2025年度前期アニメーション概論

曜日・時限 火曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HB130903,HW130301
開講学科等 総合情報学部-デジタルゲーム学科
総合情報学部-ゲーム&メディア学科
教員名 寺山 直哉
寺山 直哉
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%af%ba%e5%b1%b1%e3%80%80%e7%9b%b4%e5%93%89

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、由良 泰人
由良 泰人
職務履歴

目的

 この講義では、アニメーション表現における基盤的学習の機会として、商業的作品や芸術的作品、作画的表現や実写的表現、アナログ的手法やデジタル的手法など、様々なジャンルや手法による映像作品の鑑賞を通して、作品が持つ表現的背景や技術的背景などについて学ぶ。
 それにより、単なるジャンル的な意味合いでの概念ではなく、「アニメーション」という言葉の語源とも言われている「アニマ(生命のない動かないものに命を与えて動かす・命を吹き込む)」という創造行為について知り、理解できるようになることを目的とする。更に、個人的独自性がもたらす社会的創造性ついても芸術論的視点から考察する。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔 A ガイダンス
~本授業の進め方や受講方法などに関する確認など~

アニメーションという表現や技法に関する概要紹介
~学内プロジェクト作品の企画紹介など~
事前学修 シラバスを読んで授業の目的を理解すると共に、MoodleやGoogle Meetの操作方法について事前に十分学習しておく。(2時間)
事後学修 受講方法などについて自身で再確認すると共に、授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2時間)
2 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品①1・2話の観賞とメイキング解説~
事前学修 「切り絵」によるアニメーション技法について調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2.5時間)
3 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品①3・4話の観賞とメイキング解説~
事前学修 「手書き(アナログ)セル」によるアニメーション技法について調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2.5時間)
4 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品①5・6話、OB特別インタビュー映像の観賞とメイキング解説~
事前学修 「手書き(デジタル)セル」や「ロトスコープ」によるアニメーション技法について調べて来る。(2時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2時間)
5 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品①7・8話の観賞とメイキング解説~
事前学修 「3DCG」によるアニメーション技法について調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2.5時間)
6 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品②1・2話の観賞とメイキング解説~
事前学修 実写映像における合成表現やVFX(特殊効果)表現ついて調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で観賞した作品についての感想文を書く。(2.5時間)
7 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品②3・4話の観賞とメイキング解説~
事前学修 映像制作における「プリプロダクション工程」ついて調べて来る。(2時間)
事後学修 授業で観賞した作品についての感想文を書く。(2時間)
8 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品②5・6話の観賞とメイキング解説~
事前学修 映像制作における「プロダクション工程」ついて調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で観賞した作品についての感想文を書く。(2.5時間)
9 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品②7・8話の観賞とメイキング解説~
事前学修 映像制作における「ポストプロダクション工程」ついて調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で観賞した作品についての感想文を書く。(2.5時間)
10 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品③の観賞とメイキング解説~
事前学修 「VFX(特撮や特殊メイク、合成やエフェクト)」について調べて来る。(2時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2時間)
11 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品④の観賞とメイキング解説~
事前学修 「アクションムービー」について調べて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2.5時間)
12 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介
~学内プロジェクト作品⑤、OB特別インタビュー映像の観賞とメイキング解説~
事前学修 チームで映像制作をするなら、どんな作品を作りたいか考えて来る。(2.5時間)
事後学修 授業で学習した概念や技法、作品についての課題に取り組む。(2.5時間)
13 遠隔 A アニメーション制作における様々な職種や作業工程の紹介、その他
~学内プロジェクト作品⑥の観賞とメイキング解説など~
事前学修 個人で映像制作をするなら、どんな作品を作りたいか考えて来る。(2時間)
事後学修 授業で学習した企画や演出、技法などについて振り返る。(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・アニメーション表現を含む映像作品全般における幅広い表現手法や制作技法に関する基礎的な専門知識を有し、それらを説明することができる。
・アニメーション表現を含む映像作品全般における表現力と技術力との相互作用に関する基礎的な専門知識を有し、応用的に双方を関係づけることができる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。
〇2023年度以前の入学生
 修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-W-1-1】【DP-B-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 70% 30% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 50% 90% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 80% 20% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

基本的になし、授業内容に沿った資料等を随時配布する場合がある。

オフィスアワー

★事前にアポイントメントを頂ければ確実です。terayama@oecu.jp

・以下、前期授業期間中のオフィスアワー
  毎週火曜5限(17:45~19:30)、6-328(教員室)もしくは事前アポの上でオンライン
・以下、後期授業期間中のオフィスアワー
  毎週火曜5限(17:45~19:30)、6-328(教員室)もしくは事前アポの上でオンライン
※学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

・授業期間外やオフィスアワー外
直接かメール等でアポイントメントを取って下さい。

その他

・履修者の人数が多い場合、人数制限をすることもある。
・各回の授業内容は授業形式や状況等により入れ替えや変更の可能性がある。
・社会状況に応じて授業形式が変更される可能性もあるので、毎回事前に最新状況をMoodleで確認すること。

フィードバック
・課題(レポート、宿題、小テスト、試験の答案など)については原則返却しないが、申出者に限り個別に結果内容を説明する。
・課題によっては、指定期間内での修正指示や再提出などを求める場合もあるので指示に従うこと。

実務経験のある教員による授業科目

大手CGプロダクションのディレクターとして、ゲームや映画、CMなどに関する様々なデジタル映像コンテンツの企画・制作・プロデュースの実務経験を元に、各種業務において得た様々な演出論や技術論、表現論など、アニメーション映像表現に関する幅広い知識や美意識について紹介する授業です。