2025年度前期運動療法学

曜日・時限 金曜日2時限 期別 前期 週時間数 0
ナンバリング FY230408
開講学科等 医療福祉工学部-理学療法学科
医療健康科学部-理学療法学科
教員名 木村 佳記
木村 佳記
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%9c%a8%e6%9d%91%e3%80%80%e4%bd%b3%e8%a8%98

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目的

理学療法の中心的技術となる運動療法の基礎を学びます。関節可動域改善、筋力増強、筋再教育、筋持久力向上、廃用症候群,協調性運動に関わる運動療法の基礎的事項について、理解できるようになることを目的とします.またその科学性を理解し、患者に使用する倫理と態度を認識することも目的とします。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A オリエンテーション
運動療法の定義・目的・対象・運動の種類
運動療法の歴史
事前学修 教科書「運動療法の定義・目的・対象・運動の種類」、「運動療法の基本的な方法」を読んで疑問点を挙げる、教科書「運動療法の歴史」を読んで運動療法がどのように発展してきたかを理解し、疑問点を挙げる(2.5時間)
事後学修 授業内容を振り返って再確認する(2.5時間)
2 AC 関節可動域障害と運動療法(1)関節の構造と運動、その障害
事前学修 教科書「関節の構造と運動:ABCF」を読み、疑問点を挙げる(1.5時間)
これまで学習した内容を振り返って、知識を整理する(1時間)
事後学修 授業内容を振り返って再確認する(1.5時間)
小テストの結果を振り返って再確認する(1時間)
3 A,C 関節可動域障害と運動療法(2)関節の構造と運動、その障害
事前学修 教科「組織の病態生理と修復:運動器系」を読み、疑問点を挙げる(2.5時間)
事後学修 授業内容を振り返って再確認する(2時間)
4 A,C 関節可動域障害と運動療法(3)関節可動域運動
事前学修 教科書「関節可動域運動」を読み、疑問点を挙げる(2.5時間)


事後学修 授業内容を学生同士で振り返って確認して復習する(2時間)
5 A,C 筋力低下と運動療法(1)筋力低下の原因と筋力増強運動の基礎知識
小テスト
事前学修 教科書「筋と筋収縮」「筋力増強運動ABCE」を読み、疑問点を挙げる(1.5時間)
これまで学習した内容を振り返って、知識を整理する(1時間)
事後学修 授業内容を個人で振り返って再確認する(1時間)
小テストの結果を振り返って再確認する(1.5時間)
6 A,C 筋力低下と運動療法(2)筋力増強運動の力学・生理学

事前学修 教科書「筋力増強運動D、G」を読み、疑問点を挙げる(2.5時間)
事後学修 授業内容を振り返って再確認する(1時間)
学生同士で振り返って確認して復習する(1時間)
7 A,C 筋力低下と運動療法(3)筋持久力増強
事前学修 教科書「筋力増強運動F」を読んで疑問点を挙げる(2.5時間)


事後学修 授業内容を振り返って再確認する(2時間)
8 A,C 神経筋再教育 事前学修 教科書「随意運動と運動制御の生理」を読み、疑問点を挙げる(2.5時間)
事後学修 授業内容を振り返って再確認する(2時間)
9 A,C 持久力増強運動
事前学修 教科書「持久力増強運動」を読み、疑問点を挙げる(2.5時間)
事後学修 授業内容を振り返って再確認する(2時間)
10 A,C 協調性運動(運動失調とバランス機能障害)
小テスト
事前学修 教科書協調性運動」を読み、疑問点を挙げる(1.5時間)
これまで学習した内容を振り返って、知識を整理する(1時間)
事後学修 学生同士で振り返って確認して復習する(1時間)
小テストの結果を振り返って再確認する(1時間)
11 A,C 運動学習

事前学修 教科書「運動制御と運動学習」を読み、疑問点を挙げる(2.5時間)


事後学修 学生同士で振り返って確認して復習する(2時間)
12 A,C 運動療法の機器・リハビリテーション施設基準

事前学修 身近な運動療法の機器について調べてみる(2時間)

事後学修 学生同士で振り返って確認して復習する(2時間)
13 A 学習到達度最終確認 事前学修 運動療法学全般についてまとめる(1.5時間)
これまで学習した内容を振り返って、知識を整理する(1時間)
事後学修 運動療法学全般についてまとめる(1.5時間)
学習到達度最終確認の結果を振り返り復習する(1時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

【到達目標】
・運動療法の概略について,理解できる.
・関節可動域・筋力増強・筋再教育・筋持久力向上に関わる運動療法の基礎的事項について,理解できる.
・各種運動療法機器の違いや特徴・特性,使用方法について,説明できる.
・患者に対する運動による治療の科学を理解し、適切にその知識を使用する倫理・態度を理解できる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度の以前の入学生
修得する資質:知識・理解力、応用力、コミュニケーション力、創造力【DP-Y-1-1,1-2,4-1】
       態度・志向性【DP-Y-3-4】


評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 100% 100%
小テスト、小論文 40% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 100% 0% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:吉尾雅春(監)、福井勉(編):運動療法学 総論:標準理学療法学・作業療法学専門基礎分野 STANDARD TEXTBOOK、第5版、2023 
参考書:「運動器の運動療法」 羊土社
    「実践PTノート」 三輪書店

オフィスアワー

水・金曜日13:10-50  5-212号室です。
学内外の用務のために,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。その場合は,OECUメールでも質問などを受け付けます。

その他

原則として13回の講義のうち1/3を超える回数を欠席した場合は,定期試験の受験資格を失います。
各講義の理解度を確認するため、講義時間内に小テストを実施して評価します。
毎回の宿題として、ノートをムードルに提出してもらいます。

実務経験のある教員による授業科目

大学病院での理学療法の臨床経験のある教員が担当します。