2025年度前期体育社会学

曜日・時限 火曜日4時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング FS330822
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 神野 周太郎
神野 周太郎

目的

現在、日本における社会問題として少子高齢化問題などがある一方で、スポーツにおけるニーズがますます高まり、スポーツへの関わり方が多様性を増している。スポーツを通した社会との関わりが各ライフステージに影響を及ぼす重要なツールとなっている現代社会において、ジェンダー、障がい者スポーツ、ハラスメント、ドーピング問題などの理解を深めることは必須である。さらに、スポーツにおけるメディアをどのように捉えるかなどはスポーツを知る上で重要になってくる。明確な正解がないテーマを取り扱うことが多いため、授業中や課題で受講生から出された意見も紹介しながら幅広い考え方を学び、基礎的なスポーツの現状を体育・スポーツの社会学観点から学習する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A, B ガイダンス/体育やスポーツへの社会学的アプローチ 事前学修 体育スポーツ社会学の概念について調べる(2時間)
事後学修 体育スポーツ社会学の見方・考え方について理解する(2.5時間)
2 A, B 社会の中のスポーツ 事前学修 スポーツのニーズについて調べる(2.5時間)
事後学修 スポーツの現状を理解する(2時間)
3 A, B 我が国のスポーツプロモーション 事前学修 スポーツプロモーションについて調べる(2時間)
事後学修 スポーツプロモーションの課題と展望を理解する(3時間)
4 A, B フィットネス産業 事前学修 フィットネス産業について調べる(2時間)
事後学修 フィットネス産業の役割を理解する(2.5時間)
5 A, B スポーツと人権 事前学修 スポーツに関連する人権問題について考える(2時間)
事後学修 スポーツ倫理と基本的人権を理解する(2.5時間)
6 A, B ジェンダーの理解とスポーツ界のジェンダー問題 事前学修 ジェンダーについて調べる(2時間)
事後学修 ジェンダーについて理解する(2.5時間)
7 A, B 障がい者スポーツ 事前学修 パラリンピックについて調べる(2時間)
事後学修 障がい者スポーツの現状を理解する(3時間)
8 A, B スポーツとハラスメント 事前学修 スポーツ時に起こりえるハラスメントについて調べる(2時間)
事後学修 スポーツにおけるハラスメントの現状や課題を理解する(2.5時間)
9 A, B メディアとスポーツ 事前学修 スポーツメディアについて考える(2時間)
事後学修 スポーツメディアの役割について理解する(2.5時間)
10 A, B スポーツとドーピング 事前学修 ドーピングの事例について調べる(2時間)
事後学修 スポーツにおけるドーピングの個人や社会への影響を理解する(2.5時間)
11 A, B スポーツ参加とチームマネジメント 事前学修 参加型スポーツについて調べる(2時間)
事後学修 スポーツ参加者の特性や集団でチーム構成を理解する(3時間)
12 A, B, F スポーツと教育 事前学修 学校体育とスポーツについて調べる(2時間)
事後学修 スポーツの教育的機能について理解する(2.5時間)
13 A, B, F 体育スポーツ社会学がもたらす社会貢献
  ※ 学修到達度最終確認の作業含む
事前学修 前回までの授業内容について復習する(2時間)
事後学修 社会学が取り扱う範囲やその貢献方法を理解する(2.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇修得する資質・能力:知識・理解【DP-S-1-1】
 ・健康分野・スポーツ業界における経営や組織論について基礎的な知識を有している。
〇修得する資質・能力:汎用的技術【DP-S-2-1】【DP-S-2-2】
 ・体育、スポーツにおける諸問題を理解し、ディスカッションを通して多様性に応じた関わり方を考察することができる。
〇修得する資質・能力:総合的な学習経験と創造的思考力【DP-S-4-1】
 ・現代のスポーツ界の諸問題について、専門的な知識や発展的な思考で解決のための方略を示すことができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 30% 50% 50% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 40% 40% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 40% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 27% 12% 20% 20% 21% 100%

教科書・参考書

特に指定しない。必要に応じて、適宜資料等を配付する。

参考書 『スポーツ社会学事典』 日本スポーツ社会学会編/丸善出版/2025年3月
参考書 『批判的スポーツ社会学の論理 ―その神話と犯罪性をつく』 影山健 (著), 自由すぽーつ研究所 (編集)/ゆいぽーと/2017年10月

オフィスアワー

・神野:火2限 12-101、102 連絡先:jinno@oecu.jp
・学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。
・オフィスアワー外の質問や相談はオンライン(メールまたはMeet)で応じます。
・学生からのメール対応は、原則平日8時?17時の時間内で行います。

その他

・欠席回数が4回を超える者、授業の決まりごとを守らない者、授業を通して目指す目標到達度状況が著しく水準を超えていないと判断される者はE評価とします。
・受講生の理解度や興味関心を踏まえて、シラバスで提示する内容を適宜前後させたり類似するトピックと代替して解説したりすることがあります。

実務経験のある教員による授業科目