2025年度前期運動療法学

曜日・時限 月曜日1時限,集中不定期その他 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FS230607
開講学科等 医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名 木村 佳記
木村 佳記
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%9c%a8%e6%9d%91%e3%80%80%e4%bd%b3%e8%a8%98

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、沖本 遼
沖本 遼
職務履歴

目的

健康科学を学ぶにあたり、健常者の身体機能だけではなく、ケガをした状態から復帰までのリハビリテーションを知ることは重要である。ストレッチ、筋力トレーニングなど、リハビリテーションで用いられる運動療法の手技は、健康維持・増進にも役立つものが多く、これらを学ぶこともまた重要である。本科目の目的は、身体各部のケガ(外傷・障害)に対する運動療法の実際を学び、健康科学の理解を深めることである。具体的には、関節柔軟性を拡大するストレッチ、筋力強化を図るストレングストレーニングやバランストレーニング、ケアgの予防や患部の保護に用いるテーピングなどの理論を学び、各種手技を体験・経験する。運動療法学の基礎となる解剖学と運動学は、骨標本や実際の関節運動の体験、超音波エコーの観察を通じて復習する。以上を通じて、身体の構造とケガ、運動療法の実際を理解し、健康科学の分野にも活かせる基礎的な知識を習得することを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 オリエンテーション
運動療法の基礎
膝関節の解剖学・運動学・代表的な外傷と障害
事前学修 運動療法の概要、膝関節の解剖学・運動学・代表的な外傷と障害を調べる(2.5時間)
事後学修 運動療法の概要、膝関節について(解剖、運動、代表的な外傷と障害)をまとめる(2.5時間)
2 AC 膝関節の運動療法(ストレッチ、トレーニング)

事前学修 膝関節の運動療法について、膝関節の内側側副靱帯損傷、前十字靱帯損傷を予防する方法について調べる(2時間)
事後学修 膝関節の運動療法をまとめる(2.5時間)
3 AC 膝関節のテーピング

事前学修 膝関節のテーピングについて、内側側副靱帯損傷およびジャンパー膝に対するテーピングを中心に調べる(2時間)
事後学修 第1~3回の講義内容を「膝関節の運動療法」としてミニレポートにまとめて提出する(2.5時間)
4 AC 肩関節の解剖学・運動学・代表的な外傷と障害
事前学修 肩関節について(解剖、運動、代表的な外傷と障害)調べる(2時間)
事後学修 肩関節について(解剖、運動、代表的な外傷と障害)まとめる(2.5時間)
5 AC 肩関節の運動療法(ストレッチ、トレーニング)

事前学修 肩関節の運動療法について、足関節の可動域運動と筋力トレーニングを中心に調べる(2時間)
事後学修 肩関節の運動療法についてまとめる(2.5時間)
6 AC 肩関節のテーピング

事前学修 肩関節のテーピング(特に足関節内反捻挫に対するテーピング)について調べる(2時間)
事後学修 第4~6回の講義内容を「肩関節の運動療法」としてミニレポートにまとめて提出する(2.5時間)
7 AC 肘関節の解剖学・運動学・代表的な外傷と障害 事前学修 肘関節について(解剖、運動、代表的な外傷と障害)調べる(2時間)
事後学修 肘関節について(解剖、運動、代表的な外傷と障害)まとめる(2.5時間)
8 AC 肘関節の運動療法(ストレッチ、トレーニング)
事前学修 肘関節の運動療法について調べる(2時間)

事後学修 肘関節の運動療法についてまとめる(2.5時間)
9 AC 肘関節のテーピング

事前学修 肘関節のテーピングについて調べる(2時間)
事後学修 第7~9回の講義内容を「肘関節の運動療法」としてミニレポートにまとめて提出する(2.5時間
10 AC 足関節の解剖学・運動学・代表的な外傷と障害

事前学修 足関節ついて(解剖、運動、代表的な外傷と障害)調べる(2時間)
事後学修 足関節について(解剖、運動、代表的な外傷と障害)まとめる(2.5時間)
11 AC 足関節の運動療法(ストレッチ、トレーニング)

事前学修 足関節の運動療法について調べる(2時間)
事後学修 足関節の運動療法についてまとめる(2.5時間)
12 AC 足関節のテーピング

事前学修 足関節のテーピングについて調べる(2時間)
事後学修 第10~12回の講義内容を「足関節の運動療法」としてミニトレポートにまとめて提出する(2.5時間)

13 AC 運動療法学のまとめ 事前学修 全ての講義を通じた質問をまとめてくる(2.5時間)
事後学修 全講義をまとめ、興味のある事柄についてまとめる(3時間)
ミニレポート提出

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

【到達目標】
・膝関節、足関節、肩関節、肘関節などの主要関節の構造と運動の特徴が理解でき要点を説明できる。
・スポーツにおいて頻繁に遭遇する外傷・障害とその症状が理解でき、要点を説明できる。
・基本的な運動療法手技であるストレッチ、筋力トレーニング、バランストレーニング、テーピングなどを理解でき、要点を説明できる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の 
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度の以前の入学生
修得する資質:知識・理解 ・健康スポーツ科学分野における基礎的な専門知識を有し、それらを適切に応用する能力【DP-S-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 60% 100% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 40% 100% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 100% 0% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書は使用しません。
参考書:
1) 小柳磨毅(編):実践PTノート.運動器傷害の理学療法、第2版、三輪書店、2011.
2) 皆川洋至:超音波でわかる運動器疾患-診断のテクニック.メジカルビュー、2010.
3) 小柳磨毅(監):アスリートケアマニュアル テーピング.文光堂、2010.

オフィスアワー

毎週水・金曜日13:10-50 5212室
学内外の用務のために,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。その場合は,OECUメールでも質問などを受け付けます。

その他

月曜日1限と土曜日の集中講義を組み合わせて開講します。
moodleの「アナウンスメント」で日程を伝達しますので学内gmailを受信できるようにし、また確認を忘れないでください。
原則として13回の講義のうち1/3を超える回数を欠席した場合は,E評価とします。
定期試験は実施せず、講義後に提出するミニレポートと、各講義中に行う実技にて評価します。
ミニレポートは講義内容をまとめることにより作成するため、特別な資料の準備は必要ありません。
学習に実技を伴うため、運動ができる服装で参加すること。特に「テーピング」の講義では、各関節が露出できる服装を用意してください。

実務経験のある教員による授業科目

大学病院での理学療法士としての実務経験を有する教員と、臨床で勤務する理学療法士(非常勤職員)が2名で担当します。