2025年度後期文学の世界

曜日・時限 水曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング FL210121,FS210122,FY210122,HB110119,HT110119,HW110119
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療福祉工学部-理学療法学科
医療福祉工学部-健康スポーツ科学科
医療健康科学部-医療科学科
医療健康科学部-理学療法学科
医療健康科学部-健康スポーツ科学科
総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
総合情報学部-情報学科
健康情報学部-健康情報学科 医療工学専攻
健康情報学部-健康情報学科 理学療法学専攻
健康情報学部-健康情報学科 スポーツ科学専攻
教員名 冨田 成美
冨田 成美
職務履歴

目的

 本講義では、主として中世から現代までの日本文学作品の中から数点を選び(内1~2回は外国作品(翻訳)も併用する予定)、その読解を通して、文学が読者に語るメッセージを読み解いていく。その中で、①文学とはどのような芸術か、②文学の本質、③人間と社会に対する文学の価値とはたらき、④自分にとっての文学の価値を考えたい。そして、13回の講義を終えた後には、これらのことを「自分の言葉」で説明できるようにする。なお、作品選定に関しては、現在の国内外の情勢も視野に入れつつ、私たちが人間として成長するための一つの要素として、人間と「危機」との対峙を描くものを中心に据えたい。そのための方法として、毎回講義の前に、ある問題提起に対する他者の意見と自己の見解とを比較し、短い論評を作る時間を設ける。 
 つまり、この授業を受講することで、23年度以前の入学生については、「豊かな人格形成の基盤となる知識と教養」【総合情報学部統一DP(1)】とともに、「人間性・科学性、国際性、倫理観を有し、高齢社会や地球環境との関わりについて総合的に考える力」【医療健康科学部統一DP(1)】を身につけることができる。24年度・25年度入学生については、「人間性、科学性、国際性、倫理観を有し、高齢社会や地球環境との関わりを考察し、協働して問題解決に取組むことのできる力」【医療健康科学部統一DP(3)】とともに、「豊かな人格形成および社会に貢献する人材の基盤となる知識と教養」【総合情報学部統一DP(1)】を身につけることができる。さらに、専門知識の修得外のことではあるが、当該2学科DPの目標である、「より良いものを追求するために必要な問題点を発見する力とそれを解決する力」【医療健康学部(2)】や、「国際社会で通用する」発想【総合情報学科(2)】「生活文化の発展に貢献」するための発想【総合情報学部(3)】も併せて身につけることができる。

 文学は人間の心やその在り方を映す鏡である。有限な人間の一生の中で、文学は時間も国境も超えて、私たちに他者の人生を追体験させる。また文学は、歴史や社会を映す鏡でもある。良質の作品は言語や民族・文化の違いを超えて、作品が創られた地点から現在を照らし出し、現代社会の問題点に私たちがどのように向き合うべきかについての示唆を与える。
 私たちの周囲にはさまざまな「危機」が存在する。新型コロナ禍、ウクライナーロシア間、パレスチナ(ガザ)ーイスラエル間の戦争、能登大地震やサンフランシスコの大山火事など、個人では回避も解決も不可能な事態(戦争・災害・障害・社会機構の不備・社会感情など)に対して、文学は何ができるのか。これらの危機の打開に、文学は力を発揮できるのか。簡単に答えを得られるはずもない難しい命題であるが、その答えを考えることで、これらの事態に立ち向かうための何等かの知恵や力を、個々人が文学から引き出すことができる。そして、その思考過程は、自らの学ぶ科学や技術が、人類と社会の幸福にどのように貢献すべきかを思考することにもつながるであろう。
 本年は、「危機を乗り越える」「平和とは何か」「自分らしく生きる」を指標として、作品を読解したい。具体的には、『平家物語』により戦乱を通して人間が希求するものを考える。宮澤賢治(童話)やゲームソフトの小説化作品からは、危機を乗り越えるために必要な「何か」を考える。鶴彬(川柳)や芥川龍之介(小説)からは、「正義」に潜む戦争加害の性質を掘り起こす。また、原爆を描いた詩からは、被爆の実態と平和と和解の価値を学ぶ。そして、三浦綾子(小説)やエスペラント語に関わる諸作品を通して、言語や対等の人間関係の価値、個々のアイデンティティー構築(自分らしく生きること)を考える。そして、執筆の時代・地域が無関係の4作品(随筆・小説)の共通点から、危機が人間にもたらす痛みとそれを乗り越える方法・心情を、受講生各自が独自の視点から見出すことを目指す。
 これらの答は一つではない。数ヶ月の講義で完全な答を得ることも不可能である。しかし、不十分ながらも自分独自の答を探す過程は、未来を志向する大きな力となるであろう。なお、文学は本来、文字による芸術であるが、本講義では受講生の理解と思考構築の一助として、映画も取り上げる。また、一つの作品で全ての課題をカバーすることは不可能なので、作品毎にテーマを絞って読解する。なお、上記の3指標はそれぞれを統合して読解することも可能であり、また個別に考えてもよい。受講生各自が自分の興味関心に従って選択できる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A 受講ガイダンス(学習の方法など)と「日本文学のジャンル」「文学の概念(文学とは何か)とはたらき」「文学を学ぶ意義」講義:①本講義の学習内容、学習方法、課題提出の方法などを理解する。②「文学とは何を表し求める芸術か」「日本文学の条件と種類」を理解する。③文学を学ぶ意義を理解する。 事前学修 シラバスを読み、疑問点をチェックする。「文学とは何か」について、今の時点での自分の考えをまとめる。(1時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」(「その他」の項②で説明)に提示された設問に解答する(推奨、以下の回も同様)。(2時間)
2 面接授業:A 「文学の概念とはたらき」(続き)講義:①「文学を鑑賞し、評論する上での指針」を理解する。②「文学に描かれる虚構と真実」の存在と実態を理解する。
★冒頭の20分程度を使い、①前回講義の振り返り(教員の補足解説)、②それに対するコメント(受講生が配布用紙に記載)する時間を設ける。以下の回も同様。
事前学修 「事実」と「真実」の違いを考え、例を含めて文章化する。(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
3 面接授業:A 映画『グスコーブドリの伝記』と原作との比較鑑賞:①宮澤賢治と作品についての概略を理解する。②原作と映画の異なる部分について、それぞれの特徴と価値を考える。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 映画『グスコーブドリの伝記』を視聴する(Youtube)(2時間)
宮澤賢治『グスコーブドリの伝記』を読む(インターネットの青空文庫で可)(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
4 面接授業:A 和田登『武器では地球を救えない』読解:文学の本質:虚構の中に真実を見る
①文学に示される虚構と真実の関係を、具体的作品の表現を通して理解する。②「平和を保つための武器」の存在意義を考える(否定も含めて)。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 エスペラント(語)の創案者・ザメンホフについて調べる。「平和を保つための武器」の存在意義について考える。(3時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
5 面接授業:A 『平家物語』読解①「祇園精舎」:「この世の道理」とは何か? を考える
①『平家物語』の概略を理解する。②『平家物語』を貫くテーマを理解する。③「祇園精舎」冒頭の内容を理解する。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 『平家物語』、源平合戦について調べる。「祇園精舎」冒頭を読み(現代語で可)、感想をまとめる。(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カード」に提示された設問に解答する。(2時間)
6 面接授業:A 『平家物語』読解②「先帝身投」「女院死去」(安徳天皇と母・建礼門院の死):「この世の道理」を超える方法はあるか?
①安徳天皇と建礼門院の死の物語を通して、戦争が非戦闘員にもたらす痛みを理解する。②当時の人々が戦争をどのように受容したかを理解する。③ ①と②より、現代においてこの痛みを避ける方法を考える。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 壇ノ浦合戦、安徳天皇、建礼門院について調べる。「先帝身投」「女院死去」の文章を読み(現代語で可)、感想をまとめる。(3時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カード」に提示された設問に解答する。(2時間)
7 面接授業:A 鶴彬の川柳を読む(芥川龍之介『桃太郎』も併せて):戦時下の「常識」の裏を暴く
①鶴彬と芥川龍之介(人物と作品)についての概略を理解する。②作品を通して「正義」の条件とその正当性を考える。③ ②を日本の戦争加害責任の点から再検討する。④ ③の評価を考える。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 ①川柳、鶴彬、プロレタリア文学について調べる。(2時間)
②芥川龍之介について調べ、『桃太郎』を読む(インターネットの青空文庫で可)。(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
8 面接授業:A アーサー・ビナード『さがしています』『ドームがたり』を読む(作品読解と原爆についての講義):「被爆遺物」の声なき声を聴き、「平和」を考える
①「被爆遺物が語る」「原爆ドームが語る」意味を知る。②日本にとっての原爆の被害・加害の実相を理解し、被害回復のための日米の交流と和解のはたらきを知る。③ ①②を通して、核の存在に対する自分の見解を作る。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 原爆被害について調べる。原爆投下の理由について調べる。(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
9 面接授業:A 宮澤賢治『狼森と笊森、盗森』を読む:自然との親和を考える
①宮澤賢治と作品の概略について理解する。②宮澤賢治の自然観について論評する。③人間は自然にどのように向き合うべきかについて、自分の見解を作る。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 宮澤賢治について調べる。『狼森と笊森、盗森』本文を読む(インターネットの青空文庫版で可)。(3時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
10 面接授業:A エスペラントの精神と日本文学・宮沢賢治:さまざまな境界線を越えるための道具・言語
①エスペラント(語)の概略と創案の精神を理解する。②宮澤賢治のエスペラント作品への評価を通して、エスペラントの価値を考える。③言語や文学が果たす「人間と社会が平和であること」への役割を考える。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 事前学習:宮沢賢治とエスペラント(語)の関わりについて調べる。
宮澤賢治『虔十公園林』『なめとこ山の熊』を読む。(日本語で可)(合計で2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
11 面接授業:A 鴨長明『方丈記』、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』、カミュ『ペスト』、ハン・ガン(韓江)『別れを告げない』をつないで:危機の中での文学の役割と価値
①それぞれの作品の概要と書かれた時代背景を理解する。②4作品に共通する要素を考える。③危機の中での文学の役割と価値を考える。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 それぞれの作品の本文(抜粋、事前配布)を読み、内容を知る。(2時間)
それぞれの作品の作者、時代状況、「危機」の実態(地震、飢饉、戦争、疫病、光州事件〔民主化運動弾圧〕)を調べる。(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(2時間)
12 面接授業:A ゲームソフト『ことのはアムリラート』を小説として読む:危機を乗り越える一助
①作品の概略とその世界を理解する。②人間にとっての「言葉」を獲得する意義と価値を考える。③人間にとっての「援助者の存在」の価値を考える。④ ②③についての自分の見解を作る。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 『ことのはアムリラート』『いつかのメモラージョ』(『ことのは~』の続編)の体験版を行い(インターネットに無料版あり)、ストーリーを理解する。(2時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(4時間)
13 面接授業:A 三浦綾子『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』を読む:「自分の信念」に従って生きる意味
①主人公にとっての「自分の信念」とは何か、その意味を考える。②主人公が「乗り越えたもの」とは何かを考える。③ ①②を通して、「信念に従って生きる」価値を考える。
★冒頭に「前回の振り返り」を行う。
事前学修 主人公の矢嶋楫子について調べる。作品のあらすじを調べる。(4時間)
事後学修 配布プリントを読み返す。「理解確認カードA」「理解確認カードB」に提示された設問に解答する。(4時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

◎習得する資質・能力:以下の4点を通して、「豊かな人格形成の基盤となる知識と教養)*a)」【総合情報学部統一DP(1)】とともに、「人間性・科学性、国際性、倫理観を有し、高齢社会や地球環境との関わりについて総合的に考える力(*b~*d)」【医療健康科学部統一DP(1)】を得る。また、「人間性、科学性、国際性、倫理観を有し、高齢社会や地球環境との関わりを考察し、協働して問題解決に取組むことのできる力(*b~*d)」【医療健康科学部統一DP(3)】とともに、「豊かな人格形成および社会に貢献する人材の基盤となる知識と教養(*a,*c)」【総合情報学部統一DP(1)】を身につけることができる。さらに、「より良いものを追求するために必要な問題点を発見する力とそれを解決する力(*d)」【医療健康学部(2)】や、「国際社会で通用する(*c,*d)」発想【総合情報学科(2)】「生活文化の発展に貢献(*c,*d)」するための発想【総合情報学部(3)】も併せて身につけることができる。

1、学んだ作品の概要と時代背景を、自分の言葉で説明できるようになる(*a)。
2、作品の鑑賞を通して読み解いた登場人物の人間性とその形成が語るメッセージを、自分の言葉で文章化できるようにする(*b)。
3、「危機に対峙する精神」「平和な在り方」「自分らしい生き方」に関わる講義内容を自分の観点から評価し(否定も含めて)、自分の言葉で文章化できるようにする(*c)。
4、2と3を通して、「平和(危機)とは何か」「平和であるために(あるいは危機を乗り越えるために、自己の信念に従って生きるために)人間と社会はどうあるべきか」「平和(あるいは自己)を創り出すための文学のはたらき」を、自分の言葉で説明できるようになる(*d)。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
 (それ以前の入学生  https://www.osakac.ac.jp/about/policy/ 参照)

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 20% 30% 30% 10% 30% 100%
小テスト、小論文 65% 40% 20% 10% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 15% 30% 40% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 36% 19% 14% 30% 0% 100%

教科書・参考書

・教科書は使用しません。毎回講義時に講義プリントをMoodleに配信します。
・講義作品の本文については、必要部分のプリントを講義資料といっしょに配信します。
・講義作品中の古典文学(『方丈記』『平家物語』)については、現代語訳を使用します。
・参考書については配信プリント中に記載します。

オフィスアワー

・学習に関わる相談・読書本の紹介などは、以下のようにお願いします。
全てメール連絡:<t-narumi@oecu.jp>
希望者にはZoomなどでの相談も行います。

その他

★講義内容について:
①講義する作品や映画は変更する場合があります。
②講義の進展具合により、作品の順番を変更する場合があります。
③古典作品の本文(『方丈記』『平家物語』)については、現代語訳を使用します。原文を希望する受講生は、個別に連絡してください。メールアドレス:<t-narumi@oecu.jp>*再掲

◎以下の内容については、初回講義でも説明します。
【評価について】
①定期試験は実施しません。毎回の「小テスト」と「レポート試験」「授業での姿勢」で評価します。
②-a「小テスト」は毎回提出する「設問」(全13回分/毎回配布する「理解確認カード」に問題を提示。これに解答を記入して提出)で評価します。9回分以上の提出がない場合は、単位認定ができません(不合格)。1回分が5点満点です。
②-b「理解確認カード」は毎回2種類あります。A(教室で配布):講義後(または翌週)提出、B(Moodleに配信):講義週以後も提出可能です(下記参照)。内容は若干異なります。原則としてAを提出してください。両方を提出した受講生については、各回毎に点数の高い方を成績に採用し、他方の内容に応じて努力点を加算します(評価方法の「授業での態度」に該当)。ただし、両方を提出しても「授業1回分」とカウントします。
②-c 提出回数が0~8回の4回生(それ以上の回生の卒業該当生)については、再試験(再レポート)の受験を認めません。
③「レポート試験」は毎回の「小テスト」(「理解確認カード」)とは別に、600字程度のレポート課題を出します(問題発表は冬休み前)。20点満点です。
④毎回の講義についての質問(「理解確認カード」に記入)は、内容により努力点として加算します(評価方法の「授業での態度」と同じ)。
⑤「レポート試験」「小テスト」(「理解確認カード」)「授業での態度」全てを合計し(満点は100点)、60点以上が合格です。

【各回の課題の内容と提出の方法、フィードバックについて】
①毎回の講義での「設問」(「授業態度」の評価)は、各回の講義プリントといっしょに配信する「理解確認カードA」に記入して提出してください。
②講義後1週間以後(8日目から随時)に提出する場合は、Bの問題を解答してください。
③理解確認カードAの設問については、翌週に解答例(公開を可とする受講生の解答と教員による解答)プリントを作成し、クラス全員にフィードバックします。翌週以降になる場合もあります。また、教員作成の解答例だけになる場合もあります。
④理解確認カードBの解答例は、成績処理などが全て終わったあとにMoodleに配信します。
⑤理解確認カードAは、希望者には内容にコメントを付けて、翌週以降に個人宛に返却します(Moodleで)。希望者はカードの返却希望欄をチェックしてください。ただし、返却が遅れる場合・できない場合もあります(公開可のカードが優先します)。理解確認カードBについては個人返却はしません。
⑥講義内容やそれに付随する質問については、上記の「理解確認カード」中の「質問」欄に記入して提出してください。理解確認カードAに記載されたものについては、解答例といっしょに翌週に回答します。質問者の名前は公表しません。また、理解確認カードBに記載の質問については、個人宛に個別に回答します。
⑦他のクラスへのフィードバック内容を知りたい場合は、個別に教員まで連絡してください。

実務経験のある教員による授業科目