んでくること。(2時間)
事後学修 JavaScriptの概要を調べておく。(2時間)
2 C,A JavaScript基礎1
(変数、定数、数式)
事前学修 JavaScriptの言語仕様を調べておく。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(2時間)
3 C,A JavaScript基礎2
(制御構文)
事前学修 JavaScriptの制御構文はどのようなものがあるか調べておく。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(2時間)
4 C,A JavaScript基礎3
(関数)
事前学修 関数(サブルーチン)とは何かを調べておく。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(2時間)
5 C,A JavaScript基礎4
(配列、連想配列)
事前学修 配列と連想配列の違いを調べておく。(2時間)
事後学修 演習課題を仕上げて提出する。(2時間)
6 C,A ゲーム制作技術1
(ゲームフレームワーク、ライフゲーム)
事前学修 ライフゲームについて調べておく。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(2時間)
7 C,A ゲーム制作技術2
(画像表示、アニメーションの実装方法)
事前学修 動かしてみたいアニメーション素材や画像を用意しておく。(2時間)
事後学修 自分で用意した画像を思い通りに表示できるか試してみる。(2時間)
8 C,A ゲーム制作技術3
(キーボードイベント、マウスイベントの実装)
事前学修 JavaScriptで作られたゲームを遊んでみて、自分の作品にどのような入力が必要なのかを考える。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(3時間)
9 C,A ゲーム制作技術4
(マップチップ表示、キャラ表示)
事前学修 TiledMapEditorをさわってみる。
マップチップとはどのようなものがを調べておく。(2時間)
事後学修 TiledMapEditorでオリジナルマップを作ってみる。(3時間)
10 C,A ゲーム制作技術5
(タイルマップ読み込み)
事前学修 マップデータを用意しておく。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(3時間)
11 C,A ゲーム制作技術6
(衝突判定)
事前学修 衝突判定について調べておく。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(3時間)
12 C,A ゲーム制作技術7
(タイルマップのスクロール)
事前学修 マップチップを自分で描いてみる。(2時間)
事後学修 課題を仕上げて提出する。(3時間)
13 C,A ゲーム制作技術8
(音楽、効果音を鳴らす)
事前学修 音楽、効果音素材を用意できればしておく。(2時間)
事後学修 演習課題を仕上げて提出する。(5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・スクリプト言語の基本を理解できる。
・JavaScriptによりWebブラウザ上で動くゲームやアプリケーションを作成できる。これにより、リアルタイムのデータを活用する能力が身につく。
・開発プロセス中に遭遇する様々なバグや問題に対して、実践的なデバッグ技術と問題解決戦略を学ぶ。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

○2023年度以前の入学生
    習得する資質・能力:知識・理解力、応用力 【DP-B-1-1】【DP-W-1-1】
              総合的な学習経験と創造的思考力 【DP-B-4-1】【DP-W-4-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 100% 60% 20% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 60% 20% 0% 0% 20% 100%

教科書・参考書

教科書:
・オリジナルテキスト

参考書:
・「JavaScript 第7版」(David Flanagan (著), 村上 列 (翻訳) O'ReillyJapan、ISBN-10: 4873119707) ※購入は任意

オフィスアワー

講義はオンデマンド形式で行います。
質問等がある場合、Slack, Classroomのストリームに投稿してください。
電子メールでの相談は、Moodle, Classroomで提示するメールアドレスに送ってください。

その他

・ウェブブラウザの基本的な使い方を理解しておくこと。
・テキストエディタを使ったHTMLの編集を行うため、各アプリケーションが使えるようになっておくこと。
・理解できる範囲でよいので、教科書を事前に読んでおくこと。
・課題はGoogle Classroomにて出題と回収を行い、答え合わせまでに採点・フィードバックを行います。

実務経験のある教員による授業科目

現役ゲームプログラマーが、25年超の業界経験と最新の知見を生かした講義を行います。