2025年度後期体育原理

曜日・時限 火曜日6時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FS130819
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 神野 周太郎
神野 周太郎

目的

本科目は、体育・スポーツの本質や理念および歴史や思想を理解するとともに、現代における体育・スポーツの諸問題について考える。その過程で身体、体育、スポーツに関する様々な学問分野からアプローチしていく。これまでの研究成果の一覧を理解することに留まらず、身体、体育、スポーツについての歴史的理解を踏まえて現在的問題(これからの体育における学び、部活動問題、スポーツ指導者のあり方、スポーツにおける倫理)について自分なりの意見を持つことを目指す。
自身の経験を振り返ったり、これからの学校体育について考える過程で出る考えや意見は積極的に授業で紹介し、多角的な視点を意識しながら「体育・スポーツとは何か?」という問いに対する自分なりの回答を構築することを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A, B 体育・スポーツの概念と歴史 事前学修 シラバスを読み、学習内容や目標を理解しておく。(2.5時間)
事後学修 体育・スポーツの概念と歴史をまとめておく。(2時間)
2 A, B 各成長段階における学校教育の役割 事前学修 自身の経験から、学校教育で何を学び、身に付けたかを振り返っておく(2.5時間)
事後学修 年代ごとの学校教育の意味や目的をまとめる(2時間)
3 A, B 体育における人間形成 事前学修 人間形成について調べておく。(2時間)
事後学修 体育における人間形成について考える。(2.5時間)
4 A, B 身体論(身体からみた体育の可能性) 事前学修 身体からみた体育の可能性について調べておく。(2時間)
事後学修 身体論について考える。(2.5時間)
5 A, B 目標論(子どもからみた体育の存在意義) 事前学修 子どもからみた体育の存在意義について調べておく。(2時間)
事後学修 体育における目標論について考える。(2.5時間)
6 A, B プレイ論(プレイとワーク、ホモ・ルーデンス) 事前学修 プレイとワーク、ホモ・ルーデンスについて調べておく。(2.5時間)
事後学修 体育におけるプレイ論について考える。(2.5時間)
7 A, B 教育者としての資質と能力①
教育者に求められるもの
事前学修 学びある体育の授業を作り上げるのに必要な、教員の資質と能力を考える。(2.5時間)
事後学修 授業内容を振り返り、教員にふさわしい人物像をまとめる。(2.5時間)
8 A, B 教育者としての資質と能力②
体育教師とスポーツ指導者
事前学修 体育教師とスポーツ指導者について調べておく。(2.5時間)
事後学修 体育教師とスポーツ指導者の違いについて考える。(2時間)
9 A, B スポーツ指導者の倫理、心構え、視点 事前学修 体育指導者の心構えについて調べておく。(2時間)
事後学修 体育における指導者の心構え・視点について考える。(2.5時間)
10 A, B プレイヤーと指導者の望ましい関係 事前学修 プレイヤーと指導者の関係について調べておく。(2.5時間)
事後学修 プレイヤーと指導者の望ましい関係について考える。(2時間)
11 A, B 競技者育成プログラムの理念に基づく展開 事前学修 競技者育成プログラムについて調べておく。(2時間)
事後学修 競技者育成プログラムの概要についてまとめておく。(2.5時間)
12 A, B 様々な社会課題が学校教育に与える影響
社会課題と学校教育
事前学修 ジェンダー問題や教員不足など、社会課題と学校教育を繋げて事例を調べる。(2.5時間)
事後学修 これからの学校教育でどのような問題が起こりえるかまとめる。(2.5時間)
13 A, B, F 学校教育における今後の体育・スポーツの在り方
  ※ 学修到達度最終確認の作業含む
事前学修 今後の体育・スポーツについて調べておく。(2時間)
事後学修 これまでの学習を整理しておく。(2.5時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

●2023年度以前の入学生
〇修得する資質・能力:知識・理解【DP-S-1-1】
・体育やスポーツの本質や理念および歴史や思想を理解できる。
〇修得する資質・能力:汎用的技能【DP-S-2-2】
・体育やスポーツの諸問題について説明することができる。
〇修得する資質・能力:態度・志向性【DP-S-3-2】、総合的な学習経験と創造的思考力【DP-S-4-1】
・今後の体育やスポーツについて考察することができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 30% 50% 50% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 40% 40% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 40% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 27% 12% 20% 20% 21% 100%

教科書・参考書

特に指定しない。必要に応じて、適宜資料等を配付する。

参考書 『体育哲学ープロトレプティコス』 阿部悟郎/不昧堂出版/2018年4月
参考書 『体育原理』 髙橋徹(編)/みらい出版/2024年4月

オフィスアワー

・神野:火2限 12-101、102 連絡先:jinno@oecu.jp
・学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。
・オフィスアワー外の質問や相談はオンライン(メールまたはMeet)で応じます。
・学生からのメール対応は、原則平日8時?17時の時間内で行います。

その他

・欠席回数が4回を超える者、授業の決まりごとを守らない者、授業を通して目指す目標到達度状況が著しく水準を超えていないと判断される者はE評価とします。
・受講生の理解度や興味関心を踏まえて、シラバスで提示する内容を適宜前後させたり類似するトピックと代替して解説したりすることがあります。

実務経験のある教員による授業科目