2025年度前期情報ネットワーク

曜日・時限 火曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング HT230702
開講学科等 総合情報学部-情報学科
教員名 久松 潤之
久松 潤之
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%b9%85%e6%9d%be%e3%80%80%e6%bd%a4%e4%b9%8b

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目的

コンピュータネットワークを設計し構築する上で基礎となる、階層化アーキテクチャの概念を習得する。コンピュータネットワークはコンピュータ同士を接続した通信ネットワークシステムである。通信ネットワークを介して情報伝送を行うためには、様々な取り決めが必要となる。これらの取り決めに関して必要とされる事柄が、階層化アーキテクチャとして整理されている。本授業では、TCP/IPプロトコル階層を上位層から学んでいく。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A ネットワークの構成要素 事前学修 ネットワークの構成要素を調べてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
2 AC 回線交換ネットワークとパケット交換ネットワーク 事前学修 回線交換ネットワークとパケット交換ネットワークについて調べ、それぞれのメリット、デメリットをまとめる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
3 AC 階層化ネットワーク 事前学修 ネットワーク階層化とは何か?階層化することのメリットは何かを調べてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
4 AC HTTP と FTP 事前学修 HTTP のメソッドについて調べてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
5 C telnet を用いた HTTP の通信演習 事前学修 telnet の特徴について調べてくる。さらに、簡単に動作確認をしてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
6 AC e-mail と DNS 事前学修 自分の計算機の IP アドレスが何か確認してくる。よく使うウェブサイトの計算機の IP アドレスを調べてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
7 C HTTPとFTPの演習 事前学修 HTTPとFTPについて復習してくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
8 AC TCP: 信頼性のあるデータ通信 事前学修 信頼性のあるデータ通信を達成するにはどのような方法があるか検討してくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
9 AC TCP: 輻輳制御 事前学修 輻輳制御とは何か、どのような方法があるか調べてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
10 C TCP の転送速度とネットワーク利用効率 事前学修 TCP のウィドウサイズの変化について、復習してくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
11 AC ネットワーク層 事前学修 2進数について復習してくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
12 C IPアドレス 事前学修 前回の授業ないようについて、復習してくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。
13 AC データリンク層 事前学修 多数の人がいる部屋で円滑にコミュニケーションする方法を考えてくる(2時間)。
事後学修 授業中にできなかったことを再実行するとともに,内容を復習しておく。授業中に指示された作業を行う(3時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

科目に関連するディプロマポリシー項目
〇2024年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
 URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/isa/cs/

〇2023年度以前の入学生
<修得する資質・能力(ディプロマポリシー)>
- 知識・理解力,応用力【DP-T-1-1】

<JABEE 学習・教育到達目標:C, 習得する資質・能力: 知識・理解: DP-T-1-1> 
(1)ネットワークの歴史とデータ通信システムを理解している。[JABEE番号:C22, DP-T-1-1]
(2)OSI参照モデル、TCP/IPモデルを理解している。[JABEE番号:C23, DP-T-1-1]
(3)アプリケーション層のプロトコルを理解している。[JABEE番号:C24, DP-T-1-1]
(4)クライアント・サーバモデルを理解している。[JABEE番号:C25, DP-T-1-1]

先修がのぞまれる科目:コンピュータアーキテクチャ
関連科目:ネットワーク応用演習

<評価基準>以下の評価項目(1)~(7)に対して、100点満点で60点以上を合格とする。
<評価項目>(対応する授業目標)[配点]…評価内容
(1)データ通信システム(1)[10]…回線交換ネットワークとパケット交換ネットワークを理解している。
(2)ネットワークの歴史(1)[10]…コンピュータネットワークの歴史を知っている。
(3)OSI参照モデル(2)[10]…OSI参照モデルを理解している。
(4)アプリケーション層(3,4)[20]…WWW、メール、FTP、DNSのサービスの仕組みを理解している。
(5)トランスポート層(2)[20]…TCPの再送制御、輻輳制御を理解している。
(6)ネットワーク層(2)[20]…ディスタンスベクター型、リンクステート型のルーティングアルゴリズムを理解している。
(7)データリンク層と物理層(2)[10]…CSMA/CDを理解している。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 0%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 100% 80% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 80% 20% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「コンピュータネットワークの構成学」村田正幸、長谷川剛著、共立出版、ISBN:9784320085862

参考書:「インターネット技術のすべて:トップダウンアプローチによる実践ネットワーク技法」ジェームズ・F・クロセ、キース・W・ロス著、岡田博美翻訳、ピアソン・エデュケーション、ISBN:4894714949

オフィスアワー

金曜日13:55-15:40 11-404号室

その他

授業の欠席回数が4回以上の場合、課されたレポートを全て出していない場合、課された小テストを全て受けていない場合、E評価となる。
レポートテストに関して、採点終了後に講評を行う。

実務経験のある教員による授業科目