2025年度前期音楽理論

曜日・時限 月曜日6時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HB130701
開講学科等 総合情報学部-ゲーム&メディア学科
総合情報学部-情報学科
教員名 山路 敦司
山路 敦司
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%b1%b1%e8%b7%af%e3%80%80%e6%95%a6%e5%8f%b8

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目的

・この授業では、音楽を「音による情報デザイン」としてとらえ、音楽が人間にどのように影響を与えるのか、又は社会に関わるのかをテーマに、「音楽の地域性」と「音楽の時代性」または「音楽の内側」と「音楽の外側」について相互に学習する。
・様々な音楽ジャンルについて歴史や理論を通して学び、また音や音楽による仕組みや現象を理解することで、それらを分析的に理解出来るようになることが目的とする。
・この科目を修得することで音楽と音響に関する基礎的な専門知識を得て、それらをサウンド関連の制作に適切に応用する能力を身に付けることができる。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ガイダンス:音楽理論についての概説
楽典の基本とプログラミング言語による仕組みの理解
事前学修 シラバスを熟読し、授業概要と学習の流れを把握しておく。(2時間)
事後学修 音楽理論の要点として、授業の主題である「音楽の地域性」と「音楽の時代性」または「音楽の内側」と「音楽の外側」の意味について自分なりに考えておく。(3時間)
2 A 解説:音楽と仕組み・形式・構造
楽式などについて、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 音が心理にどのような影響を及ぼすかについて、授業で提示された資料を中心に調べておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報などを確認しておく。(3時間)
3 A 解説:音高について
周波数や音程などについて、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
旋律・和声ほか、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 音高に関する音楽心理学的な資料を調べ、授業に提示された楽曲を聴いて分析的に考えておく。また、旋律・和声に関する音楽理論的な資料を調べ、授業に提示された楽曲を聴いて分析的に考えておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報などを確認しておく。(3時間)
4 A 解説:音価について
音符や休符など、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
リズム形式など、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 音価に関する音楽心理学的な資料を調べ、授業に提示された楽曲を聴いて分析的に考えておく。また、リズムに関する音楽理論的な資料を調べ、授業に提示された楽曲を聴いて分析的に考えておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報などを確認しておく。(3時間)
5 A 解説:強度について
強弱のダイナミクスや表情・表現など、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 強度に関する音楽心理学的あるいは音楽理論的な資料を調べておく。授業に提示された楽曲を聴いて分析的に考えておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報などを確認しておく。(3時間)
6 A 解説:音色・音響のほか、音楽表現のためのデザインについて
楽器の組み合わせによるアンサンブル(オーケストレーション)や音響合成など、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 音色・音響に関する音楽心理学的あるいは音楽理論的な資料を調べておく。授業に提示された楽曲を聴いて分析的に考えておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報などを確認しておく。(3時間)
7 A 音楽ジャンル研究1:民族音楽 事前学修 事前に授業で提示された楽曲を鑑賞および学習し、その印象をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、その感想や意見を集めておく。(2時間)
8 A 音楽ジャンル研究2:クラシック 事前学修 事前に授業で提示された楽曲を鑑賞および学習し、その印象をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、その感想や意見を集めておく。(2時間)
9 A 音楽ジャンル研究3:ジャズ 事前学修 事前に授業で提示された楽曲を鑑賞および学習し、その印象をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、その感想や意見を集めておく。(2時間)
10 A 音楽ジャンル研究4:ポピュラー音楽 事前学修 事前に授業で提示された楽曲を鑑賞および学習し、その印象をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、その感想や意見を集めておく。(2時間)
11 A 音楽ジャンル研究5:現代音楽・ノイズ・即興・サウンドアートほか 事前学修 事前に授業で提示された楽曲を鑑賞および学習し、その印象をまとめておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、その感想や意見を集めておく。(2時間)
12 A 楽曲分析1:設計図としての楽典の理解とプログラミング
課題楽曲の全体的な捉え方など、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 楽典の理解についてその情報デザイン性を確認し、その印象をまとめておく。これまでの授業内容をふまえ、授業に提示された楽曲や資料について分析的に考えておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報などを確認しておく。(3時間)
13 A 楽曲分析2:情報デザインとしての録音とリスニング(聴音)
音源との比較など、楽典の理解とプログラミング言語を用いた課題の実施
事前学修 録音の聴取についてその情報デザイン性を確認し、その印象をまとめておく。これまでの授業内容をふまえ、授業に提示された楽曲や資料について分析的に考えておく。(2時間)
事後学修 授業資料の内容を整理し、関連資料を調べて理解を深めておく。授業で提示された楽曲を再度鑑賞および学習し、分析的に考えておく。また、これまでの授業内容の総括として疑問点や不明点、あるいは授業で取り上げなかったが自分の得ている情報、および全体のまとめについて確認しておく。(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

・授業でとりあげる様々な音楽ジャンルの特性について理解し、評論できる。
・音についての基本的な構造について理解することができる。
・音楽理論と人間の心理との関係性について理解することができる。
・音楽理論をもとに実際の楽曲を客観的に分析することができる。

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

○2023年度以前の入学生
修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-B-1-1】【DP-W-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 40% 70% 30% 100%
小テスト、小論文 20% 70% 30% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 70% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 30% 70% 30% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 70% 30% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

・教科書は特になし
・参考資料がある場合は事前あるいは授業内に毎回提示するので、予めそれらを鑑賞および学習した上で受講すること。

オフィスアワー

・オフィスアワーの開設時間と場所は、基本的に前期火曜日、13:15-13:45、教員室または研究室、あるいはオンライン面談で行う。なお、学内外の用務のためオフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。他の学生同士の重複を避け事前調整する必要があるため、予めメール等でコンタクトを取るようにしてください。

その他

・学修に関する到達確認および授業改善のため、アンケート形式で授業内レポートを実施することを予定しており、その全体結果についてはデータ集計してフィードバックを行う。また定期試験については、申し出があった場合に限り個別にフィードバックを行う。

・定期試験未受験の者はE評価とする。

実務経験のある教員による授業科目

音楽業界およびゲーム業界における音楽制作に関する実務経験を有する教員が本授業の指導を行う。
作曲家・サウンドクリエイターとして音楽制作業務を担当した経験を生かし、学術的な音楽的知識や教養に基づき、クリエイティブ全般に汎用する創造的思考を実践的に養う。