2025年度前期データベース

曜日・時限 金曜日6時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HT330405
開講学科等 総合情報学部-情報学科
教員名 久松 潤之
久松 潤之
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%b9%85%e6%9d%be%e3%80%80%e6%bd%a4%e4%b9%8b

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目的

現在は大量の情報資源がデータベース化されており、それらの情報検索では、データベース管理システムの利用が不可欠となっている。本科目では、情報検索システムの基本概念とデータベースの基本知識・技術を習得する。基礎となるデータモデルを例示し、それを修正する演習などを通じて応用への理解を広める。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 遠隔AC データベース操作1(選択、射影) 事前学修 情報検索について調べる。(2時間)
事後学修 AND、OR、NOTなどの集合操作を調べる。(3時間)
2 遠隔AC データベース操作2(結合、集合演算) 事前学修 表計算のLOOKUP関数を調べる。(2時間)
事後学修 身近なデータで複数のテーブルを結合する処理を考える。(3時間)
3 遠隔AC SQL操作1(単一テーブル) 事前学修 SQLについて調べる。(2時間)
事後学修 SQLを使った検索、挿入、更新、削除処理を理解する。(3時間)
4 遠隔AC SQL操作2(複数テーブル) 事前学修 SQLの結合処理を調べる。(2時間)
事後学修 SQLの処理について理解する。(3時間)
5 遠隔AC 総合演習1(前半の復習) 事前学修 データテーブルの操作とSQLでの処理について復習する。(3時間)
事後学修 理解が不十分な箇所を調べる。(2時間)
6 遠隔AC 総合演習2(前半の復習) 事前学修 これまでの内容を復習する。(3時間)
事後学修 分からなかった問題に取り組む(2時間)
7 遠隔AC 正規化1(主キー、関係従属性) 事前学修 主キーについて調べる。(2時間)
事後学修 身の回りのデータベースの例について考えたデータモデルに対して正規化を実践してみる。(3時間)
8 遠隔AC 正規化2(第n正規形) 事前学修 正規化について調べる。(2時間)
事後学修 ここまでの設計の流れをすべて自分で行えるように復習しておく。(3時間)
9 遠隔AC 図書館システム(索引、アクセスメソッド) 事前学修 実際の図書館でのデータ管理を調べる。(2時間)
事後学修 サンプルコードをよく読んでログインの流れを復習し、関連するデータモデルの把握に努める。(3時間)
10 遠隔AC 同時実行制御1(排他制御) 事前学修 複数のプログラムが同時にひとつのデータを更新するときに起きることを考える。(2時間)
事後学修 カート機能のデータモデルをよく復習し、余力があればさらに高度な機能を追加する応用について考える。(3時間)
11 遠隔AC 同時実行制御2(トランザクション) 事前学修 トランザクションが必要な処理を考える。(2時間)
事後学修 注文確定後の処理について既存のウェブサービスの流通サービスについて調査する。(3時間)
12 遠隔AC 総合演習3(後半の復習) 事前学修 これまでに学習した内容を復習する。(2時間)
事後学修 演習問題の残りに取り組む。(3時間)
13 遠隔AC 総合演習4(後半の復習) 事前学修 これまでに学習した内容を復習する。(2時間)
事後学修 演習問題の残りに取り組む。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

<JABEE 学習・教育到達目標:C, 習得する資質・能力: 知識・理解: DP-T-1-1> 
(1)データベースの基本知識・技術について理解する。[JABEE番号:C29, DP-T-1-1]
(2)SQLの文法と用法を理解する。[JABEE番号:C30, DP-T-1-1]
(3)E-Rモデルを理解する。[JABEE番号:C31, DP-T-1-1]

<評価基準>以下の評価項目(1)~(3)に対して、100点満点で60点以上を合格とする。
<評価項目>(対応する授業目標)[配点]…評価内容
(1)データベースの基本知識(1)[20]…ファイルとデータベースの違いやデータベースの意義を理解している。
(2)SQL(2)[60]…SQRの文法を理解している。求めたい結果に対して、適切なコマンドを実行することができる。
(3)E-Rモデル(3)[20]…E-Rモデルを理解しており、身近な題材について設計を行うことができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 100% 100% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 100% 0% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:指定なし。

参考書:基礎からのMySQL改訂版(西沢夢路著、ソフトバンククリエイティブ、ISBN4797369450)

オフィスアワー

金曜日、13:55-15:40 11-404号室

その他

授業の欠席回数が4回以上の場合、課されたレポートを全て出していない場合、E評価となる。
提出されたレポートは、採点後、講評を行う。

実務経験のある教員による授業科目