2025年度後期2DCGアニメーション演習

曜日・時限 金曜日3時限 期別 後期 週時間数 0
ナンバリング
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
教員名 廣瀬 俊彦
廣瀬 俊彦
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%bb%a3%e7%80%ac%e3%80%80%e4%bf%8a%e5%bd%a6

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目的

より魅力的な映像作品の制作に必要な映像演出、特殊効果、モーショングラフィックスを軸に、Adobe After Effects、Premier 等の映像ソフトウェアを用いて、2Dグラフィックス、2Dアニメーションの技法を習得します。
ゲーム制作においても、そのゲームの面白さをより強く伝えるための魅力的な映像演出を視野に入れ、映像作品、ゲーム作品での「魅せる」演出ができることを目的とします。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A オリエンテーション:After Effectsの基礎知識
AEの概要、ワークスペースの理解、基本的な操作方法を学ぶ。
事前学修 AEの基本操作に関する資料を読む。(2時間)
事後学修 AEのインターフェースに慣れるために、基本的な操作を試す。(2時間)
2 C コンポジションとレイヤーの基本
コンポジションの設定、レイヤー管理、タイムラインの基本操作を習得する。
事前学修 公式チュートリアルなどでコンポジションの作成方法を確認する。(2時間)
事後学修 授業で学んだ内容を復習し、簡単なプロジェクトを作成してみる。(3時間)
3 C キーフレームアニメーション入門
キーフレームの概念を理解し、基本的なアニメーションを作成する。
事前学修 キーフレームの基本概念を学ぶ動画を視聴する。(2時間)
事後学修 AEを使って、簡単なオブジェクトのアニメーションを作成する。(3時間)
4 課題①制作(5秒の自己紹介)開始
簡単なアニメーションとテキストアニメーションを用いた自己紹介動画を作成する。
事前学修 自己紹介を前提に、名言、名台詞などを調べ、動画のアイデアを考えておく。(2時間)
事後学修 課題制作の進捗を確認し、不明点を整理する。(2時間)
5 課題①制作(5秒の自己紹介)完成・講評 作品の仕上げと発表、フィードバックを受ける。 事前学修 課題の完成に向けて、仕上げの計画を立てる。(2時間)
事後学修 フィードバックをもとに、作品を改善する。(3時間)
6 課題②制作(モーショングラフィックス)開始 モーショングラフィックスの演出を考え、10秒以内の映像を制作する。 事前学修 参考となるモーショングラフィックスの動画を視聴し、デザインのアイデアを考える。(3時間)
事後学修 自分のアイデアをスケッチし、簡単なアニメーションを試作する。(2時間)
7 課題②制作(モーショングラフィックス)完成・講評 作品の仕上げと発表、フィードバックを受ける。 事前学修 課題の完成に向けて、仕上げの調整を行う。(3時間)
事後学修 フィードバックをもとに、作品を改善し、次回に活かす。(2時間)
8 課題③制作(実写合成)開始 グリーンスクリーンやトラッキングを活用した実写合成を制作する。 事前学修 実写合成の基本技術について、参考資料を確認する。(3時間)
事後学修 映像素材を準備し、合成の試作を行う。(2時間)
9 課題③制作(実写合成)完成・講評 作品の仕上げと発表、フィードバックを受ける。 事前学修 課題の完成に向けた最終調整を行う。(3時間)
事後学修 フィードバックをもとに、合成技術をさらに研究する。(2時間)
10 最終課題の企画・制作開始 最終作品のコンセプトを決定し、素材を準備して制作を開始する。 事前学修 AEのエフェクトやトランジションの活用方法を復習する。(2時間)
事後学修 編集の進捗を確認し、スケジュールを調整する。(2時間)
11 最終課題の編集作業(前半) 撮影素材・グラフィック素材をAfter Effectsに取り込み、編集を開始する。 事前学修 AEのエフェクトやトランジションの活用方法を復習する。(2時間)
事後学修 編集の進捗を確認し、スケジュールを調整する。(2時間)
12 最終課題の編集作業(後半) 作品の最終調整とエフェクトの適用を行う。 事前学修 作品の仕上げに向けて、必要な追加素材を検討する。(3時間)
事後学修 仕上げを行い、最終チェックを実施する。(2時間)
13 作品発表・講評会 完成作品を上映し、フィードバックを受ける。 事前学修 発表に向けて、プレゼンテーションの準備を行う。(2時間)
事後学修 フィードバックをまとめ、今後の制作活動に活かす。(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・コンポジションの作成、レイヤー管理、キーフレームを用いたアニメーションの基礎を理解し、適切に活用できるようになる。
・文字や図形を効果的に動かすモーショングラフィックスの演出手法を学び、映像表現に応用できるようになる。
・映像作品のコンセプトを企画し、適切な技術を用いて表現する力を養う。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 10% 100% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 60% 30% 70% 100%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 43% 0% 0% 15% 42% 100%

教科書・参考書

授業時に指示する。必要に応じて資料配布もしくは公開する。
参考映像やWebサイトなどを授業内で紹介する。

オフィスアワー

時間:前期水曜日13:15-13:50  (授業期間中)
場所:10号館4階405 廣瀬教員室  (対面のみ)

※授業期間外、オフィスアワー以外の時間以外に質問がある場合は、授業内および事前に、メールでアポイントメントをとることが望ましい。
※学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性がある。

その他

・授業では各自のMacBook 等でAdobe After Effects を使用する。
・課題提出は期限を厳守すること。
・欠席回数が5回以上の者は課題が提出されていても単位認定されない場合がある。
・定期試験としてレポート試験を行う。
・提出された課題の講評、フィードバックは授業内で行う。

実務経験のある教員による授業科目

映像制作会社にてデレクターとして様々な企業CMなどの映像制作に携わった経験がある教員が映像制作に関する基本技術指導を行う。