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2025年度前期
モーションプログラミング演習
曜日・時限
木曜日3時限,木曜日4時限
期別
前期
週時間数
4
ナンバリング
HB330307,HW330307
開講学科等
総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名
久世 崇史
久世 崇史
職務履歴
目的
人や動物、モノなどの動きをデジタルデータとして収録し、CGで作成されたキャラクターなどに適用し、動かすことができる技術であるモーションキャプチャーは映画やゲームなどのエンターテインメント分野だけではなく、医療やスポーツなど様々な分野でも活用されている。
この講義では本学のモーションキャプチャースタジオを活用し、モーションキャプチャーを主軸とした3DCGアニメーション作品の完成を目指す過程で企画、収録、シーン撮影、仕上げ、公開(完成)までの一貫した制作フローを学びながら、3DCGアニメーション制作の理解を深める。
授業計画
授業回
形式
学修内容
学修課題
1
面接(遠隔併用)A,C,F
【ガイダンス】
・本講義の進め方や使用するスタジオ、機材、スケジュール等について説明を行う
・モーションキャプチャーの説明、使用事例の紹介
・自身が所有するPCへのMayaやMotionbuilderのインストール方法の解説 ※MotionBuilderはWindowsのみ対応
・モーションキャプチャースタジオ見学
・グループ分け
事前学修
シラバスを読んでくる(1時間)
事後学修
ノートPCへのソフトウェアインストール(1時間)
2
面接(遠隔併用)C,F
【撮影体験、企画書作成】
・グループに分かれて撮影を体験する
・作品の企画書作成
事前学修
モーションキャプチャーの事例を調べる(1時間)
事後学修
企画書の制作を進める(1時間)
3
面接(遠隔併用)C,F
【撮影データの編集①】
・モーションキャプチャーで撮影したデータの扱い方について
・Motionbuilderを使用して編集する
・絵コンテの作成
事前学修
企画書を完成させておく(1時間)
事後学修
授業内容の復習(1時間)
4
面接(遠隔併用)C,F
【撮影データの編集②】
・Mayaを使用して編集する
・絵コンテの作成
事前学修
前回授業の復習(1時間)
事後学修
授業内容の復習(1時間)
5
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作①:絵コンテ、撮影リストの作成】
・絵コンテの制作を進め、完成させる
・モーションキャプチャーで収録するモーションリストを作成する
・モーション収録の流れについて説明する
事前学修
前回授業の復習(1時間)
事後学修
絵コンテ、モーションリストを完成させる(1時間)
6
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作②:モーション収録①】
・グループごとにモーションを収録する
・モーション収録を行わないグループはVコンテやモデルの制作、ソフトウェアの勉強を進める
事前学修
モーション収録を行うグループは現場での役割を決めておく(0.5時間)
モーション収録を行わないグループは制作(Vコンテやモデル制作など)の役割を決めておく(0.5時間)
事後学修
各自制作を進める(1時間)
7
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作③:モーション収録②】
・グループごとにモーションを収録する
・モーション収録を行わないグループはVコンテやモデルの制作、ソフトウェアの勉強を進める
・収録が終わっているグループは編集を進める
事前学修
モーション収録を行うグループは現場での役割を決めておく(0.5時間)
モーション収録を行わないグループは制作(Vコンテやモデル制作など)の役割を決めておく(0.5時間)
事後学修
各自制作を進める(1時間)
8
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作④:キャラクターへのモーションデータ適用と編集①】
・複数キャラクターの編集方法について
・コンストレイントの使い方
事前学修
収録データの整理、編集の役割を分担しておく(1時間)
事後学修
各自制作を進める(1時間)
9
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作⑤:キャラクターへのモーションデータ適用と編集②】
・Motionbuilder、Mayaを使用し、撮影したモーションデータをキャラクターに反映させる
・Maya上にキャラクターを配置する
事前学修
制作を進めておく(1時間)
事後学修
各自制作を進める(1時間)
10
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作⑥:キャラクターへのモーションデータ適用と編集③】
・Motionbuilder、Mayaを使用し、撮影したモーションデータをキャラクターに反映させる
・Maya上にキャラクターを配置する
・背景モデルとの合成方法について
事前学修
制作を進めておく(1時間)
事後学修
各自制作を進める(1時間)
11
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作⑦:シーンの構築】
・ライティング、カメラワークについて
・レンダリングについて
事前学修
制作を進めておく(1時間)
事後学修
各自制作を進める(1時間)
12
面接(遠隔併用)C,F
【オリジナルアニメーション制作⑧:映像編集ソフトウェアでの撮影】
・After effectsを使った撮影について
・完成データの提出について
事前学修
レンダリングを進めておく(1時間)
事後学修
合評に向けて作品を完成させ、提出する(2時間)
13
面接(遠隔併用)A, D
【合評】
・制作したアニメーション作品の発表
・授業の総評
・レポート試験について説明
事前学修
課題の提出を済ませ、発表に向けて練習しておく(2.5時間)
事後学修
作品をブラッシュアップする(2.5時間)
授業形式記号
A:一斉授業(通常の講義)
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など
D:調査 分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
G:プレゼンテーション
H:地域・企業 連携型学習
I:その他
到達目標
この科目を修得することで、以下のデジタルゲーム学科、ゲーム&メディア学科のデュプロマポリシーを達成することができる
修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力【DP-W-1-1】【DP-B-1-1】
・モーションキャプチャーを用いた3DCGアニメーション制作工程の理解を深めることができる
・複数のソフトウェアを組み合わせた映像制作技術の習得できる
修得する資質・能力: コミュニケーション力【DP-W-2-1】【DP-W-2-1】
・チームで役割を分担し、協力して1つの作品を作り上げる為のプロセスの理解及びコミュニケーション方法を身に着けることができる
収録する資質・能力:態度・志向性【DP-W-3-3】
・モーションキャプチャーの仕組みや使い方を理解し、ゲームや映像などの制作活動への応用力を身に着けることができる
修得する資質・能力:総合的な学習経験と創造的思考力【DP-W-4-1】【DP-B-4-1】
・本授業で学んだ知識や技術を応用し、今後の制作活動や就職活動に載せるポートフォリオ制作などに活かすことが可能となる
・本授業で学んだ知識・技術を用いて3DCGや映像編集の更なる問題の解決に活かすことができる
評価方法と評価観点
評価方法
配点合計
知識・理解力
応用力
コミュニケーション力
態度・志向性
創造力
合計
定期試験またはレポート試験
10%
100%
100%
小テスト、小論文
0%
グループワーク
25%
40%
20%
20%
20%
100%
プレゼンテーション
10%
30%
20%
30%
10%
10%
100%
レポート、宿題
0%
授業での姿勢(ノート、質疑など)
10%
30%
20%
30%
20%
100%
作品、パフォーマンス(実技、実演)
45%
30%
20%
20%
15%
15%
100%
その他1(具体的に:
0%
その他2(具体的に:
0%
100%
40%
13%
20%
15%
13%
100%
教科書・参考書
指定の参考書、教科書は無いが、授業内で適宜紹介、配布する
オフィスアワー
・毎週月曜日 13:55 - 15:40
※上記時間帯はJIAMSオフィス(7-107)に滞在
・メールでは随時質問を受け付ける
Mail:k-takafm@oecu.jp
その他
○ 本科目の注意事項
1. 授業方式について
本授業は原則、面接で実施する
受講人数が多い場合、面接と遠隔を組み合わせた授業になる場合がある
2. 授業内容について
本授業は過去にMayaやAfter Effectsなどの3DCGや映像制作ソフトウェアを取り扱う授業を受講し、単位を取得している学生が受講することを強く推奨している
3DCGの習得はその特殊な操作性や覚えるべき技術、用語の多さにより、授業内の実習だけでは習得は困難である
従って、事前学習・事後学習は必ず行い、時間があるときには演習室等を利用し、自習も積極的に行うこと
また、分からないことがあれば授業中に積極的に質問すること
※ 本授業の進行スピードや学生の習熟度に合わせて一部授業内容が変更になる場合がある
3. 使用するソフトウェアについて
メインはAutodesk maya及びMotionBuilderを使用する
加えて、Adobeの各種ソフトウェア(Photoshop, Illustrator, AfterEffects, Premiere Proなど)も使用する場合がある
4. 評価について
欠席回数が5回以上の場合、原則として不合格となる場合がある。
最終課題を提出しなかった場合も同様である。
※ ここに記載した条件を満たした場合に単位を保証するものではない
5. 課題・レポートに対するフィードバックについて
提出された課題は基本的に授業外でチェックを行い採点する
個別のフィードバックは授業中口頭またはテキストファイル等で行う
また、提出された課題は参考作品として本授業中に紹介する場合がある
6. レポート試験について
定期試験期間中にレポート試験を実施する
レポート試験では本授業の理解度を測る内容となる
実務経験のある教員による授業科目
3DCGソフトウェアや映像制作ソフトウェアを用いて様々な映像制作業務を行い、授業以外にも学内講習会等で学生に映像制作について教えている
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