1 |
AC |
授業ガイダンス(学び方)、臨床医工学とシステム工学(総論) 1)システム工学の具体例として、外科手術ロボット、中枢神経系と感覚神経&運動神経、中枢神経系のモデルと人工知能 2)システム工学の目的、評価方法 |
事前学修 |
シラバスを読み、目的、授業計画、到達目標を知る(1時間) |
事後学修 |
生体系、電気系などのシステムに関する課題を行う(3時間) |
2 |
AC |
生体とシステム工学 生体とシステム工学について説明する。 1.システムとは、入力と出力の因果関係 2.動的システムと静的システム、時変システムと時不変システム 3.モデル(いろいろな現象を電気回路に置き換える)、線形と非線形(重ね合わせの定理) 4.生体システム(血圧制御、体温調節、視線視野制御など) 5.医療データサイエンス |
事前学修 |
物事の振る舞いを入力と出力で考えてみよう(2時間) |
事後学修 |
静的と動的、線形と非線形に関する課題を行う(2時間) |
3 |
AC |
信号とシステム、極座標と直角座標、オイラーの定理(Euler'sformula)と演習 人類の至宝exp(iπ)=-1を学ぶ 1.信号とは 2.基本的な信号(ステップ信号、インパルス信号、複素正弦波) 3.極座標と直角座標 |
事前学修 |
指数関数について調べる(2時間) |
事後学修 |
極座標と直角座標に関する課題を行う(2時間) |
4 |
AC |
複素正弦波信号(フェーザ表示) 減衰振動 持続振動 発散振動) 指数関数 ネイピア数、正弦波信号とフェーザ表示について説明する。 |
事前学修 |
指数関数と正弦波について調べよう(2時間) |
事後学修 |
指数関数 ネイピア数、正弦波信号とフェーザ表示に関する課題を行う(2時間) |
5 |
AC |
動的システムとLaplace変換 変数分離形、一階線形微分方程式の解法 |
事前学修 |
部分分数展開について調べよう(2時間) |
事後学修 |
ラプラス変換、部分分数展開、一階定係数線形微分方程式に関する課題を行う(3時間) |
6 |
AC |
システムの伝達関数(入出力の関係)とブロック線図 システムの入出力(微分方程式とLaplace変換)、伝達関数とブロック線図、ブロック線図を用いた血圧調節機能、呼吸と血圧の関係、前庭動眼反射の機能を表す生体モデルについて説明する。 |
事前学修 |
フィードバックとは何か?を調べる(2時間) |
事後学修 |
ブロック線図から伝達関数を求める課題を行う(3時間) |
7 |
AC |
システムの要素と入出力の関係式 一次系(CR回路)の時間応答 1)システムを構成する要素(比例要素、微分要素、積分要素、一次遅れ要素)の基本式、伝達関数 2)動的システム(電気系、流体系、熱系)の入出力の関係式 |
事前学修 |
電気回路素子(R、L、C)の電流と電圧の式を調べよう(2時間) |
事後学修 |
電気系、機械系、熱系、流体系の一次系伝達関数と時間応答に関する課題を行う(3時間) |
8 |
AC |
一次系(CR回路)の周波数応答と演習 1)システムの周波数特性(振幅特性 位相特性) 2)回路素子(R、L、C)の周波数特性(インピーダンス) 3)CR積分回路(LPF)、CR微分回路(HPF)の周波数特性 しゃ断周波数 |
事前学修 |
周波数応答について調べる(2時間) |
事後学修 |
CR回路の周波数応答に関する課題を行う(3時間) |
9 |
AC |
伝達関数と極(安定、臨界、不安定) 1)RLC回路、質量-粘弾性の力学モデルの入出力の関係式(2階微分方程式)の導出 2)二次系の伝達関数と極 3)二次系の時間応答(振動と非振動、収束、発散) |
事前学修 |
RLC回路について調べる(2時間) RLC回路、質量-粘弾性の力学モデルの入出力の関係式(2階微分方程式)の導出 |
事後学修 |
CR回路(LPF、HPF)のステップ応答、周波数応答に関する課題を行う(3時間) |
10 |
AC |
フィルタのはたらき(時間応答と周波数応答) 1)CR回路(LPF)のステップ応答と周波数応答の関係 2)CR回路(HPF)のステップ応答と周波数応答の関係 フィルタの応用(心電図計測の雑音低減) 1)生体電気信号の振幅と周波数帯域、フィルタを用いた心電図の雑音低減 2)微分要素の周波数応答、CR微分回路の特性 3)積分要素の周波数応答、CR積分回路の特性 |
事前学修 |
CR回路、微分要素、積分要素について調べる(2時間) |
事後学修 |
CR回路(LPF)のステップ応答と周波数応答の関連に関する課題 生体電気信号 微分特性 積分特性に関する課題を行う(3時間) |
11 |
AC |
2次系の時間応答と周波数応答 二次系の時間応答と周波数応答と演習 1)RLC回路の出力に振動が発生する条件(伝達関数の極が虚数となる) 2)RLC回路の周波数応答では共振周波数で出力が大きくなる。 |
事前学修 |
RLC回路の伝達関数、応答を復習する(2時間) |
事後学修 |
二次系の周波数応答の計算課題を行う(3時間) |
12 |
AC |
システム工学の応用(信号処理) 生体電気信号の計測における雑音除去(オフセットの除去、高周波雑音の除去) 観血式血圧トラスンデューサの特性改善 システム工学の応用(除細動器の応答) |
事前学修 |
心電計、観血式血圧測定法と除細動について調べる(2時間) 単相性減衰正弦波(MDS:Monophasicdampedsinusoidal)波形 二相性切断指数関数波形(BTE:Biphasictruncatedexponential) |
事後学修 |
フィルタの応用に関する課題を行う(3時間) |
13 |
AC |
システム工学(理論、特性、制御)、学修到達度を確認する問題(小テスト) システム工学で学んだ知識は生体計測、治療機器、安全管理に応用されています。 システム工学の学修到達度を確かめる問題(小テスト)を行います。
|
事前学修 |
信号とシステム、システムの応答、応用例について復習する(3時間) |
事後学修 |
システム工学の学修到達度を確かめる問題の復習を行う(1時間) |