2025年度後期生体機能代行装置学2

曜日・時限 火曜日2時限 期別 後期 週時間数 4
ナンバリング FL331302
開講学科等 医療福祉工学部-医療福祉工学科
医療健康科学部-医療科学科
教員名 橘 克典
橘 克典
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%a9%98%e3%80%80%e5%85%8b%e5%85%b8

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目的

生体機能代行装置学2では、循環について臨床に則して広範囲に理解できる。循環では循環器の病態と人工心肺の操作法や安全対策、保守管理について理解できるようになることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A 体外循環装置の臨床的意義と各種体外循環法(心臓弁膜症、虚血性心疾患、大動脈疾患)
体外循環装置のシステム構成(体外循環装置回路と各種デバイス)
事前学修 心臓弁膜症、虚血性心疾患、大動脈疾患、体外循環装置回路と各種デバイスについて予習をする(3時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(3時間)。
2 A 体外循環装置のシステム構成(周辺医用機器である血液濃縮器および心筋保護液供給装置)
事前学修 血液濃縮器および心筋保護液供給装置について予習する(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
3 A 人工心肺の実際(充填液、血液抗凝固療法、送血・脱血カニューレ) 事前学修 充填液、血液抗凝固療法、送血・脱血カニューレについて予習する(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
4 A 人工肺の物理(構造、材料、血液ガスコントロール、安全対策) 事前学修 人工肺について予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
5 A 患者管理(体外循環装置の機器側・生体側モニタリング) 事前学修 体外循環装置の機器側・生体側モニタリングについて予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
6 A 適正灌流量
血液希釈(長所と短所)、低体温(長所と短所)
事前学修 適正灌流量、血液希釈(長所と短所)、低体温(長所と短所)について予習をする(3時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(3時間)。
7 A 体外循環の病態生理(血行動態・血液・凝固線溶系・内分泌の変動)
事前学修 体外循環の病態生理について予習をする(3時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
8 A 周辺医用機器の原理と取り扱い(心筋保護液供給装置・冷温水供給装置・血液濃縮器・自己血回収装置・酸素 空気混合装置および流量計) 事前学修 周辺医用機器の原理と取り扱いについて予習をする(3時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(3時間)。
9 A 体外循環技術(臨床における人工心肺装置の操作手順) 事前学修 人工心肺装置の操作手順について予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
10 A 特殊な体外循環法(胸部大動脈手術、腹部大動脈手術) 事前学修 胸部大動脈手術、腹部大動脈手術について予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
11 A 体外循環の事故事例と安全対策および保守点検技術 事前学修 体外循環のトラブルについて予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
12 A 補助循環(IABPとPCPS・ECMOの目的・原理・技術) 事前学修 IABPとPCPS・ECMOについて予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(2時間)。
13 A 補助循環(補助人工心臓の目的・原理・技術) 事前学修 補助人工心臓について予習をする(2時間)。
事後学修 授業中に出した課題をレポートする(3時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

修得する資質・能力:知識・理解力【DP-L-1-1】
1.人工心肺の全般にわたる治療法とその原理、システムを理解でき、病態との関連が説明できる。
2.国家試験問題が理解できる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 70% 70% 30% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 64% 36% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

【参考書】
臨床工学講座 生体機能代行装置学体外循環装置(編集:見目恭一 医歯薬出版)
講義時にパワーポイント、プリントを配布する。

オフィスアワー

授業期間中
随時8号館3階・305研究室(橘)

授業期間外およびオフィースアワーの時間外でも、質問等があれば上記研究室に訪ねてくること。また、メールでも受け付けます。
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員室に不在の可能性があります。

その他

レポートは返却し、修正等があれば指摘する。
授業前に必ずMoodleを確認すること。

実務経験のある教員による授業科目

授業担当者は5年以上の循環の実務経験を有する臨床工学技士である。