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2025年度前期
機能解剖学
曜日・時限
金曜日2時限
期別
前期
週時間数
2
ナンバリング
FL230803,FS230506
開講学科等
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
教員名
小粥 隆司
小粥 隆司
職務履歴
目的
(1) 人体の構造と機能のうち,特に運動に関する器官である骨格や関節,筋の機能について習得し,様々なスポーツにおける個々の運動とそれに伴う身体の動きとの関係を理解する.
(2) これまで学習してきた解剖学や生理学との関連を持たせ,スポーツにおけるトレーニングや障害予防について習得する.
(3) 力学的手法を用い,筋力や身体への負荷などの解析方法を理解する.
機能解剖学では主に筋や関節の動きを中心に講義し,講義中にディスカッションをはさみながら進める.筋や関節の動きは複雑なため,これらの理解を深めるには日頃から日常動作やスポーツをしているときに「関節がどのように動いているか」,「筋が収縮したらどのような運動が発生するか」意識し,学習したことを体を動かしながら覚え,テキストで毎回確認することが有効である.
授業計画
授業回
形式
学修内容
学修課題
1
A
解剖学の基礎用語
事前学修
「身体運動の機能解剖」第1章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
体を動かしながら関節の動きを確認する. (2時間)
2
A
神経系,循環器系概要
事前学修
神経系,循環器系について,解剖学や生理学で既に学んだ内容を復習しておく. (3時間)
事後学修
中枢神経や末梢神経のはたらき,骨格筋への関与のしかたを復習する. (2時間)
運動時の血液循環や骨格筋の血流について復習する. (2時間)
3
A, C
脊柱と胸郭,頭頚部の関節運動
事前学修
「身体運動の機能解剖」第2,10章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
体を動かしながら頭頚部の筋や関節の動きをテキストで確認する. (2時間)
4
A, C
肩甲帯,肩関節の構造と運動
事前学修
「身体運動の機能解剖」第2,3章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
体を動かしながら肩甲帯や肩関節の筋や関節の動きをテキストで確認する. (3時間)
5
A, C
上肢の関節と運動
事前学修
「身体運動の機能解剖」第2,3,4,5章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
体を動かしながら上肢の筋や関節の動きをテキストで確認する. (3時間)
6
A, C
骨盤と下肢の運動, 第1回小テスト
事前学修
「身体運動の機能解剖」第7,8,9章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
体を動かしながら骨盤と下肢の筋や関節の動きをテキストで確認する. (3時間)
7
A, C
関節運動と全身運動, 第1回小テストの解説
事前学修
「身体運動の機能解剖」第12章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
様々な運動をしながら全身や各部位の動きをテキストで確認する. (2時間)
8
A, C
身体構造と力学的運動要因
事前学修
「身体運動の機能解剖」第12章を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
様々な運動をしながら全身や各部位の動きをテキストで確認する. (3時間)
9
A
骨格筋の力学的特徴
事前学修
高校数学 (数I) の三角比について復習しておく. (2時間)
事後学修
講義内容を復習し,講義中に解説した問題を完全にマスターしておく. (3時間)
10
A
全身運動と仕事・エネルギー, 第2回小テスト
事前学修
「健康運動指導士養成講習会テキスト(上)」の「バイオメカニクス: エネルギー論」を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
体を動かしながら全身や関節の動きをテキストで確認する. (2時間)
11
A, C
陸上での運動・動作各論(歩行・走行・ジャンプ等), 第2回小テストの解説
事前学修
「健康運動指導士養成講習会テキスト(上)」の「陸上での運動・動作各論」を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
歩行・走行・ジャンプ等の運動をしながら全身や各部の動きをテキストで確認する. (2時間)
12
A
水中・水泳運動
事前学修
「健康運動指導士養成講習会テキスト(上)」の「水中・水泳運動」を読んで理解し,要点をまとめておく. (2時間)
事後学修
水中でかかる力について陸上の場合と比較し,違いを明らかにしておく. (2時間)
13
A, F
様々なスポーツにおける筋のトレーニングと傷害予防についてのディスカッション,総まとめ
事前学修
これまでの講義の総復習をしておく. (2時間)
事後学修
ディスカッションした内容についてテキストで確認する. (2時間)
授業形式記号
A:一斉授業(通常の講義)
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など
D:調査 分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
G:プレゼンテーション
H:地域・企業 連携型学習
I:その他
到達目標
・主要な骨の構造と関節の動きについて理解する.
・主要な筋と関与する運動様式について理解する.
・陸上・水中の様々な運動における関節の動き方や筋の関わり方を系統立てて理解する.
・運動と筋や骨にかかる負荷について,基礎的な力学的解析手法を習得する.
科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
・ 2023年度以前の入学生
修得する資質・能力: 知識・理解 【DP-S-1-1】【DP-L-1-1】
汎用的技能 【DP-S-2-2】【DP-L-2-2】
態度・志向性 【DP-S-3-1】【DP-L-3-2】
評価方法と評価観点
評価方法
配点合計
知識・理解力
応用力
コミュニケーション力
態度・志向性
創造力
合計
定期試験またはレポート試験
60%
50%
30%
10%
10%
100%
小テスト、小論文
40%
50%
30%
10%
10%
100%
グループワーク
0%
プレゼンテーション
0%
レポート、宿題
0%
授業での姿勢(ノート、質疑など)
0%
作品、パフォーマンス(実技、実演)
0%
その他1(具体的に:
0%
その他2(具体的に:
0%
100%
50%
30%
10%
10%
0%
100%
教科書・参考書
(1) 身体運動の機能解剖 改訂版 Thompson Floyd著 中村千秋・竹中真希訳 医道の日本社
講義1~9回目で教科書として使用し,骨や筋,関節の名称,位置,構造,機能などを理解する.
(2) 健康運動指導士養成講習会テキスト(上) 公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 発行 南江堂
講義10~13回目で教科書として使用し,様々な運動に対し骨や筋,関節がどのように関わっているかを理解する.
オフィスアワー
質問事項がある場合,講義前後に教室にて直接質問するか,若しくは非常勤講師室にて質問すること.
但し,学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員が非常勤講師室に不在の可能性がある.
講師の連絡先はMoodleの機能解剖学のページにメールアドレスを記載する.
その他
携帯電話,スマートフォン等の電源は切り,机の上に置かず鞄等にしまっておくこと.
講義中の私語など他の学生に迷惑をかける行為がある場合,教室からの退室を命ずる.
講義内でMoodleにて小テストを2回実施する.
小テスト内容,日時等の詳細はMoodleに記載する.
※ 欠格条件 (E評価) について ※
・欠席が4回以上の場合,定期試験を受験したとしてもE評価とする.
・小テストを全て受験しなかった場合,定期試験を受験したとしてもE評価とする.
実務経験のある教員による授業科目
カイロプラクティック師として一般の人からスポーツ競技者まで多くの人を施術してきた経験より,スポーツの現場で起こりうる状況を想定したり実例を用いることで機能解剖学の理論から具体的な状況への応用を講義に取り入れる.
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